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第147話 美月の出し物の感想

「前回のクイズの答えは『3日目』だ!」

 「……お兄ちゃん……、すごかったね……」


 一年二組から出てきた水麗。

 最初に出てきた感想が『……お兄ちゃん……、すごかったね……』。


 確かにすごかった。

 色々な意味で。


 「お兄ちゃんは美月ちゃんに相手されてもらってたね……」

 「ああ……、結構つらかった……」

 「私、なんか無理矢理膝枕やられたんだけど……」

 「俺も危うく膝枕されるところだった……」


 そんな会話をしていたら、皆嘉が出てきた。

 めっちゃげっそりしてる。


 「皆嘉、お前は何させられた?」

 「膝枕、強引にされた」

 「……つらいよな……」


 しばらくあの教室には近づかないようにしよう。

 ……隣が俺たちの教室だから、どうしても近づいちゃうけど。


 それより冬乃のとこだ。

 そこに行こう。


 「なぁ、次冬乃のとこ行こうぜ……」

 「うん……、キャバクラじゃないことを祈ろうね、お兄ちゃん」


 本物のキャバクラもこんな感じなのかな……?

 いや、もっとすごいことしてるんだろうな……。


 隣の教室が、冬乃がいる三組。

 看板には『祭処』って書いてる。


 『まつりどころ』って読むのかな?


 そんなに並んでなかったから、すぐ入れた。


 ……『人気がない』ってことじゃないよ?

 ただ美月のとこのほうが人気すぎるだけ。


 中は結構暗くなってて、ちょうちんとかで明るくなっていた。

 なんかヨーヨー釣りとか、くじ引きとかある。


 「あ! いらっしゃいませ!」


 中に入った瞬間、冬乃が俺たちのところまで来た。


 「当店初めてのご利用ですか?」


 うわぁ……さすがラーメン屋の娘。

 スラスラ言葉が出てきてる。


 「あ、はい」

 「そうですか! ご利用ありがとうございます! 当店、夏祭りのような雰囲気を楽しむことができます!」


 夏祭りか……。

 ……そういえば冬乃と夏祭り行ったことなかったな……。


 なんか冬乃と一緒に行ったら楽しそう。


 「何かご不明な点がございましたら、近くにいるスタッフにお声掛けください!」


 冬乃はそう言う。


 ……うん、なんだろう、この時間。

 沈黙。


 「じゃ、じゃあ……どこから行く……?」


 何すればいいかわかんないから、水麗と皆嘉に訊く。


 「くじ引きでは、ハズレなしで景品が当たりますよ!」


 めっちゃ笑顔で教えてくれる冬乃。

 これが営業スマイルか……?


 まぁ、楽しそうだからやってみよ。

「はぁ!? なんかすんごい言われてるんだけど! 私はただみんなに従っただけだからね!? 学校に来たら、なんか勝手にキャバクラになってただけだからね!? じゃあクイズ! 『体育祭の最後の競技は?』! わかるよね!? 私は出てなかったけど!」

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