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call  作者: 水居
昔語り
1/11

天狐

 

 『東邑史』に曰く、遠く南海の果て、千山越えまた千山のちに彌なる山あり。

 その山の(いただき)に九尾生う妖狐棲まう。

 九尾その一尾一尾に九霊宿しこれを(したご)う。

 妖しの狐、(ほむら)吐き風雨に戯れば、天を駆けまた空に遊ぶ。

 (たえ)なる姿なれば人を(ばか)し、麓の人これを畏れ懇ろに祀る。

 天より()でし化生(けしょう)なれば、人これを“天狐”と呼ぶ。


 (『行空記』「狐人抄」より)

 

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