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009.写真部の勉強会1

「なぁ、最近おまえ、つかれてね?」

 げそーりと机にぴったりへばりついている木戸に、青木が心配そうな声をかける。

 確かに疲れてはいると思う。ここのところ遠峰さんに絡まれることが多くて、生きた心地がしない。


「バイトに青春にといろいろとあるわけなんだ」

「なるほど、恋に繁殖にといろいろあるわけですな」

「まて。だれが色恋沙汰だと言った」

 がばりと起きあがると、青木はぷくくと笑う。

 笑われようが、女子とのコミュニケーションは、必然性があってしてることでそれ以上じゃない。というかルイで会っている相手にそういうよこしまな感情を持つことはない上に感じないように心がけている。


 青木のねーちゃんは、客観的には楽しくて美人さんだ。ただあの人に抱くのは先輩への尊敬とか、仲間としての楽しさで別に色恋と言うものとは遙かに遠いものだと思う。

 それは遠峰さんもそうだ。今のところ我々をつないでいるのは、写真であってそれ以外では全くない。


「それはそれとして」

 前の席の椅子を拝借して彼は後ろ向きに座る。背もたれを抱きかかえるようにして座る姿のけだるさはこちらと大差ないようにも思える。

「この前の写真わりと評判いいみたいじゃんか」

 ぴらりとSDカードを取り出すとこちらに見せる。彼が持っているのはこの前の標準装備の32倍の量を持つものだ。

 最近のメディアの普及と携帯電話の性能向上はすさまじい。


「それよりも、気になるのは、この歯ぬけのファイルなんだが」

 何を撮ったのかなぁと、青木はいじわるそうに言う。基本、写真を撮るときのファイル名は1からのナンバリングだ。日付が入るようなものもあるけれど、順番を示す数字はたいてい入る。その中で削れているファイルがあるじゃないかといいたいらしい。

 別に「そっち」は言い訳をする必要はない。普通にぶれた写真を消しただけ。まずいのは斉藤さんのカメラで撮ったほうだ。


「実は豊満ボディの外国人タレントの撮影にばったり出くわして、それを学校には持っていけないから歯ぬけになったんだ」

「おぅ、じーざす」

 まったく、この阿呆はどうしてこんなに男同士だとこうなのか。

 それだけ気を抜いているということなのだろうが、軽口に乗ってくれるのは素直に嬉しい。


「ま、歯ぬけは厳選した結果ととっておくよ。それでもみんなわりと、全部ごっそりコピーしてるのはすごかったけどな」

 いちおう写真のコピーに関しては自由にできるものの、どれをコピーしたかは申請しておく必要がある。人気のある写真を選考する意味合いもあるし、個人情報の管理という意味合いでも必要なわけだ。たとえば外部流出した場合、誰が容疑者なのかを突き止めるために使われることもあるのだという。


「というか、おまえ、全部かっさらった感じか?」

「まあな。ていうか、今までの写真もイベント全部のを保管してる。今時ハンパなく保存環境は整っているし、それにねーちゃんの命令でもあるし」

「ああ、写真家さんだっけか」

 なるほど。あいなさんなら、写真を見る機会があるならそれを保管したいという話になるか。


 いや、まて。

 それってどうなんだ? ルイと木戸の撮影スタイルは極端に似ている。もちろん今回は人間メインだし、遠慮がちに撮っているから、普段とは雰囲気は違うけれど、それでもプロの目にかかったら同一人物が撮っていると思われないだろうか。


「それ、俺のも見せる感じか?」

「まあな。というかうちのクラスのがおおむねメインだし、二日目はおまえが撮った女子の写真もけしからん感じだから、是非姉上に見せて品評会をしてもらうしかない」

 だらりと背中に冷や汗をたらしながら聞いたらさも当然というような態度の青木の答えが返ってきた。


「あのなぁ。あれは頼まれて撮ってただけで、別にけしからんわけでもないだろうに」

「いいや。けしからん。そもそもおまえは撮りすぎだし、依頼されすぎ。女子と仲良くしすぎ! くぅっ、俺もイベント委員に入ればよかった!」

 こいつは、体育祭実行委員で、すでに終わったイベントを取り仕切ったという経緯がある。

 一時期にばっとやってしまえば終わるから、というのがこいつの理由だったようだが、それでもきちんと仕事はこなしていたような気はする。


「あれは元はといえば二日間の撮影に充電器もってこさせない実行委員会が悪い。というかメモリの量だって今時1Gとか頭悪いとしか思えんよ。150枚程度しか撮れないんだぞ?」

