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時空 まほろ 詩集 言の葉の時風たち

祈りの鶴よ羽ばたけ。

かつて、少女は自分の病状が良くなるように薬の包みで鶴を折った


そして現在


少女の思いは受け継がれている


千羽鶴を折る人々は


願いを込める


それは、時と場合によるけれど


願いと思いは一緒


今日という日に折られる鶴は


一枚の紙から


丁寧に


思いを込めて


折られる


『平和』


どうしてこうもたった二文字のこの言葉が


叶わないのだろう


悲しいけれど


わたしたちは諦めない


鶴を折ろう


たった一羽でもいい


祈りの鶴を折ろう


あなたの思う形で


色で


願いで


不器用でもいい


祈りの鶴を折ろう


この鶴たちが


いつか空を舞う日が


来ることを願って……



お読みくださり、本当にほんとうにありがとうございます。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 広島で原爆被害を受けた方々にお祈り申し上げます。
[一言] 本当にそうですね。 昔この子のお話を英語の授業で知りました。 今も願いは届かないのが切ないですね。 読ませていただきありがとうございました。
[一言] ありがとうございます  詮無くも吊るす今日の日祈り居り  せんなくもつるすきょうのひいのりおり  m(_ _)m
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