534.ゼフィロス初出勤のお話8
「ルイさん……話には聞いてましたけど、ほんとおっぱいないんだ……」
がびーんと、まず彩ちゃんはそこから気になったようだった。
はい。すでに浴槽のほうに入っている二人から、ほれ、さっさと帰るように言えという無言のオーラが。
出てはいないけど、さすがにわかりますってばー。
でも、これ、結構難しいと思うんだよねぇ。
だって、彩ちゃんったらすでにもう、ばっちり裸なのですから。
あ。割とスレンダーな感じで、ちょっとシンパシーを感じるかもしれない。
「もう、突然どうしたの? まだ時間は十分あったよね?」
っていうか、お客さんの入浴を邪魔するとはどういうことさ! と、強気で反応すると、ええっ、と彩ちゃんはびくりと身体を震わせた。
こういう反応をされるとは思ってはいなかった、ということだろうか。
「ええと、その……いろいろ確認したいことがあったので」
「確認? たとえば若さまの背中の傷が見たい、とか?」
それはちょっと悪趣味なんじゃないの? と少し声を低めに出して見せると、うっ、とまた彩ちゃんは言葉を詰まらせた。
「それも含めてもろもろ、です。あわよくばルイさんの裸とか見てみたいっていうのもあって」
エレ姉様が、アレは本当に綺麗だよー、美しいよーとか、言っていたので、とぼそぼそ声が聞こえた。
ちょ。エレナさん、一体なにを言い始めているんですか。
「ともかく。この広さなんですから、私が一緒に入っても問題はないですよね?」
「んー。どうだろ? お二人の意見も聞きたいところですが……」
ちらりと浴槽の方に視線を向けると、二人はがじがじっと身体を硬くして、えうあ、と変な声を上げていた。
ちょ。若様は仕方ないにしても、明日華ちゃんまで固まらないでいただけまいか?
「まあ、入れるっちゃ入れるか。お風呂は乳白色で身体にコンプレックスがあってもある程度隠してくれるだろうし」
いっとくけど若葉ちゃんだけじゃなくて志農さんも身体見られたくない人だから、そこちゃんと踏まえてね、と言ってやると、思い切り視線が二人の方に向かった。
湯気に隠れているけれど、二人がどこら辺にいるかはわかるだろう。
「バス、タオル、ですか?」
「うん。明日華ちゃんも結構ハードな生活送っててね。だから十一時って夜遅くに一人で入ってるってわけ」
それは一年一緒に生活していてわかってるよね? と言ってやると、まぁそれはと言いながら、隣の洗い場に彩ちゃんは腰を下ろした。
「その件については、私だって理解しています。主従というものがいまいち理解はできませんし、たぶん何かあるんだろうなとは思ってましたし」
従者だから夜遅くにお風呂に入る、というのはちょっと違和感ありますし、と彩ちゃんはシャワーでまず身体をぬらし始めた。
女子高生である彼女の姿は、なんというか。
この学院にしてはちょっと発育不良という感じのものだった。
その分ウエストの辺りはほっそりしていて、ほどよいくびれなんてものもできている。
「他の子達も同じ感じに思ってたりする?」
「ですね。まあ、実際家にメイドがいるって子なら、従者が夜というのを受け入れてたりするみたいですけど」
さすがにそんな超お嬢さまは寮にだってそんなにいませんから、と彩ちゃんはボディーソープを泡立てながら肩をすくめた。
「まあ、確かにそうだね。洋次くんちでもメイドさんはいないのだものね」
「エレ姉様の家クラスならばありなんでしょうけど、うちはしがない普通の家ですよ」
「プライベートビーチ持ってる家が、普通の家のはずないんだけどなぁ」
庶民の家というのは、3LDKとか2LDKとかで、三階建てでそれをまかなうものだよ! と言ってやると、お庭は物件に入りますか!? と突っ込みが入った。
庭園ではなく、ちょっとしたガーデニングスペースくらいです、と答えると、これが庶民……っ、と彩ちゃんはわざとらしく驚いて見せた。いちおうは、一般家庭の家事情の幅がどれくらいあるか、というのはわかっているのだろう。
