第151話 二日目目、終わり
「前回のクイズの答えは『風崎』だ!」
二日目も美月のところと冬乃のところに行った。
また美月といっぱい話した。
そしてまたからかわれた。
冬乃は相変わらず接客してた。
暇そうだった。
そして、とある人からメールが来た。
『お化け役、お疲れ様です!』って。
石川ひなたさんだね。
『仕事で前半しかいられませんでしたが、楽しかったです!』
忙しい人だな、石川ひなたさんも。
女優ってやっぱ大変なんだな。
俺には無縁だからわからなかった。
「――あ、またメールしてる」
水麗が俺のスマホ覗く。
「お兄ちゃんもすごい人ですねー、超大物女優とメールするなんて。ってか、そもそもよく会えたよね」
「運がよかっただけだ。しかも、最悪の出会いだったし。ナンパしたやつが超大物女優って、あんまりないだろ」
「そうだね。……あとさ、ショッピングモールでは顔隠してなかったんだよね?」
「ああ」
「なんでだろうね」
確かに、なんでだろう。
あのときはまだ女優じゃなかったのかな?
……それは考えられないな。
急に超大物女優になったとは考えにくい。
……ちなみに超今更だけど、今は帰り。
もう文化祭で終わった。
今日は水麗と二人で帰ってる。
他のやつらはなんか用事があるらしくて先に帰った。
俺と水麗は居残りで掃除してた。
段ボールとか片付けてた。
委員長は水麗に『よいストーリーをつくっていただき、ありがとうございました!』って言って、俺には『あ、いたんですか。片付けお願いします』って言った。
対応の違いが酷い。
「帰ったら何する? 勉強?」
「勉強か……、そんの気力ねぇな……」
「じゃあゲームでもするの?」
「いや、ゲーム飽きた」
「えっ、マジ!? 私と会ったばっかのときは結構ゲームやってたのに……」
そうだっけ?
……確かにそんな気がする。
しょっちゅうゲームやってた気がする。
『ゲーム楽しい』って思ってた気がする。
でもあれ、数週間やると飽きるんだよね。
指の動きとか覚えちゃったし。
新しいゲーム買うほど、ゲームやりたいわけじゃないし。
「ま、俺には合わなかったんだ。それより腹減った。帰ったらなんかつくってくれるか?」
「うん! 最近野菜炒めつくってないから、それにするか!」
「ああ、ありがとな」
水麗の料理は毎日食っても飽きないんだよな。
ってか、なんで水麗あんなに料理上手いんだろう……。
マジで今度、料理教えてもらおっかな……?
「はや! 二日目終わるのはやすぎるだろ! え、もう終わり!? 学園祭終わり!? ……まぁ、いいや。そして石川ひなた……、あやつまた康輝にメールしてる……。ではクイズだ! 『石川ひなたが初登場したのは第何話?』。最近こういう系のクイズが多い気がする……」