 まったく、今時もっと設備投資をしろよとため息をついたら、青木はかわいそうなものを見たかのように、ぽふぽふと肩をたたいた。


「斉藤さんが撮ったのは二日で97枚、300枚以上撮るおまいは、写真部の連中より、ひどい」

「はい? 佐伯のおっちゃんだって、シャッターチャンスを逃すなみたいなこと言ってただろうが」

 さも変人のような言いがかりをつけるこいつに、あのときの話を伝える。そうは言うが、写真部だってそこそこは撮ってるはずだ。あとで遠峰さんに聞いておこう。


「そいつは、写真家の発想。でもおまえは学校のイベント委員だ。それがこの量はちとやばい」

 なにがやばいのか、いまいち解らない。

「気になったものを撮っただけだし、わいわい絡みながら撮ったらこーなっただけなんだが」

「それに、あんまり誉めるのも嫌だが、男子を撮るのがうますぎる」

 なんだこれは、と彼はスマートフォンにマイクロSDをさして写真を表示させる。


「おまえの写真はなんか普通のスナップじゃなくて楽しいというか、変だ」

 変はさすがに言い過ぎだ。物語性を追求はしたけれど、それはあまりにも普通すぎる撮り方だろう。記念写真なのだし、周りの空気も併せて撮っておきたいというのは、おかしい発想だろうか。


「ま。天才ということで、ここは一つ」

 穏便にすませていただけませんかね、といいつつ頬杖をつくと、青木は一枚写真を写しだしてにやりとした。

「まあ、しかしおまえは一つだけ良いことをした。たいていのクラスのやつが必ずコピーする斉藤ちづる嬢の艶姿を切り取ったのだけは誉めてやる」

 ちょうど、二日目の山登りの時の最後のころに撮った写真だろうか。じっとり汗が浮かんだ彼女の姿は、本人からは渋られたものだけれど、周りからの評判はすごくよかった。


 恥ずかしいほどに艶めかしいというか、張り付いた髪の感じとかもあるのだが、木戸としてはそんなものよりもやっと目的地についた彼女の表情の方を見て欲しいものだと思う。

 そう。あいなさんに撮られたルイみたいな。なにかをやりこなした時の表情というものは撮っておくべきものだ。

「あんまり見まくってると本人にぼこられるから、ほどほどにな」

 青木が、ふぉおお、とその写真を見つめながらテンションを上げているのでこれ以上付き合うのもけだるくなってしまった。

 なので、ふあっとあくびを漏らすとそのままこてんと、机のお友達になることにした。




「さすがに他校に忍び込むふりをする、女装男子生徒というのもきわどい設定のような気がする」

 ふむ。と遠峰さんを待ちながら、もっともらしくうなずく。


 お正月明けして数週がたった土曜日。一月の風は素足には冷たくて、一昔前みたいにルーズソックスならあったかそうなのになぁなんて思ってしまう。

 そう。今はすでに女子の制服姿でウィッグもつけて完全にルイ状態なのである。清楚な高校生らしく紺のハイソックスは鉄板である。白の三つ折り靴下が真のお嬢様だという意見もあるだろうけれど、そこまで箱入りではないし、ルイはアクティブな子なのである。


 いつものようにちょっぱやで家に帰ったふりをしつつ、空き教室で着替えをして昇降口の前までいって、遠峰さんを呼び出すというようなことをしているのだから、まったく困ったものだと思う。

 撮影会に行くときに必ずと言っていいほど、学校の撮影会にさそわれ続けて、今回は二ヶ月に一回あるプロの人を呼んでの勉強会だといわれて、仕方なく参加することになったのだけど。


 やってみると本当に面倒くさい。家が近くてそれで着替えられるというなら別だけれど、遠峰さんも木戸も家はそれなりに遠いし、ご飯を食べてまたというのは難しい。

「しかも、あの荷物をまた持って帰るのは、ぐったりする……」


 もちろん、家にルイの姿で帰ること自体はまったくもって問題はない。女子の制服を着てることに関してはさすがになにかを言われるだろうけれど、それは事情を説明すればそれで事足りることだ。そう。週末女装は親も放任だし不安そうではあれとやかく口出しはしてこない。

 けれど、化粧品のたぐいまで持ってきたのは、正直つらい。厳しい。しんどい。外で直す程度の装備ではなく家でがっちりやる為のものをわざわざ持ってきているのだ。舞台女優よりはマシなのだろうけど、かさばるものはかさばる。


「おつー。無事に来れたようでなによりだね。さすがにばっちりな着こなしですばらしい」

 むぅーと不機嫌そうな顔をしていると、遠峰さんがほっぺたをちょんとひっぱった。

「むくれっ面してないで、行くよ。荷物は持ってきてる?」

「カメラはつつがなく」

 すちゃっと取り出して見せて、そのまましまう。化粧品セットなどや木戸の鞄なんかは着替えにつかっている被服室に隠している。盗まれるものもろくにないあの部屋はいつだって開放状態で施錠されるのは完全下校後。閉められちゃったら鍵かりるから大丈夫と彼女は胸をはったりしたのでその言葉を信じることにする。


