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607.夏のイベント参加4

 夏の暑い景色が目の前に広がっていた。

 中のあの少し薄暗い感じに目が慣れていたので、少しだけルイは手でひさしを作ってぐわっと入ってくる光を和らげる。

 そして。


「やっぱりすっごい熱気だねぇ」

 あぁーもう、みんな思い思いの恰好してるなぁと思いつつ、きょろきょろと物色を始めていく。

 ルイのイベントでの被写体探しは、だいたいキャラから入るのではなく、ぱっと見でおぉ、と思ったら声をかけて撮る感じになる。

 そこは、知り合いだからというわけでもないし、こう、撮りたいと思ったら声をかける感じだ。


 二人目以降はみなさん、撮ってくださいの連続になるのでルイから選ぶということはあまりできなくなるのだけど。

 そこからはもう場の空気を読みながら撮影というような形になってしまう。

 え、お前に空気が読めるのかって!? い、いちおう読めるつもりではいるのだけど……


「さて、とりあえず誰にしようかなぁ」

 ふむ、とその広場にずらぁ! っと並んでいるレイヤーの皆さんに視線を向ける。

 それこそ、完成度にしてもみんなまちまちで、中にはちらりと女装レイヤーさんの姿があったり、あとは男装レイヤーさんの数は……うん。すごいとしか言えないかな。

 まあレイヤーさんの中では、女装レイヤーより、男キャラをかっこよくやりたい女の子のほうが多いってことなのだけど。


 みなさん、ビシィ! っと決めてきているのがよくわかる気合の入り具合である。

 露出が多いところには、割とカメコさんが張り付いて、すでに視線こっちにお願いしまーすなんてやり取りがでている。

 みんなとても元気だ。

  

「おや?」

 さて。そんな会場の中で、ちょっとだけ騒がしいところが目に入った。

 どこも騒がしいだろって話だけど、祭のそれとはちょっと違うものである。


「ねぇ、君。それってなんのコスプレ?」

「かわいいねー! 服装も見た目もふわっふわで。でもそんなキャラいたっけ?」

「……えと……あの……」

 カメラを持った男の人たちが、やたら可愛い子に声をかけている真っ最中なのである。

 確かに見た感じ、ちょっとコスプレっぽい感じはあるのだけど、だからといってそれがどのキャラなのかはわからない。

 ワンピース姿のその子は、せめ寄られるのに慣れてないようで、あわあわと手をぱたぱた振っていた。

 う、普通に可愛い……ここからでもシャッターを押してしまいたくなる。


 けれども。


「はいはい、その子のそれは私服ですよ。おにーさんがた」

 すいませんねぇ、と声をかけると、その二人は、うぉっと声を上げた。

 やっ、やばっ、ばばっ、ちょ、おま……

 えは……むり……お前話しかけろよ……とかなんとか二人で言っていた。


 まったくもう。人を珍獣かなんかと勘違いしてるのかな。そんな反応しなくてもいいのにね。


「えと……ルイ、さん?」

「はい、ルイさんですよ? 久しぶりだね音泉(となみ)ちゃん」

 いやぁ、今日もかわいらしくてたまりませんなー、と言ってあげると、えっとおかしい格好でしょうか? とちょっともじもじさせてしまった。

 う。もともとあんまりぐいぐい行くタイプじゃないのは知ってるけど、ずいぶんとこの空間の熱気にやられてしまっているみたいで、ちょっと大混乱といった感じのようだった。

 前にここに来た一昨年の時は、メイドさんという役割を与えられていたから、パニックも起こさないで済んだのだろうけど、今は自由であるがゆえに、選択をしなければならないという部分がでてくるのである。


「えっとね、この子ちょっとアニメキャラっぽいおしゃれ服きてるけど、レイヤーさんじゃないんですよ。どっちかというと原宿とかにいそうな感じしません?」

「はらぢく……我らとは縁が遠い世界……」

「どうしてそんな子がここに……まさかっ、アリスなのですかな!?」

 迷子とくれば、アリスとなるのはアニメ関係の人ならばすんなり納得できるものだろうか。


「じゃあ、その役回りだとあたしはそれを引っ張りまわすチャシャ猫あたりでしょうか」

 ふむ、とそういってあげると、ん? と二人は顔を見合わせた。

「明らかにクィーンじゃないかと」

「我らが、カメラの女王に敬礼」

 びしっ。

 なぜか二人に敬礼をとられてしまった。

 ま、ちょ。アリスのクィーンって、どっちかというと悪役じゃなかったっけ?


