誕生日企画:東京バスツアーしてみよう!
コロナも落ち着いてきたので、今ならバスツアーもできるっぺやぁーということで。時系列としては現行より少し遡って11月30日だと思って下さい!
また、本来のコースでは、「昼食」が某ホテルで入りますが、尺の関係ですぐに次にいっております!
スイカを自動改札に当てると、ぴっという音がなってゲートが開いた。
場所は東京駅、丸の内北口の改札を出たところである。
「待ち合わせは……うはぁ」
さて。ルイがちらりと視線を前に向けると、そこにはいわゆるホールが広がっていた。
さほど広い空間ではないのだけど、円系のドームのような形のそこはとにかく天井が高い。
「こりゃ、誰でも撮っちゃうよねぇ」
天井にカメラを向けてむはーと言いながらシャッターを切る。
完全に田舎のお上りさんなのだけど、まー事実なのでこれは仕方ないところだろう。
無機質なビル群が並ぶというイメージしかなかったけれど、さすがは日本の顔といわれる駅である。
しかもこの角度だと他の人の写り込みを一切気にしなくていいのがとてもいい。
前に来たのはルイとしてではなく、木戸として、石倉さんのお誘いでバスツアーに参加したときだ。あのときもばっちり撮影させてもらったけど、ルイとしてくるのは初めてではあるので、テンションは前の時よりもあがってしまっている。
さて。どうして都会が苦手なルイさんがこの大都会の中心みたいなところにやってきたのか、といえば、誕生日プレゼントとして一緒に東京バスツアーやろうよ! とエレナさんに誘われたからなのだった。
費用はあちらもちで、身一つで来てくれればいいよ! という豪華特典付なのであった。その言葉に従ってカメラ一式を装備したルイさんは東京駅に降り立ったのである。
ツアーのスタートは十一時からなのだけど、集合時間は十時である。
駅周辺ももちろん撮るでしょ? というエレナの提案を受けてそれなら、とその話に乗ったのだ。
春先に訪れたそこは、季節の移り変わりとともに別の顔を覗かせているように思う。
一時間で足りるかなと、少し心配になるくらいの被写体のクオリティである。
「あはは、ルイちゃんったらいきなり歴史的建造物の魅力にやられちゃってるね」
おはよー! ととてとて近寄ってくるのはエレナさんだ。
本日はお嬢様らしく、ワンピース+ふわもこコートという装いである。
男の娘風味というよりは、思いっきりガーリーに寄せている感じである。
「都会をなめてたよー。無機質なビルばっかりって思ってごめんなさい」
いやー、それだけ昔から富と権力の中心地というやつですね! とエレナにいうと、あははと苦笑を浮べられてしまった。
「でも内装でこれとなると外に期待かな」
「あれ、ルイちゃんテレビとかで見たことない感じ?」
さすがによくいろんなメディアに出てるところだと思うけど、と言われたけれど、軽く首を横に振っておく。
「さすがに来たことはあるけど、この季節は初めてだし、あたしは初めてなんだ」
「……ああ、なるほどねぇ」
「なんか、この子は田舎モンですねーという気配を感じたけど?」
「事実だと思うよー? もー、ルイちゃん美人なんだからもっとこー、きらびやかな世界で、羽ばたこうみたいな気にならないかな?」
「いいえ、お台場で十分です。ここは通過駅だと思っているので」
首都東京は、物価も高くて辛いのです、というと、まールイちゃんらしいよねーと、笑われてしまった。
もちろん、その顔はカシャリと一枚。
「でも、だからこそ今回のツアーは楽しんで欲しいかなって思ってるよ」
ほら、外にでるとこんな光景になっているの、すごいでしょとエレナがドヤ顔を浮べる。
「うわぁ……ここ、こんなに広かったっけ?」
え、ちょ、とそこでルイは絶句をしていた。
都会と言えば、ででーんとビルがはえているもんだー! と思っていたのに、目の前にある駅前通りは、皇居までの開けた空間があるのである。
