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第24話 遊園地に行こう ~お化け屋敷 後~

今回もホラー要素あります!

苦手な方は注意してください!

 俺らはとりあえず扉を開ける。


 「え!? 開けるの!? 開けちゃうの!?」

 「ここしか行く場所がないしな」


 水麗がなんか言ってるけど俺は部屋の中に入る。


 部屋の中央には机があり、それの上日本人形が一つ置いてあった。


 「これを貯金箱に入れればいいんだろ?」


 俺が日本人形を取った瞬間、『()ったね……』って少女の声が聞こえた。


 当然水麗は何か叫んでいる。


 「……あ、大雅。俺が懐中電灯持ってるからお前が人形持つか?」

 「いや、人形持ってると破壊したくなるからいい」


 ……こいつ、怖ぇ……。


 「じゃあ美月が持つか?」

 「お! 我が持ってよいのか?」


 美月はなぜか目を輝かせる。

 ……こいつ、生物だけじゃなくてホラーも好きなのか?


 とりあえず俺は美月に日本人形を渡す。

 美月はめっちゃ嬉しそうに日本人形を眺める。


 「ありがとう!」


 なぜか美月は俺に礼を言う。


 そして、俺らの前に道があることに気づく。

 俺らはその道を進む。


 「これいつまで続くの……!?」

 「知らん、まだ怖い要素ないし、まだまだあるんじゃないか?」

 「怖い要素あったよ!」


 水麗が、美月の持っている日本人形を指しながら叫ぶ。

 美月は、買ってもらったおもちゃを見ている子供のような目をしている。


 しばらくして再び『タッタッタッ』という音が聞こえる。

 ……この音、また俺らのことを誰かが追いかけてるんだな……


 俺は後ろを懐中電灯で照らす。


 すると、今度は血まみれのナイフのようなものを持った一人の少女が俺らのことを走って追いかけてきていた。


 「おお! こいつも速いな!」

 「だから逃げようよ!」


 俺らは全速力で走り出す。

 ……水麗と美月をおいていってしまった……


 まぁ、別にあいつらは追いつくだろう。

 俺らの前に、扉があったからだ。

 しかも、開かない。


 「何止まってるの! 逃げようよ!」


 お、水麗と美月が追いついたようだ。


 「開かねぇんだよ。……壊していいやつか?」


 大雅が拳を前に出す。

 早く開けないと本当にこいつ、扉壊しそうだ。


 ……ん? 扉の横にくぼみと箱がある。

 しかも、くぼみは懐中電灯がすっぽり入る大きさだ。

 俺はその中に懐中電灯を入れ、美月から日本人形をもらい、それを箱に入れる。


 すると、扉が開いた。

 俺らは外に出た。


 俺らがそこを出ると、扉が閉まる。


 「いや、走ったから暑いな。飲み物買ってくる」


 大雅はそう言い、どこかへ行く。


 「怖くて面白かったのう!」

 「怖かったよ!」

 「確かに怖かったな。最初に女が二人追いかけてきたところとか……」


 俺が言うと、水麗と美月は目を大きくして俺を見る。


 「お兄ちゃん……何言ってるの……?」

 「最初女は……」


 「「一人しかいなかったよ?」」

はい、オチがホラーのよくある展開でした。

……怖かったですか?


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