表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/29

プロローグ

初めての投稿作品になります。

 


 "ルナ フリージア"


  私の手元にあるのは卒業証。卒業証に記されてある自分の名前を見て感慨深い気持ちになる。私は4年間の学生生活を終え、明日からイキシア王国の騎士団として働く。



  セントラル魔法学校。それは私が4年間通った歴史ある魔法学校。誰でも入れるわけではないこの学校はとにかく超難関校。

  負けたくない人物と夢の為、無我夢中で頑張った。剣の腕も極めたし、魔法もたくさん覚えた。

  この世界において基本の四大魔法である火、水、風、地。誰もが一応4種の魔法を使う事ができるが、一人一人自分に合った特性というものがあり、その1つの特性は極められるが、それ以外の3つは簡単なものしか使えない。


  自分がどの特性であるか知るには、人差し指を立て、呪文を唱えるだけ。


  「"デクシオティス"(我の素質を)」


  呪文を唱えると人差し指のところに現れるのが自分の特性だ。火なら炎、水なら水の塊、風なら竜巻、地なら岩が。

  私の特性は水だ。初めて自分の特性を知った時とてもわくわくしたのを今でも覚えている。


  そして今日無事に卒業する事ができた。夢だった騎士団の入隊も決めて。

  ようやく私の夢への第一歩が始まると思うと胸が熱くなる。



  身納めるように部屋を眺める。


「お母さん、お父さん、私ようやくここまできたよ。

 頑張るから見守っててね。」


  幸せそうに笑っている写真の中の両親へそう告げ卒業証書を横に並べ、大切な思い出のつまったこの家を出る。


「…いってきます」


  強くなる、そして10年前のあの時助けてくれた命の恩人を見つけてみせる。




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