その姿は確かに春先に、木戸としてここに来たときに撮影をしているはずなのだけど、季節が違うせいなのかとても遠くまで、ずっと広い景色が広がっているようだった。
ビルに囲まれるように、ずっと皇居まで伸びる広い道には、確かにわくわくさせられるものがある。
たぶん心理的なものもあるのだろう。春先はスキャンダルの息抜きみたいな感じがあったものの、今は完全なる自由である。
心に枷が無い状態というのがこれほどまでに、感覚に影響するとは驚きである。
「ふふっ。どう? これを背景にボクを撮ってみたいとか思った?」
「そりゃもう! あ、でも……駅舎の方もいいなぁ!」
人工物より自然派だけど、これはなんかこう……撮りたくなる! とお手々をぐーにしてぶんぶんしていると、あははっ、さすがだねとエレナに言われた。
ちなみに、これだけ騒いでいても周りの人はどこ吹く風という感じで、それぞれ自分の生活に大忙しだ。
ちょっとした騒ぎなんていつも慣れているということなのか、それとも、他人に興味がないのか、こちらに興味を示す人達はほとんどいない。
「すっかりその気だね。じゃ、とりあえずアラームを十分前に設置しましてっと」
今日は思う存分撮られてあげるので、まずはここから思いっきり堪能しましょう、とエレナが言った。
はい、そうしましょう。今日は長丁場になるという話だったので、予備のバッテリーもばっちりであります。
「天井が無いバスって、爽快感があるねー」
これ、春先だと桜並木とか通ったりするコースもあるって言うから、そりゃ人気だよねーといいつつ、ルイはカメラを構えながら言った。
今回は残念ながら、車中の人の撮影は禁止である。
最初に了解を得ておくという時間がまったくもって取れなかったからなので、こればっかりはしかたない。
「春先はこういうのじゃなかったんだっけ?」
「あれはあれで、窓から見る景色楽しかったけどね」
オープンカーの楽しみとはこういうものか! というと、じゃー、一台買ってみる? とスマホの画面をエレナが見せてくる。衝撃のお値段がそこには並んでいた。
「そもそも、車を持つこと自体が厳しいです。あと運転してると撮影できないから、オープンバスこそ至高!」
「あはは。基本カメラと服以外あんまりモノを買わないもんね」
「エレナだって、お金あったら願いのために使うんでしょ?」
「まー、そーなるかな。まだまだお金足りないから、大きな買い物はあんまりしない予定」
でも、今回みたいなお楽しみまでは無くしたりはしないよ? とエレナがにぱりと隣の席で笑顔を浮べた。
節約はするけど、使う時はちゃんと使うよ! というようなことを言いたいのだろう。コロッケ一つ満足に買えなかったルイさんとはまったくもって違う経済力である。
「今回も、目的地の一つはけっこーお金かかるところだから、ルイちゃんは素直に誕生日祝いを受けるといい」
「エレナにお金がかかるって言われるって、それやばいところじゃ?」
「いや、多分ルイちゃんの金銭感覚だとメチャクチャ萎縮するだろうから、値札見ないようにして欲しいかな」
お誕生日祝いなんだから、そこは払わせて下さいな、と言われて少しだけ眉根にしわを寄せる。
「いや、さすがに等価交換が合わない気がするけど」
「それは、金銭的に言えばそうなんだけど……でも、去年の事はプライスレスだと思ってるし」
一生恩に着るし、こういう面ではお祝いさせて欲しいな、とエレナは上目遣いの視線を向けてくる。可愛いのでとりあえず撮っておく。
たしかにエレナの二十歳の誕生日の件は、三枝家的にはかなり大きな事だろうけれど、もちろんそれを恩に着せてどうこうという思いはルイにはない。
「そういうことならお言葉に甘えるけど……むぅ。お仕事始めたらあたしからもいろいろ出させてもらうからね」
