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想い残り。  作者: 吉木紀行
8/12

テキトーに返信

ブーッブーッ


お風呂上がりのパンツ一丁の姿で、頭にタオルを巻きながら部屋に戻ってきた早瀬の元に、メッセージが届いていた。


夜の窓には自分の体がくっきりと写っていた。

もともと細身な体型だが最近筋肉がついてきていて見栄えは良い、と自分では思っている。

やっているアルバイトのお陰だろうか。



ブーッブーッ


様々なものが置いてある勉強机の上で再び携帯がなった。

いい加減見るか、と思い机のまで行くと。



ブーッブーッ



新着メッセージ 4件



とディスプレイには写し出されていた




なぜ今日はこんなにメッセージが届くのだろう。

不思議に思い内容を見てみると、今日作られたグループからだった。



白藤[明日の放課後皆で遊ばない?]


黒尾[いいよーっ(^3^)/]


新井[私もいいよ!]


白藤[あれ、早瀬は?]




とゆう会話をしていたようだ



それを読み、明日は確かバイトも休みだったなーと思い参加することにした




早瀬[行けたら行く]




あくまで明日の気分次第で変えられる保険をかけといた。



というか高校に入ってから女子と遊びにいくのは始めてだ、どーすればいいんだろう



そういった一抹の不安を抱きながらベッドに入り眠ろうと試みた



緊張をしているのか、なかなか寝付くことが出来ずに15分ほど経過したとき


ブーッブーッ


またメッセージが届いた


先ほどグループの通知をオフにしたから今度は個人で送られてきたのだろう


そうすると見るしかなくなってしまう



真っ暗な部屋のなか手探りで携帯を探すがなかなか見当たらない。


そんな中また携帯はバイブレーションをし通知を知らせる


そういえば机の上に置いたまんまだった。

それを思いだし、一度部屋の明かりをつけた


急に明るくなったことにより目が慣れていない


しばらく視界にもやがかかった状態でしばらくボーッとしていたのか、急に睡魔が襲ってきた。



睡魔と戦いながら机まで行き携帯のディスプレイを見る、くだらない内容なら返信をしないで寝よう、そう決め内容を確認すると


白藤[明日絶対来いよ!]


黒尾[明日一緒に遊んだときどーしよう!フォロー頼んだぞ!!]




俺はベッドに横になり、明日雨降らないかなーと願いながら意識が遠ざかっていくのを感じていた。

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