「それで、クィーンのボス。この子は本当に撮っちゃいけないんで?」

「かわいいは正義! ほらほら、こんなかわいい子の写真が撮れないとか、ボスも嫌じゃあないですか?」

 ほらほら、撮ってしまいましょうぜ、となぜか三下のような口調をした二人に提案された。

 いや。たしかに音泉ちゃんは可愛い。

 一年以上ぶりにあったけれども、なんというか当時よりも色気が出てきたというか。

 すっごく女の子っぽいというか、ふんわりしている感じなのである。


 学校にこんな子いたら、もてるだろうなぁって感じの。

 メイドさんのイメージが強いからなおさらこんな子がメイドさんだったら……と思うレベルである。

 いろんな葛藤がないのか、ちょっとルイお姉さんは心配になるほどだ。


「う……たしかに可愛いは正義です……しかしっ。しかしながらレイヤーさん以外を撮るという行為は……マナー違反……ぐふぅ」

「ルイさんっ!」

 カメラを持つ手を震わせながら、ぷるぷるとそんなことを言ってあげると、男性のカメコさん二人は心配半分、うれしさ半分みたいな感じの顔を浮かべた。

 いや、でも実際音泉ちゃんが撮れないのは、正直げんなりなのです。

 それこそ、今日がイベントじゃなかったら、外に連れ出して町中でポートレートとか撮りたいレベルで。

 

 しかもそれが売れれば、あっちのメイドカフェの人気にもつながるだろうし、音泉ちゃんのおうちの借金についても、いくらかましになるんじゃないだろうかとも思う。

 え、売れるかわからないだろって? 売ってみなきゃわからないじゃない、そんなの。


「我らはルイさんの黄金の精神に敬服いたしました! マナーと節度を保って撮影に臨もうかと思います!」

 いい写真あったら、うpお願いします! といって二人はほかのターゲットを狙い始めたようだった。


 ふぅ。素直ないい子たちでよかった。すさまじく聞き分けがよくてありがたい限りである。

 これが外だったら、あん? なに撮ってんだよこらぁとか言われそうなところだ。

 なまじ、音泉ちゃんが可愛いだけにね。


「ありがとうございました。その……」

「ああ、いいっていいって。でも、なんでここに迷い込んだのかは聞いておきたいかな」

 というか、ここにいると撮影の邪魔になりかねないから、日陰いこうと彼女を誘う。

 特に用事があるわけでもないのか、こちらの先導におとなしくついてくる。


 日陰……といっても、屋内に入るしかないのだけど、コスプレブースから外れて館内に戻ってくる。

 人はいっぱいいるけど、こればっかりはこの施設の外に出ないとどうしようもない。


「とりあえずは、ここまでくれば撮影はされないから、安心していいよ」

 ふぃー、あっついねーと言いながら汗をぬぐうと、ですねぇ、と音泉ちゃんはハンカチを出して、押し当てるように汗をぬぐった。

 ルイのそれはほぼ半分タオルなのだが、彼女のはなんというか、乙女っぽい感じのそれだった。女の子っぽいハンカチ使いである。


「ほかの人に知られちゃいけない話は、メッセージでお願いね」

「あ、はい」

 ほい、と途中で買った冷たい水をプレゼント。

 けちなルイさんであっても、おろおろした子には優しいのである。

 周りに人がいても、スマホを介しての連絡ならばある程度の秘密にはなるだろう。

 

「自分で言うのもあれだけど、このイベント内限定だと、あたしの認知度半端なくてさ。実際いまだって、なんか可愛い子と一緒におる、とかって情報は流れてるから」

 そこらへん、気を付けて話しましょうというと、ひっ、そんなに注目されるんですか!? とか言われてしまった。

 ううむ。そりゃ、なんで一介のカメラマンがそんなに人気があるんですかいとか思うのだけど。

 そこらへんは、エレナの影響も大きいのだろうとは思う。

 本人は居場所もつぶやいたりしていて、撮影に長蛇の列だという話ではあるけれども、それがこちらにまで波及してしまうのはほんとどうにかしてほしいと思う。


 おいおい、おまえさん自身もやらかしてるだろう? ということについてはもう、言い逃れもできない。

 一回だけだが、壁サークルをやってるほどである。

 みんなが知ってるとは言わないけど、全然知られていないという気もしない。

 おまけに春のあの騒動で、知ってる人は知ってる人というような感じにはなってしまっているのである。


 はぁ、ほんと、普通に写真を撮っていたいだけなのに。


「大丈夫ですか? ちょっとしょんぼりしてるように見えますけど」

「……ああ、ごめん、ちょっと昔のことを思い出してね」

 げっそり、としていると、ぽふぽふ音泉ちゃんが撫でてくれた。

 あんまりこういうことを自然にしてくれる子がいないのでありがたいところだ。

 それと、一応補足するけど、ルイとしてこのイベントで影響があるのは、エレナの影響とレイヤーさんの影響が主だ。

 一部が騒いでも大事になってしまうというのは、イベントの中では仕方ないことなのかもしれない。

 ここは、いろんな趣味の人が集まっているところなのだから。


「それで、あらためてお久しぶり。お仕事の方はどう?」

 その後、というか新人ちゃんも合わせて上手く行ってる? というと、ああ、それはと彼女はふにゃりと表情を緩めた。

 さっきまでの緊張モードが解けた感じだ。


「それはもう! 一人増えて本当に助かりました! そうじゃなかったら……とあるゆーちゅーばーさんに取り上げられて一過的にお客様が増えたときはほんと、今思い出しても恐ろしい」