「おつかれさまです」

 にこりと守衛さんに挨拶をしつつ、一度出たはずの学校に来訪する。

 入り口のところの守衛さんは、そこまで厳格な人ではないので、学生の友だちならば気にせず入れてくれる親切な人だ。しかもここの制服を着ている関係もあって怪しむ気配すらなかった。

 あからさまな不審者は取り押さえても、全校生徒の顔を完璧に覚えているわけではないおっちゃんは、ここの生徒という認識しか持ってないようだ。


「それにしても、いきなり写真部の人たちと会うっていうのはどうにかならなかったの?」

「話はしてあるから大丈夫だと思うけどね。実際、うちの部は校外生の参加が認められてるし、ときどきだけどよその学校とか下手すると中学校からとか、参加もあるんだよ」

「ふぅん。そんなに活動的なんだ?」

「部員数自体は十人行かないから少ないんだけどね。そのうち三年生が半分で、今日だって参加者はルイを入れないで四人だから、活動的っていうより、写真をやる人とつながれる場所があんまりないから、全面的に開放してるんじゃないかな」

「そういや、遠峰さんたちって、イベント委員を通して素質がある人たちを捜しているって言ってたっけ」

 ばんばん入ってくるようであれば、そこまでしなくてもいいものだろう。でも実際はそんなことをしないといけないくらいにピンチというわけだ。しかも半分の三年生が卒業してしまったら、一気に人数が減ってしまう。一年は三人で二年が二人なのだとか。


「そう。ルイにも是非入って欲しいもんだけど、もう無理は言わないよ」

 だって、私は木戸くんよりルイと一緒に写真が撮りたいんだもの、と小さい声で彼女は言った。

「うむん。自分ではそこまで差はないはずなんだけれど」

 彼女は、男の時の写真とルイの写真には差があるという。それは視野の広さの問題だったり、遠慮のなさだったりするのだろうけれど、実際はよくわからない。


「ま、学校まで制覇すればもう、部活の参加とかだってきっとできるよ」

 ね。と言われつつ、うーんと悩ましい声があがる。

 今回はお試しというか勉強会みたいな感じというから来たのであって、けして部活に参加したいというわけではないし、バイトだって忙しくて仕方がない。

 せいぜい参加ができて校外生としてのちょっとの参加が関の山である。


「それで、どちらに向かえばいいの? 遠峰さん」

 だから、きょとんとしながら昇降口の前で立ちすくんでみる。

 まったく知らないよ、こんなところというアピールである。

「とりあえず、来客用のサンダル、はいておこうか」

 靴は他の部外者が来たときと同じように靴箱の一番上のところに置いておく。ちなみに今日の女子靴は女子には一般的な茶のローファーである。


「土曜の午後はやっぱりどこもこんな感じなのかな」

 かきーんと野球部の音が校内に響いている。けれどそれ以外はそこまで人の数は多くない。運動部は外で活動しているし、文化系の部は昇降口がある授業棟にはいない。

 人が居なければ空気の動きもなくて、ひんやりした空気がたまっているようだった。


「部活棟はわりと活発なんだけどね。ぼうんって音がなったりとか」

「それは化学部なの? 物理部なの?」

 化学部が水酸化ナトリウムを水の中にほうりなげた音だときいて、心底うちの学校のやつらは何をやっているのかと思ってしまう。


「あとは演劇部がわりと頑張ってるかな。年度末に演劇やるっていう話だしね」

 コンクールがあるというわけではない、というのは斉藤さんに聞いていて知っている。そうではなく町中の会場を借りきってやるらしい。借りるといっても市や町内会の持ち物の公民館のようなところで、劇場ほど広くもないというようなところらしいけれど。


「そういや、ポスター作るの手伝ってたね」

「そうそう。斉藤ちゃんが是非にーっていうから、お手伝いにね。やっぱり専門でやってるとうまいなぁって言ってくれたけど、正直それは演劇見せられたこっちの台詞だったり」

「ほー。でももともと違うクラスで接点なかったのに、どうしてそんなことに?」

 うちは三組で彼女のところは一組だ。体育で一緒になることもないし、直接の接点というのはなかなかにできにくいものじゃないだろうか。


「あの、夜の写真がきっかけでね。いろいろ話してたら気があって、せっかくだからお互い部活で協力しあおうかって感じで」

 文化部の活動って割と活発的じゃないし、予算少ないし、やれるところは身内でまかない合おうよって感じで、と彼女は目をきらきらさせる。

 あちら側としては腕のいい撮影者が手に入り、こちらとしてはいい被写体が手に入るという寸法なのだろう。

 実際、舞台に立つような人間でもなければやすやすと写真を撮らせてもらえるなんてことはあまりない。


「それにそれって写真を公開できる場所もゲットできるってことだからね。活動してますよっていう風に見せられるし、来年のための布石になる……かもしれない」

 来年部員減っちゃうしねぇ、と困り顔の彼女は腕を組みながらつかつか部室棟を進んで行く。

 そしてほどなくして、写真部の部室である部活棟三階の一室に到着した。


 南側の端っこ、一番すみにある部屋は、部室としてはそうとう立派だ。

 もちろん十人以上の部員が集まるのだからそれなりに広さがないとどうしようもないのだけれど、それにしたって授業をやっている教室まるまる一個分くらいあるのは広いと評しても問題はないだろう。その三分の一は暗室のスペースとして仕切られているけれど、それでもまだまだ空きがある。

