表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/2

AzAMiA


狭いアパートの一室。そこでは一人の男が液晶画面へと視線を向けていた


『今日の午前1時30ごろ、青海区せいかく西の路地裏で、黒い服をきた外人と見られる男たちが拳銃を所持した状態で倒れているのが発見されました。

都市治安維持団体『BCD』による見解では、何らかの事件が発生したものと発表されました。

詳しくは特・情報機密指定に当たると言われ、マスコミ界では注目を集めていーーーーーーーープッ』


「はぁ……………やっぱ()()()、特情報機密指定のクソ面倒くせぇやつだったのか…………いっそのこと今すぐ渡しにいけば………いや、駄目だろうな。説明とかしなきゃいけなそうだし。面倒くせぇし……………はぁ、どうしてこうなったんかなあぁぁぁ」


やけにテンションの高いアナウンサーが映る映像結晶板を消し、そうぼやきながら俺は今までのことをふと振り返っていた。



ーーー



魔術と異能と科学の融合都市、通称『AzAMiA(アズミア)


神代の時から常に発展を続けている超未来都市にして、神や悪魔、天使の力とされる魔術や異能を使うことの出来る者たちがあつまる都市。

それがAzAMiAだ。


そんな都市に俺が来たのは、クソジジイ(親父)のせいだった。

なんでもこの都市に位置する『ClariS(クラリス)』といさいう学園に知り合いがいるらしく、そいつに会うために学園都市に来連れてこられたのだ。

そして現在。

何故かその学園に編入させられることになった俺は、寮の部屋があくまでクソジジイから渡された金を使い、俺は編入日までネカフェで過ごしていたのだが……………昨日外出すると、突然空からこの女が降ってきたのだ。


いや、何を言ってるのか分からないかも知れんが俺もよく分からん。


しかし事実だ。


それから更に黒服に追っかけられるは拳銃向けられるは唐突にキスされるわで………もう何がなんだか分からん。


しかもそれが特情報機密指定級のやばいやつとか………やってらんねぇ

まぁもう乗りかかった船ならぬ乗り込んじまった飛行船だからどうしようもないんだが………


はぁ………と俺は何度目かのため息をつく。チラッと視線を向けると、そこには今の俺の気も知らないであろう、幸せそうな顔でむにゃむにゃと俺の膝にのる女がいた。


てかこの女、ほんと顔だけはいいんだよな、さっき帰宅したときなどネカフェの女店員に「誘拐ですか?」と疑われたほどだ。

まぁそのあと「半分冗談ですけど」と言っていたが、、、っか半分は本気だったのかよ!


そんな風に考え事をしていると、「んっん」という声を出しながら体を起こし始めた女。


そいつは目を擦りながら視線を彷徨わせると………俺の方にぐるんと首を回し


「だーりんっ!」


そう言って、俺は抱きつかれたのだった……………って、



は?


ほいっ、良かったら評価お願いしまっす!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