登場人物
ジェニファー・アンティエーヌ=ド=ヴィコルト (13)
本作の主人公。フランス系イギリス人。生粋の貴族の家に生まれる。しかし、ある事情で母のいない子供として、祖母であるソニア=ド=ヴィコルトに育てられる。
巻き毛の美少女。
フランソワーズ=ド=ヴィコルト (29)
主人公の生みの母。アメリカで、世界中から妖精と謳われる女優になった。アメリカでは、アリアン・リンディア=バーグという名前で生活している。
おじいさま (57)
名前は今回は非公開。主人公の祖父。驚異的な美貌の持ち主で、外見はどうみても30代前半から、20代後半。見る人によって大分印象が違うので、実年齢が全く予想できない。社交界での異名は、”漆黒の審判者”もしくは、”闇夜の伯爵”と呼ばれている。
超天才で、暇に喘いでいる。
サムシード=デビアス (47)
ヴィコルト家の執事。黒髪でミステリアスな美貌の、完璧な人。何故か、主人公には意地悪な一面を見せるが、本当は礼儀正しく思いやり溢れる、孤高の人。
ユーリー(ユリアス)=ド=ヴィコルト (24)
おじいさまの後を継いで、正式なヴィコルト家の当主になったのが、五年前。
ジュリアス=ド=ヴィコルト (40)
ヴィコルト家の本来なら当主になるはずだった。天才画家であるが、知的に軽い障害があるため、存在そのものを隠されてきた。妻のリデルとは年齢的には10歳しか年が離れていないのだが、外見が異常なほど若いので(遺伝)、20歳前後のタイムラグがある。そのため夫婦そろって、伯爵家の権力で世間的に隔離されてきた。
ローリー(ロザリア)=ケント (30)
アリアの親友で、腕利きのマネージャー。