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プロローグ どこかの世界の偉そうな男

自分の好きを詰め込んだ友情物語はじまります。

 おいお前、なんなんだ一体。そんな辛気臭い顔をして。


 学校が嫌だ? 友達とうまくいかない?

 なるほど、よくある若者の悩みだな。


 ん? なんだ、怒っているのか?……はいはい、俺には縁のないことなのによくあるなんて言って悪かったよ。


 まぁ、俺のことはお前をいじめる友達以上に嫌なやつだと思っといてくれ。

 別に俺はお前を慰めたり一緒に怒ってやる気はないからさ。


 だって俺にはなーんにも関係ないんだから。


……ふむ、でもそうだな。もしお前がこちらの世界で人生をやり直したいと思うのなら手引してやらんでもない。


 こっちの世界ならお前も次は楽しく過ごせるかもしれないしな。


 では、俺はもう行くから。


 もし新たな人生を望むなら次の嵐の晩、ちょうど時計の針が12時を指す頃に外へ出てみろ。


 嵐がお前を俺の世界へ飛ばしてくれるだろう。

 そして、目が覚めたら第二の人生スタートだ。


 え? そこなら本当に楽しい人生が送れるのかって?


 ふん、疑り深いやつだな。まあいい。

 そうだな……ではこうしよう。


 次の人生の中で、奇跡的に俺に会うことができたのなら、その時は特別に友としてお前のことを迎え入れよう。


 俺の友になれば永遠に楽しませてやる。

 まっ、俺に簡単に会えるとは思うな。


 ヒントをやろう。シルリヤ=ヴァ=ウィンドという名を覚えておけ。俺の名だ。


 俺の国に来たら人生がつまらんとは言わさんぞ。


 では――またな。

ここまでお読みいただきありがとうございました!

1話は来週の同じ時間に投稿します。

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