第372話 みんな誘うか
「前回のクイズの答えは『3回』だ!」
さてと、とりあえず大雅から誘うか。
大雅からいつでも予定空いてそうだし、簡単だな、きっと。
そう思って大雅に、美月に送ったメールと同じ内容のメールを送る。
その間に次は皆嘉に送るか。
で、その次に海波、冬乃、白斗。
あとついでに前崎先生。
その順番にメールを送ると、大雅から返信がきた。
『キャンプ飯美味そうだから行く』。
……まぁ、美味しいよな、キャンプ飯。
決して『みんなと楽しい思い出をつくる』が目的じゃないのが大雅らしい。
次に海波から返信がきた。
『楽しそうですね! ぜひご一緒させていただきます!』。
丁寧に言うな……。
俺だったらこんな丁寧な表現しないと思う。
『はい! 一緒に行きたいです!』って言うと思うよ、俺は。
『一緒させていただきます』ね……。
さすが海波、皆嘉の義妹だけある。
……関係ないか。
次は前崎先生から返信がくる。
『石川ひなたが来るのか!? じゃあ行く! 絶対行く! 石川ひなたの分奢るから行く!』。
……奢るのかな?
奢るなら俺も奢ってほしいんだけど。
そんなわがまま言えないか。
ってか、みんな返信早くない?
みんな暇なの?
せっかくの夏休みなのに。
次は白斗から返信がくる。
『暑くてうるさそうだからいい』。
こんな断り方するんだ……。
ちゃんと理由つきで答えてくれてるからパーフェクトな答えなんだとは思うけど。
白斗一緒に行かないのか……。
もったいないな……。
次は冬乃から返信がくる。
『え、マジ!? 行く! 絶対行く!』。
なんか前崎先生みたいだな。
あの二人って結構似てるよね。
元気キャラだし、キャラ隠してるし、無理して笑ってるし。
あの二人も大変なんだろうな……。
次に皆嘉から返信がくる。
『あー、行かせてもらおっかな、楽しそうだし』。
うん、皆嘉は来てくれるみたいだ。
俺も皆嘉のこと好きだから、一緒に来てくれるのは嬉しいな。
『好き』って恋愛的にじゃないよ?
友達としてだよ?
あいつキャラ薄いように見えるけど、意外と面白いやつなんだよ。
これで全員からの返答は来たな。
あとはこのことをひなたさんに伝えるか。
8人行くんだよな。
ひなたさん含めると9人。
……こんな大人数になっちゃって大丈夫かな?
「キャンプ楽しそうだな! 皆……っていうか、ひなたちゃんとキャンプ行けるの楽しみだ! ではクイズだ! 『康輝と石川ひなたが初めて会った場所はどこ?』。これが始まりだったのか……」