 

「さて、到着ですよ。ちょっと早めだからみんな来てるかわかんないけど」

 扉を掴む手にかかる力が不安定なのは、もしかしたらまだ閉まっているかも、という思いもあってのことだろう。

 けれどそんな思いは簡単に裏切られて、からからと簡単に扉が開いた。

 すでに誰かがそこにいるのだ。


「もう来てらしたんですか?」

「ちょっと仕事が早く片づいたから。せっかくだから母校の撮影しつつ、部室にきたらいい感じにみんな集まってたという具合で」

 開始は二時予定だ。それに間に合うようにルイたちはここに来たのに、すでにそこには今日の講師をやってくれる人がいて、他のメンバーもそろっているのだった。


 そして。そう。講師の人というのを見て、ルイの顔が完全に引きつった。

 どうしてもう、ここにあなたがいるのか。いや可能性としてないではないとは思っていたけれど、まさかうちの卒業生だとは思っていなかった。


「って、ルイちゃん?! え、なんでなんで。なんでここに? この学校の生徒だった?」

 その講師の方はこちらを見つけると、いつものように明るいテンションでそう言い放った。がぜん周りの注目が集まる。


「ああ、ごめんみんな。変なところで友だちに会ったもんだから。つい夢中になっちゃって」

 ひそひそと部員たちが話してるのが聞こえたのだろう。相沢さんは手を合わせてすんませんと謝った。

「それで? ルイちゃんもここの写真部だったーってわけ……ではないんだよね、たぶん」

 前に来たときはいなかったし、と彼女はこちらの顔をのぞき込むようにして言った。

 それに加えて相沢さんのことを知らない部員がここにはいないのだろう。先輩がプロのカメラマンになって働いているというのは少なくない憧れを抱く元にもなるし、彼女の写真は確かにそれだけで存在感があるのだから、名前くらいは知っていても不思議じゃない。


「今日は友達に連れられて、見学というか体験入部というか……」

 苦笑いを浮かべると真意がわかったんだろう。まあまあ、今日は撮影の技術レクチャー的なこともするから、聞いてってよーと軽く言ってみんなのほうに向き合った。


 どうやら後から聞いた話だと二ヶ月に一回くらいのペースでこういった、撮影研究会をしているらしい。

 写真部の顧問があいなさんと同級生だったとかで、後輩のためにひと肌でもふた肌でもぬぐべきなんじゃー! とかなんとかいわれて好意でやってるらしい。まあ本人も若い子の写真が見れて新鮮という話をしていたけれど。


 それでは、今回の講習会を始めましょう、というあいなさんの宣言で、みんながホワイトボードに集中する。ルイもあいている席に座ってそれに耳を傾けた。

 あいなさんの話は、今回はかなり技術的なことが中心だった。いつも一緒に撮っているときは、撮る対象のほうの話になるんだけれど、今回は本当に先輩からのアドバイスみたいな感じなのだ。


 ルイも写真の技術的な勉強はしているけれど、知らないこともそれなりにあって参考にはなった。

 写真は物理学が生み出したものだ。光とレンズと。色の見え方だったり光の波形の話だったり、そこらへんがわかっていたほうが、いろいろと遊べるしどういう風に仕上がるのかも想像しやすい。


「さて、基本講義はここまでで、あとは撮影会しちゃいましょーか。被写体はいつも撮ってるものを、違う風に撮ってみる、というのと、撮りたいと思ったものを撮る」

 みんなからそれぞれ返事があがる。

「あと、ルイちゃんは普段ここらへん撮ってないだろうから、お題を一つ。無機物の写真ってやつを見てみたいかな」

 風景とか人物はたくさん見させてもらってるけど、どういうの撮るのか気になる、と言われると、特別扱いされてるみたいで少し心地が悪い。


「それじゃ、一時間後にまた集合ということにしましょう」

 健闘を祈る、という言葉とともに、写真部の部員さんたちはわらわらと外へとでていった。

 自分の学校に女装潜入っていうのに、どきどき感があんまりないルイって子はもう……いろいろ末期なのではないかとおもいます。ま、女装なんてね開き直りしてないと楽しくないもんね。悩んだ時点で病気になってしまうのですよ。

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