「ふふ。誕生日の特別って思ってもらっていいよ。他でのおでかけはちゃんと出してもらうし」
フォルトゥーナに行く時はがっつり払ってね? といわれて、そのときは是非にーと答えておいた。
そして、バスツアーはほとんど時間がかからずに次の目的地に到着。
他のツアー客もわぁーと明るい表情を浮べながらバスをおりていくのが見えたけれど、さすがにその姿までは撮影しない。
「ルイちゃんお手々ぷるぷるしてるけど、大丈夫?」
「んー、自制はダイジ。TPOダイジ」
周りから頼まれるまで撮影はいたしません、というと、おぉールイちゃん大人になっている! とエレナに感動されてしまった。
「それにここはいっぱい撮りたいところあると思うから」
さぁ、こちらにおいでと差し伸べられた手をつかむと、やわらかさにどきりとさせ……られたりはないのだけど、意外に強い力でぐいっと引っ張られたので、少し前のめりになってしまった。
でも、おっとと言いながら降りたバスの前には、その……建っていたのだ、宮殿が。
「宮殿……宮殿じゃん!」
エレナさんちばりに宮殿じゃん! とはしゃぎながらいうと、うちと比較するのはちょっと違うんじゃないかなと言われた。
まあ確かに人の家と宮殿は比較のしようが無いけれど、西洋的な建築という意味合いでは似たようなものかなと思っての発言である。規模は確かに百倍くらいはあるのだろうけれども。
「赤坂離宮だね。外交の舞台、まさに日本の顔! ってことでこれだけキラキラーな感じなわけ」
どう、すごいでしょ? と建物を前にドヤ顔をしてるエレナさんを背景と一緒に撮影。
うん。もう今日のコンセプトはエレナ先生が案内する豪華宮殿ということでいいのではないでしょうか。
普通に建物に着くまでの間に、うんちく話を聞かせてもらったりしながら、何枚か撮影を続けていく。あまりにも枚数が多いからかちらりと他のお客さんから視線を向けられたりもしたのだけど。
入り口に近づくまでは順当に、楽しく撮影はできていた。
「あのー、ちょっと申し訳ないのだけども」
そんなこんなで進んでいたら、なにやらぴしっとした警備の人に声をかけられた。
「ええと、なにかの撮影? 申請は特に受けてないんだが」
「プライベートですよ? こちらもモデルってわけではないのですが」
なにか問題がありますか? と首を傾げながら問いかけると、警備のおじさんは、ううむとうなり声を上げてなにかを考えているようだった。
「ホームページに載せてあるんだけど、ここ、撮影用機材はもちこみ禁止なんだ。業務用のカメラもNGなんだけれど……」
そのごっついカメラ、業務用だよね? と言われて、どうしたものかとエレナに視線を向ける。
確かに業務に使ってるカメラではあるけれども、これくらいのカメラを持っている一般人はかなりの数いると思うのだけど。
「撮影用機材、自撮り棒とか三脚ですよね? そういうのは持ってきてない……よね?」
「いちおう、今回は集合写真とか撮る予定もないし、持ってきてないよ」
野外撮影なら持ってきてもと思ってたけど、移動中荷物になっちゃうかなと思ってと、答えておく。
自撮り棒についてはむしろ、スマホに付けて撮影することがないので、手持ちが無い状態だ。
「そういうことなら今回はいいけど、あまり周りの人に迷惑かけないようにしてもらえると」
それと、館内は撮影禁止なので、ご了承下さい、といわれて、ルイはぴきっと固まった。
「ま、じ、か」
「警備の関係とかもあるし、個人での撮影はお断りしてるんですわ」
外は撮っても良いけど、中まではダメですと警備員さんに言われてしまった。
「っていうか、庭でも業務用カメラはあんまりよくなくてねぇ。ここで自由に撮影会とかやられちゃうと、いろいろ問題になるんですわ。着ぐるみとか結婚衣装とか、全面的に禁止にさせてもらってます」
ご理解いただけると助かります、と小娘二人組にかなり丁寧な態度の警備員さんである。
