出逢い
私はとても可愛い15才のピチピチで純情な女子高生。
実際は16才だけど15才の方がしっくりくるというか、キリがいいというかなんかまだ何も知らない純粋で無垢な可愛い女の子!って感じがするので15才にしておきます。
というわけで、そんな可愛い15才の女子高生こと私が、現在進行形で思春期真っ只中の女に飢えた野獣こと男子高校生(複数)に襲われかけています。
私
「キャァァァーーーーーーッ!!!ヤメテェェェーーーーーーーッ!!!」
男子一同
「…………」
栗原
「……いや、あんた誰だよ。」
私
「…………」
男子一同
「…………」
私
「やめて!伸男!」
栗原
「は、はぁ!?伸男!?」
私
「あなたは、こんな可愛い幼馴染を傷つけるの?酷いわ!酷すぎる!」
栗原
「いや、俺は『太郎』って名前だから。伸男じゃないから。」
私
「伸男、私の目を見て……あなたはそんな人じゃない。」
栗原
「聞いちゃいねぇ……」
松野
「……ね、ねぇ、太郎。キミの知り合いかい?」
栗原
「しらねぇよ。会ったのも初めてだ。」
松野
「だって、キミのこと……」
栗原
「いや、アイツ『伸男』って言ったからな。名前を間違える幼馴染なんか聞いたことねぇから。」
松野
「…………」
松野
「実は『太郎』じゃなくて『伸男』の可能性は……」
栗原
「お前が馬鹿だということは知ってる。だからもう喋るな。」
私
「またそうやって私を竹男と取り合う……本当に相変わらずね。」
栗原
「……アンタ、本当に誰だよ。」
松野
「僕、竹男だったのか……」
栗原
「だから、お前は黙ってろっ!!!」
私
「やめて!喧嘩しないで竹男と伸男!」
栗原
「ちげぇって言ってんだろ!!!収拾きかねぇなおいっ!!!」
私
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!伸男に犯されるぅぅぅぅぅぅっ!!!」
栗原
「触ってもいねぇのに!?」
私
「……あ~、じゃあ眼力で犯したというていで。」
栗原
「は?」
私
「キャァァーーーーーーッ」
栗原
「いや、今のなんだよっ!?」