表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/34

昼休み


―屋上―


キ~ンコ~ン

カ~ンコ~ン


松野

「これからの学校生活……」


栗原・石神

「…………」


松野

「なんだか楽しくなりそうだね。」


石神

「正気の沙汰じゃない……」


松野

「でも、樫崎(かしざき)教官よりはマシだと思うけど。」


栗原

「樫崎教官よりはっていうのがなぁ……」


石神

「やはり真里子いったくだったわけだが、なにゆえに真里子は我々の担任を拒んだのかが我にはわからぬ……」


栗原

「クラスのやつの話だと、富先生は今回どこのクラスでも担任やってねぇってさ。」


松野

「たしか副担もだよね。」


石神

「ふんっ……二人に言われんでもその程度の情報はすでに収集済みだ。だからこその疑問なのだよ。一体、真里子になにがあったのか!」


栗原

「てか、そのまえにその呼び捨てなんとかならねぇか?」


石神

「僕の女を呼び捨てにしてなにが悪い。」


栗原

「誰がお前の女だ。誰が。」


石神

「真里子に決まっているだろ。常識的に考えても明白なことだぞ?」


栗原

「お前、洒落にならないほど気持ちわりぃよ……」


愛川

「たしかにねぇ……気持ち悪いわ。」



石神

「…………」



愛川

「あとさ、その富先生ってなんの科目担当してんの?」


石神

「ぎょわあああああああああああああっ!!?」


愛川

「2回もうざい……つーか耳元で叫ぶな。もし鼓膜破れたらアンタの貞操もらうからな。」


石神

「すいません!ごめんなさい!許してください!」


愛川

「嫌なのかよぉ。」


石神

「嫌ですよ。だって、母ちゃんに奪われるようなもんですよ。先生に奪われたら。」


愛川

「アンタの母ちゃんいくつ?」


石神

「30で僕を生んでるんで、今は45です。」


愛川

「ハハハハ、アタシと一回り以上も離れてるじゃん。ぶっ殺しちゃうぞ☆」


石神

「目が笑ってないのですが……あれ?僕死んじゃうの?バットエンド?ロリハーレムは?あれ~?」



栗原

「で、先生はなにしに来たんだよ。」


愛川

「あ~なんだっけ?」


栗原

「知らねぇよ……」


愛川

「ん~となぁ……ちょっと待てよ……あ~でかかってるんだけど…あ~と、え~と、たしか……そう……あれなんだよなぁ。あれ。え~ほら、そのぉ……なんだっけ?」


栗原

「だから知らねぇって!つか、なんも出かかってねぇじゃねぇかよ!」


愛川

「いや、じつは富真里子の話を聞きに来ただけだけどね。」


栗原

「わかってんじゃん……」




評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