「ええと、ルイちゃん? その……どうする? 中入らないで外で撮影はできそうだけど」
「うぐっ。せっかくここまで来たのだし、一通り見ていこうか」
カメラしまっておけば中に入って平気ですか? と聞くと、それなら問題ありませんと警備員さんの了解は得られた。
つまりは、ゼフィロスの女子トイレと同じ属性の場所ということである。
国家機密が一杯詰まった場所であるがゆえの、カメラ不可なのだ。
「中、見て終わったら外の撮影しよっか。裏側は別に撮ってもいいんですよね?」
「それはかまわないけど、なんというかこう」
いや、人の趣味に文句言うのもあれか、とその警備員さんは離れていってくれた。
「ちょっと、調査不足でごめんねー」
いっぱいモデルになってあげるから、許してちょーだいといわれて、まあまあとエレナの柔らかい髪の毛をぽんぽんしておく。
心の中で涙を流しながら、ルイさんは離宮の中を心に焼き付けようと思ったのだった。
「さて、次はちょっとバスに乗ってって感じだね」
「次の目的地を考えると、あのビッグブリッジも通るんだよね?」
さっきの東京タワーは下から見上げる感じで、わーいと撮影をさせてもらった。
バスの中からの撮影で、移動中ではあったもののそこはブレずにちゃんと撮れるのは機材の力というやつである。
「昔ドラマで封鎖されたりされなかったりする、あそこだねぇ」
レインボーといっても、LGBTとはまったく関係ありませんと、エレナさんが軽口を言っている。
そういえばエレナさんがそっちの活動グループと合流しているという話は聞いたことがない。
「レインボーなぁ。光が良い感じに入ってキラキラする感じのビッグブリッジってことなのかな」
「……ルイちゃん、ビッグブリッジにこだわるね。なにか思うところでもあるの?」
え、ルイちゃんゲームあんまりやらないじゃん、とエレナが首を傾げた。
「いや、普通にでっかい橋だからビッグブリッジっていってたんだけど、なにかあるの?」
ん? と問いかけると、エレナさんは……あ、ああ、はい。そうでしたとしゅーんとうなだれた。ボクはいつの間にか、ルイちゃんをオタク仲間と捉えていたんだぁ……とか、ぶつぶつつぶやいていた。
「まあまあ、もちろん降りてまで見たい! って建造物なのだから、そこをこそ喜ぼう」
人類の技術力は、すさまじいのだー、ふふははあはーと小声で言うと、あ、小声だとエレナに言われた。
いちおうTPOを配慮できるルイさんである。誕生日も過ぎたので大人になりたいお年頃なのだ。
え、二十歳の時に大人になってないとだめって? いや、あんがい大人になるタイミングは、人それぞれだと思います。
まあ、学校を出たタイミングで仕事をできるようになりたいとは思っているけれど。でも、子供っぽくわーいという感性もなくしちゃいけないかなと思っているルイさんである。
「個人で来てみたいっていう場所を見つけるっていう意味でも、こういうツアーに来てみるのは、グッドだと思います!」
普段、そんなに新しい世界にいかないから、今日はほんとちょー楽しい! と笑顔を浮べると、カシャリとエレナのコンデジに写真を撮られた。
「ボクが撮らないとは言ってないよ? ルイちゃん」
「……コンデジで、めっちゃいいやつじゃん! えっ、エレナいつこれ買ったの!? ちょっ、これなら離宮で注意されないで極上の写真だって撮れるんじゃないかな」
「その返しを想像してなかった訳では無いけど、ルイちゃん、自分の写真撮られるの嫌では無かったの?」
「あたしは撮る側で撮られる側では無い、ってやつでしょ? 別に個人情報がちゃんと守られるならOKだよ? 隠し撮りとかされなければ大丈夫」
っていうか、あたしとしては。撮られるの結構大丈夫だよ? と言っておく。そう。撮られたくないのは普段の方の姿であって、ルイさんは割と撮られて大丈夫なのである。
