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第283話 なに隠してるの?

「前回のクイズの答えは『◯』だ!」

 そのまま俺たちは特に会話をしないでみんなのところに戻った。

 みんなは俺たちと違って、元気そうだった。


 「おお、おかえり、どうだった?」


 なぜか口のまわりに白い粉がついてる前崎先生が相変わらずの笑顔で訊く。

 多分、この白い粉は塩だと思う。

 なんで塩がこんなに口のまわりについてるかはわからないけど。


 「いやー、楽しかったですよ! 康輝くんとしりとりしながら歩いたんですよ!」


 さっきまでのことが嘘みたいに、ひなたさんは前崎先生に負けないくらいの声量で言う。


 「ひなたちゃん! ニジマスの掴み取りもあるみたいだけどやる!?」


 いつもとは口調が違う美月が来る。

 声の高さは同じだけど。


 「あ、やりたい! ニジマス触ってみたいな!」

 「じゃあ行こうよ! こっち!」


 言い終わると同時に、美月ほひなたさんの腕を掴んで走り出す。

 みんな元気そうでなにより……。


 「……で、二人でなにしてたの?」


 背後から急に声がした。

 あんまり驚かなくて、振り向くと水麗がいた。

 ……機嫌悪いの? なんかムスッとしてるよ?


 「なにって……。ひなたさんも言ってたけど? しりとりだよ」

 「大物女優と二人でいてしりとりなんかする?」

 「す、するだろ! ってか、その言い方、しりとり好きへの冒涜じゃないか!?」

 「……嘘でしょ。しりとりなんかしてないよね?」


 なんでわかった……?

 俺、そこまで演技力ないわけじゃないよ?

 ひなたさんに関しても、演技のプロだよ?


 「なに隠してるの?」

 「か、隠してないけど……」

 「ひなたさんのさっきの言葉、どっからどう聞いても嘘だよ?」


 いや、どっからどう聞いても本当でしょ。

 さっきも言ったけど、ひなたさんって演技のプロだよ?


 「冬乃ちゃんと同じだった。自分を偽ってる感じ」


 冬乃……?

 水麗のこの言い方、こいつ冬乃が自分を偽ってるってこと知ってる感じだよな?

 なんで水麗が知ってるんだ?


 「……なんで冬乃が出てくる?」

 「わかるよ、冬乃ちゃんの言葉のところどころから感じるもん」

 「……わかってたんだな」

 「私のこと、なんも考えてないただの元気キャラだと思った?」

 「……正直思ってた」

 「……まったく、1年以上一緒に生活して、同じベッドで寝てたのに……」

 「最後のは関係ないだろ」


 それより、水麗もそういうキャラだったんだ。

 こいつのせいで、この世にいる元気キャラ全員が本当のキャラ隠してるとしか思えなくなってきた。


 とにかく、今はこの状況だな。

 水麗も俺のこと睨んでるし、どうしよう……。

「我が呑気にニジマスの掴み取りなんかしようとしてるときに、なんか気まずい空気になってるな……。大丈夫か? ではクイズだ! 『康輝の母親と父親、どちらが再婚した?』。作者から伝言だ! 『作者の学年末考査が近いので、3月上旬〜中旬まで活動をおやすみさせていただきます』。へー……」

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