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第255話 男飯?

「前回のクイズの答えは『ダンス部』だ!」

 みんながシャワー浴び終えたときには、もう俺たちで焼きそばを紙皿に盛ってた。

 普通に……って言ったらよくないよね。ま、美味しそう。


 「おーい、俺こんなのも買ってきたんだぜ!」


 前崎先生が袋の中に手を突っ込みながら言う。

 さっき俺たちで買ってきたやつだ。


 前崎先生はその中からなにかいろいろと出した。

 黒胡椒、七味唐辛子、ハバネロソース、醤油、ニンニクソース。


 ……こんなん買ってきたっけ?


 「これで男飯つくれるぞー! つくるって言っても簡単だ! 焼きそばにいろいろかければできる!」


 マジかよ……。

 焼きそばに醤油とか塩分過多な気がする。


 ま、まぁ食べてみないとわからないからな。

 なにごとも見た目とかイメージで判断しちゃダメだ。


 元貧乏人として、なんでも食べなきゃな!


 「せ、先生! それやってみたいです!」

 「おー! 康輝ノリいいな! 一緒にやろうぜ!」

 「……なんでも調味料をかければ美味くなるってわけじゃないんだぞ?」


 白斗から冷静なツッコミをもらう。

 白斗からツッコまれたらもう終わりだと思っていいのかな?


 そんなことを考えながら、俺の皿に盛られた焼きそばにハバネロソースをかけてみる。

 みんなはそれをガン見してる。


 ……あ、白斗は『なにバカなことしてるの?』みたいな目で見てる。

 白斗、それは俺の精神がダメになるからやめてくれ。


 ハバネロソースをある程度かけたら、次は醤油をかける。

 茶色がさらに茶色になっていく。


 その次はニンニクソース。

 においでもう美味い。


 それを割り箸である程度混ぜて、最後に黒胡椒と七味唐辛子をふりかける。


 あー、うーん……、見た目……。

 いや、見た目で判断しちゃいけないんだ!


 俺は『いただきます』って言って一口食べてみる。

 そんな俺を、みんなは相変わらずの表情で見てる。


 ……。……? ……!

 なんだこれ!


 味がめちゃくちゃだぞ!


 「で? どうだ? 俺の男飯!」

 「た、例えるなら『美月の料理』です……!」

 「ほぅ、というのことは、かなり美味いということだな」

 「そ、そこは俺のリアクションで判断してくれ……!」

 「ということは、『不味い』ということではないか! お主失礼だぞ!」

 「だって本当にそうだもん!」


 俺たちが大声で話し合ってる間に、皆嘉が紙コップにコーラを注いでくれて、それを俺に差し出してくれる。

 水じゃなくてコーラなのが助かる……。

 今は味が濃い飲み物を飲みたい。


 俺はそれをがぶ飲みする。

 けど、まだあの味は俺の口の中に残った。


 ……美味いものに美味いものを足しても美味いものにならない、ってのは自分の身体を使ってわかったよ……。

「まったく、康輝のやつ失礼だな! 我がつくった別のところでつくった『ダイオウグソクムシのラーメン』はかなりよいできだと思うのだが……。それと、作者から伝言だ! 『作者の定期考査が無事終了しましたので、今日から投稿を再開させていただきます。これからもよろしくおねがいします』。へー、『無事』か……。ではクイズだ! 『水麗の旧姓は明かされている。◯か✕か』。また◯✕……」

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