テキトーに返信
ブーッブーッ
お風呂上がりのパンツ一丁の姿で、頭にタオルを巻きながら部屋に戻ってきた早瀬の元に、メッセージが届いていた。
夜の窓には自分の体がくっきりと写っていた。
もともと細身な体型だが最近筋肉がついてきていて見栄えは良い、と自分では思っている。
やっているアルバイトのお陰だろうか。
ブーッブーッ
様々なものが置いてある勉強机の上で再び携帯がなった。
いい加減見るか、と思い机のまで行くと。
ブーッブーッ
新着メッセージ 4件
とディスプレイには写し出されていた
なぜ今日はこんなにメッセージが届くのだろう。
不思議に思い内容を見てみると、今日作られたグループからだった。
白藤[明日の放課後皆で遊ばない?]
黒尾[いいよーっ(^3^)/]
新井[私もいいよ!]
白藤[あれ、早瀬は?]
とゆう会話をしていたようだ
それを読み、明日は確かバイトも休みだったなーと思い参加することにした
早瀬[行けたら行く]
あくまで明日の気分次第で変えられる保険をかけといた。
というか高校に入ってから女子と遊びにいくのは始めてだ、どーすればいいんだろう
そういった一抹の不安を抱きながらベッドに入り眠ろうと試みた
緊張をしているのか、なかなか寝付くことが出来ずに15分ほど経過したとき
ブーッブーッ
またメッセージが届いた
先ほどグループの通知をオフにしたから今度は個人で送られてきたのだろう
そうすると見るしかなくなってしまう
真っ暗な部屋のなか手探りで携帯を探すがなかなか見当たらない。
そんな中また携帯はバイブレーションをし通知を知らせる
そういえば机の上に置いたまんまだった。
それを思いだし、一度部屋の明かりをつけた
急に明るくなったことにより目が慣れていない
しばらく視界にもやがかかった状態でしばらくボーッとしていたのか、急に睡魔が襲ってきた。
睡魔と戦いながら机まで行き携帯のディスプレイを見る、くだらない内容なら返信をしないで寝よう、そう決め内容を確認すると
白藤[明日絶対来いよ!]
黒尾[明日一緒に遊んだときどーしよう!フォロー頼んだぞ!!]
俺はベッドに横になり、明日雨降らないかなーと願いながら意識が遠ざかっていくのを感じていた。