「客商売のいたいところだね? ってか、あたしが行った時も普通に並んでたよね?」

「ふふ。そうでしたね。かわいらしい格好をしてらっしゃって」

 懐かしいなぁーと、彼女が遠い眼をする。

 

「わわっ、それは思い出さないでよ! それよりもいまは、あのお店はどうなってるの? っていう方向で!」

 あれはほんと、エレナに言われてやっただけです、とぷぅと、そっぽを向くと、可愛いですっ、と素直な声を漏らされた。

 うぅ。必要なら衣類は変える身ではあるけど、普段とは違うところで不意打ちに可愛いといわれると、びくっとしてしまう。

  

「はいはいっ。うちに関してはあれからも順調にお仕事させてもらってますよ? 地域密着でしっかりやりつつ……巧巳さんのお店の方も順調で町のケーキ屋さんって感じで定着しましたし」

 うちの借金も順調に減っているところです、と音泉ちゃんは苦笑交じりにそう言った。

 うっ。基本、けちなルイさんで通っているけれど、借金まである生活というのは体験したことがない。

 本当に不憫な子である。


「あれ? でも、音泉ちゃんってもう高校は卒業した……んだよね?」

 夏祭りで会った時って、二年生だったよね? と首をかしげると、年齢的にはそうですね、と苦笑いを浮かべられてしまった。

 おっと。なにか触れてはいけないところだろうか。


「進路については極秘ですっ。っていうかルイさんだって私生活秘密なんだから、ボクにばっかり聞くのはフェアじゃないんじゃないかなぁ」

 こんな往来でできる話じゃありません、と音泉ちゃんにかわいらしくぷぃっとされてしまった。

 ぐぬっ。一枚ちょー撮りたいところだけど、あんまりうかつに撮影するのもマナー違反である。

 正直、ここは気楽に一枚っ! というのがちょっと躊躇される空間でもあるのだ。

 

「あとで、プライベートで遊びに行ったときに教えてくれると嬉しいかな」

 こっちのことも教えてあげるので、というと、そうしてもらえるとありがたいです、と満面の笑顔を浮かべてくれた。

 さすがは客商売をやってる娘だけあって、表情がやわらかくてふわふわしている。


「それはともかく、本題。どうしてこのイベントでうろうろしてたの?」

 なにか目的でもあるなら、ご案内くらいはするけど? というと彼女はそれなんですが……と苦笑を浮かべた。


「特別目的があったわけじゃないんです。巧巳さんがこっちの街に今年も出店してて、それなら夏休みをもらって都内観光でもって思って」

 それで昼はあっちもお仕事だし、夜に落ち合おうかなって感じで、それまで暇だったので……と、恥ずかしそうに彼女は顔を伏せる。

 なるほど。あれから二年も経っているのもあって、ずいぶんと二人の仲は進展しているようだった。

 この後、夜景の見えるレストランとかで一緒にご飯でも食べるのだろうか。

 そして、そのままホテルへ……という展開も十分考えられる。だって音泉ちゃんである。

 絶対、ツインルームかダブルベッドで二人で泊まって宿泊費を浮かせようとか考えるに決まっているのである。


 え? 恋人的な甘い時間はないのかって? そこらへんは音泉ちゃんの秘密が巧巳くんにばれてるのかどうかで変わるような気がする。

 ルイ個人としてはそこまで進展してなさそうというか、自分と似たようなにおいを感じるのだけど、そこらへんを聞き出すには改めてあちらの町にお邪魔するしかないのだろう。エレナあたりを誘えばまたケーキ食べにいこー! なんてことになるかもしれない。