「それより、エレナも撮影に目覚めてくれたのなら、これほど嬉しいことはないよ!」
さぁこっちにおいでと言うと、そっちには行けぬです、とエレナに拒絶された。
それならもう、撮られる側として活躍していただこうではないか。
「もー、もうちょいしたら、次の目的地だよ、千客万来」
「千客万来、だと」
その言葉を聞いて、ルイはいろいろな情報を頭に駆け巡らせていた。
そこは、いわゆるその。
「ま、エレナさん、まっ……」
「なぁに? そんなに末法の世の中みたいな顔して」
怖くないよ? と言われても、前情報で「円安の時の外国人のための施設」みたいな扱いをされてしまえば、庶民のルイとしては、ガクガクしてしまう場所なのである。
「物価が日本の数倍と言われる特別区じゃないですかー」
「あー、だから、お値段はみないでと注意したのだけども」
撮影は無料! で、お買い物はボクが中心にやるし、値段は見ないで商品名だけを見ましょう! と言われても、さすがに二の足を踏んでしまう感じである。
そんな話をしているとバスは目的地に到着した。
他のお客さんはルイほどがくぶるはしておらず、買い物するぞー! という感じで楽しげだ。お金もちさんがいっぱいである。
そんな姿を見ながらバスを降りると、香ばしい匂いがすぐに伝わってくる。
「じゃー、海鮮を中心にあたしでもひるまない価格帯ギリギリでお願いします」
「はいな。じゃーまずは、マグロの串焼きからいこう!」
トロじゃなくて赤身ねーと言われるところが、リーズナブルと言われるところだろうか。
「お金を出そうと思えばいくらでもいけるけど安いのも探せばある感じだね」
ほい、と炙りマグロの赤身串を渡されてとりあえずあぐりといただいておく。
「はひっ、はふっ。確かに美味しいのだけど……」
生来の貧乏性が浮かんでくるルイである。
確かに、美味しい。美味しいのだけれども、そこを素直に受け取れないのが貧乏性というモノなのだ。
「んじゃ、これ、あーん」
ほれ、食べろとエレナが差し出してきたのは、こんがり茶色い串料理だ。
「おにきゅの油が、あまい……」
「ふふ。うにでも出してくるんじゃないかーって思った?」
「それは思ったけど、ここでお肉なんだ?」
「そこはーまー、海鮮じゃなきゃ安いかも知れないっていう、ルイちゃんの思い込みがワンちゃんあるかなって」
「……はいはい。もー、おごってもらうのは了承です! 美味しいものの前に、遠慮はよくないしね」
でも、めっちゃ高いのいきなりもってくるのは、やめてね! と言っておいた。
さすがに串モノではそうではないのだけど、丼物だと五桁の値付けのモノなんかもあるのである。
あれを、はいどうぞ、と渡されるのは、さすがにちょっと違うような気がするのだ。
一緒に稼いで食べるーなら、あるいは、である。
「ほんと、ルイちゃんはお堅いなぁ。でも、だからこそってのはあるけど」
ま、これくらいのほうが、友人としては助かるとエレナさんは言った。
そうはいうけど、友人にたかろうというのは、人としてどうなのかと思ってしまうところである。
そりゃ、権力をかさに便宜を図って「良い感じの場所で撮影させてもらおう」とかは思わないでも無いけど、それだって必要な時だけである。
「こちらとしては、新しい景色に連れ出してもらえただけで、もう十分満足かな」
軽くステップを踏んで、エレナと距離を取る。
そして。
「撮られてくれるだけで、もう、それはプレゼントということで」
今年も一年お願いいたします、というと、エレナさんは、はい、よろこんで、とどこかの庶民チェーンの合い言葉を答えたのであった。
いやー、そういやルイさん誕生祭だなーって思ってやってやりました!
貧乏性のルイさん相変わらずかわいい!
たくさん魚介を食べていただきたいものです。
さて、次話は﨑ちゃんとHAOTOの話、ゼフィ女の卒業式あたりを行く予定でございます。




