1.空から舞い降りるは少女
短めです。あとでかさ増し…………(;・ω・)ゲフン
追加するかもしれません。
繁華街の路地裏、そこで謎の少女を抱えた俺と、黒服の男たちが鬼ごっこを繰り広げていた。
「はぁぁ………………なんなんだよこいつらは」
俺はそう毒づくと、自分の手に抱えられた少女を見つめる。
この国では珍しい銀髪、そして人間離れした美貌。
それは狙われるのも無理はないといった姿なのだが、別に俺はなんとも思わない。
つか、いきなり空から降ってくるわいきなりキスされるわ、挙句黒服の男たちと鬼ごっこになるわ……………どちらかといえば疫病神だ。
じゃあ見捨てればいいと思うかもしれないが、それは俺の美学に反する。
『ノブレス・オブリージュ』
何らかの力を持つものには、それに見合う義務が強制される。
素質、力、知力、財力、権力など力とは様々だが、俺にもその『力』がある。
それを無視して力だけを振るうことも出来るだろうが、それはいつか自らの身をも滅ぼすことになるだろう。
だから俺は、自身が救える者を全て救うようにしている。
まぁ流石に無理だと思ったものは諦めるが。
そんなわけで、どうやら追い詰められたらしい俺は、黒服の男たちに銃を向けられ囲まれた。
「Tag is over. Hand over the witch quickly!」と、よく分からん言葉で話す黒服A。
そう、先ほどから言語が通じない奴らに追いかけられていたせいで、余計状況が理解出来ないのだ。
そのため、もしこの少女が国を壊滅させた極悪人だろうが悪徳政治家の娘だろうが俺には分からない。
だから俺は、この状況でどちらに手を貸すかは視界の情報に頼るしかないのだ。
とりあえず、手を曲げて首をかしげ、?
というポーズをする。
すると相手の神経を逆撫でしたのか、頭に青筋を浮かべ
「Shoot it! Don't kill the witch!」とリーダー格っぽい黒服が言い、それに合わせるように黒服たちが一斉に拳銃の玉を放つ。
そんな状況で俺は腰から迷わず長鎖2本を抜き…………全ての弾丸を撃ち落とす。
「What!What the power!」と、男たちの声が響き渡る。
それはきっと、驚愕の声だっただろう。大体みんな、最初は俺の『力』を見ると同じ反応をする。
何故かいつもの2倍以上の力を感じながら、俺は男たちに向かって一斉に鎖を打ち付けたのだった。
後にこの路地裏は『魔の13路地』と言われ、外人に恐れられたとか。
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また明日は例のやつ書きます。