「うーん。一昨年はずっとブースで宣伝だったんだっけ?」

「はい。お給料もでましたし、しっかりアピールしてねってことで」

 その結果でそれなりに売り上げもよかったみたいですけど、と彼女は嬉しそうにはにかんだ。

 自分がやった結果がでてうれしいといったところなのだろう。


「となると、あんまりこのイベントでの目的みたいなのはないよね……」

 実際、広場の方ではひどいことになっていたわけだし、というと、お恥ずかしながらと彼女はうつむいた。

「個人的にはメイドものの同人誌とかチェックすればいいじゃない!? とか言いたいところなんだけど、一人でうろうろしてたらまた声を掛けられるよねぇ……」 

 うーん、一人でほっぽり出すのもなんかなぁと言うと、そんなに心配です? と言われてしまった。

 でも、なんというか音泉ちゃんほど可愛い子というか、この会場と別のオーラを出してる子だと目立つし、ひたすら危険でしかないと思う。案内して上げられればいいのだけど、ルイとしてはコスプレ広場の方での撮影が待っている状態だ。

 あそこにこの子を連れて行くのはまずいだろうし、かといって同人誌ブースの方にとなると、知り合いがいるのは、爆撮天使の同人誌を売っている八瀬のところくらいなものである。


 あそこにだけは預けちゃいけないような気がする。

 あの男の娘発見機が、音泉ちゃんを見て果たしてまともでいられるだろうか。

 もしかしたら、また縄で縛って猿ぐつわとかして、君の大切なところを確認させてもらうとかいう蛮行にでかねないと思う。


「ああぁ! ルイさんだ! こんなところで何やってるんですか!?」

 さて、どうしようかと思っていたところで唐突に声をかけられた。

 周りからは、おい、あの子ルイさんに声かけるとかなにものっ!? なんて声が聞こえている。

 うう。近くの人たちはこちらの動きをチェックしていたらしい。

 ほんとプライバシーがない場所である。


「ちょっと友人と会っちゃってね。花ちゃんは今日はどっち行く予定?」

「えっと、いちおうは今日は中を回ろうかと」

 コスプレ広場は昨日と一昨日で堪能したので! という彼女の声を聴いて、やった! と軽く喜んでしまった。

 さて、声をかけてきてくれたのは、言わずと知れた、特撮研の同期の花涌さんなのだった。

 カメラを首からかけている彼女は、動きやすそうなパンツスタイルで、カメコさんオーラを放っている。

 

「花ちゃん! お願いがあるんだけど!」

「えっ、なにっ! えっ、ちょルイさんっ、近っ」

 ちょっと慌てていたせいか、ずいと近寄りすぎたかもしれない。

 花ちゃんは、えぇー、と言いながら目を白黒させている。


「この子、友達なんだけどちょっと今日付き合ってもらえないかな?」

 実は、あんまりこのイベントに慣れてなくて一人だと心配でさ、というと、へっ、うわ……なんか可愛い子きたぁ……と花ちゃんは目をぱちくりさせた。

 しゃきっとカメラに手を伸ばしてるあたり、だんだんとこの子も随分と訓練されてきたなぁと思う。


「あの……こちらの方は?」

「友達? うん。撮影仲間だね」

「数えるほどしか一緒に撮影にでたことはないですけど……頼ってくれるのならうれしいです」

 っていうか、この状況じゃ私が手伝うのが一番いいんでしょうしね、と花ちゃんは苦笑を浮かべる。

 そして、ずいっと、スマートフォンの画面を突き出してきた。


 そこには、阿鼻叫喚とか、ルイさんロス! なんて言葉が躍っている。

 どうしていないのー!? なんていう書き込みも盛りだくさんだ。


 午後まで待ってるのに、なぜにこないんじゃー! という声が多発である。


「昨日、一昨日とこっちきてなかったし、よっぽどみなさん溜まってるみたい。ルイさんは早く行ってあげないとですね」

 なるるさんとか、もールイさんいないのー! って大騒ぎでしたよ、とか花ちゃんに言われてしまった。

 ううん。昨日と一昨日は欠席届を出してたけど、今日はいくよ! って告知をしちゃってるからなぁ。

 

「んじゃ、音泉ちゃん! あとで連絡取りあおう! 花ちゃんも……今度ぜひ、撮影一緒にいこうね」

 自然写真を撮る仲間は貴重なのですっ! というと、はーい! という返事が来た。

 カメコとしてのルイではなく、たんなる友人に対しての返事でちょっとほっこりである。


「さて、それじゃあ改めて、撮影いきますかね」

 さぁどんな子を撮りましょうか、といいながら、あらためて広場の方に向かうことにした。

 時間はだいぶおしてしまっているので、ここは去年の経験を生かして、ばんばんと撮影していこうかと思う。

あの会場で、リア充オーラがでてると目立つはずだ! ということであの人の参戦をさせてみました。

ルイさんはオタに染まってるけど、音泉ちゃんは染まるだけのお金がない……(うるっ)


にしてもルイさんのイベント人気に陰りがないですね。春先あんなことがあったというのに。手に職があるのはいいことかと思います。


さて、次話こそ撮影にはいろーじゃないのさ。


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