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宇宙移民生活  作者: 上坂亮介
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プロローグ


 人よ今一度、夢を見よう


人が増えすぎた近未来、一時は下火になった宇宙移民の熱は上記のようなキャッチコピーと共に

再び人を燃え上がらせた。


終わらぬ紛争、止まらぬ人口増加、増えすぎた人間は資源を奪い合い争い搾取し

一方は疲弊し諦めふさぎ込みあらゆる進化が頭打ちを見せた世界…


それならばとある大国が作り上げた超大型宇宙移民艦「羅号」と共に宇宙へ飛び出そう!と

その移民艦の立案者は語った。


「宇宙には莫大な資源がある!しかしそれらを地球に持ち帰る事ばかりを考えても仕方がない!

何故なら!持ち帰った資源をまた人々はむさぼりあうだけであるからだ!

人よ!資源!緑!土地!食料!すべてが豊かな新天地に新しい「国」を作るじゃないか!」


一昔前ならば一笑に付されていたそれは過去の先人たちが地道に行っていたテラフォーミングのおかげで

いくつかの惑星がすでに移住可能になっていた事で俄然現実味を帯びてきていた。


酸素がある。緑がある。食料がある。テラフォーミングに使われたある程度の文明的な利器がすでに現地にはあり

すでに生活ができることが保証されている。

足りないのは「人」ただそれだけであるのだと。

一部の人々から燃え上がる熱気は瞬く間に多くの世界中の人々に伝わり…


今世界で初めてともいえる億単位での宇宙間移民作戦は始まろうとしていた。

そこに当然のように一部の人間の悪意を載せて。

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