ちなみに、木戸家は建売住宅としてはそこそこといったところだ。
黒木家のほうが家は大きいし、さらには木戸家よりも部屋数が少ないおうちというのも世の中には当然ある。
普通だと思っているのは、いつだって自分の常識が当たり前だからで、世の中にはそんな無数な普通があるものである。
「うちのはビーチといってもそんなに立派なものでもないですよ。エレ姉様のところとは比べるまでもないです」
「あぁ、あそこはね……またあのビーチ使ってみんなで集まりたいなぁ」
あのときはほんっと楽しかったなぁ、と懐かしそうな顔を浮かべると、身体を泡だらけにした彩ちゃんはぷぅと頬を膨らませた。
「そのときは私も是非誘ってくださいよ。兄様だけなんて言わずに」
「それは、エレナに聞いてみないことにはなんともね。というか、今度はあそこのそばにある貸し切り風呂を体験したいところ」
別荘のお風呂もたまらんかったけど、せっかく温泉施設があるんだからそこも入ってみたいというと、ほんとルイさんはお風呂好きですよねぇ、と言われてしまった。
さて。そんな感じで和気藹々と話をしているわけだけど、浴槽の方の二人はもう生きた心地がしないようだ。
なんとかしてーっ! という視線と、どうしてあんたはそんなに動じてないんだ、という視線がきっと注がれてるのだと思う。
いや、むしろどうしていいのやら、という感じかもしれない。
てか、なんで普通に一緒に話できてんの? という感じもあるのかもしれない。
あんた、男子やっていっとったやんけー、というやつだろう。
でも、さっきからこちらの裸を見ても彩ちゃんは、胸がないことしか指摘はしてないんだよね。
下は、はい。うまく隠してます。立ち上がるとちょっと、見えちゃうかもだけど、洗い場の前で内股にしておけば、なんとかなるもので。
もちろんタックとかができるのが一番なのだけども!
「それで、彩ちゃんはどうして今日はこんな暴挙にでちゃった感じ?」
「そろそろいい機会かなと思って」
今まで、あれやそれやとお風呂に入るのを断られ続けてきましたし、こうなったら実力行使だ! って感じです、と彩ちゃんは言った。
これまでも度々、一緒に入ろうというお誘いはし続けて、そして断られ続けたそうだ。
それが積み重なって、今という瞬間ができているのだろう。
確かに、若葉ちゃんのお風呂を覗かないというのは、他の寮生の善意というものだ。
志農さんのそれは、時間帯もあってそこに興味を持とうというつもりはなくても、若葉ちゃんの傷の件はそれこそ「お互い気にしなければそれでいい」と言ってしまえる間柄になるというのも一つの方法だろう。
なにより慈悲と寛容というこの文化の中では、そっとしておくのも優しさならば、気にせずにどんどん付き合いを深めるというのも、また優しさなのだ。
「でも、それはお嬢様学校としてはちょっと、スマートじゃなくない? お兄様からも怒られてしまうんじゃないかな?」
洋次くんはたぶん怒るよなぁ、と最近あまり話ができてない友人の事を思い出す。
いや、でも兄のほうも似たような事をやっていたっけ?
コスプレ会場にこっそりきて、エレナのお尻を追いかけていたっけね。
「たしかに他の寮生からは、そっとしておきなさいって言われたけど……」
ううむ、と彼女は一瞬だけ言いよどむ。けれど。
「もう、一年になるんです。せっかく一緒に暮らしていて仲良くなれてきたのに、壁を感じちゃって。それで、壁があったら乗り越えたいんです、私」
シャワーで身体の泡を流しながら、きらきらした目を彩ちゃんは向けてきた。
ああ、これが若さか……なんていう風にも思いながら、いいやそれはこの子の資質か? なんていう風にも思い直した。
なんというか、目の前に山があるから上る、みたいな発想である。
「あーあ、そこまで言われちゃったら、一緒にお風呂に入ってやらないわけにはいかない、かな?」
どうよ、お二人さん、とすでにお湯につかっている子達に声をかける。
さすがにここまで言われてはルイの一存でいろいろを決めてしまうわけにはいかない。
「……一緒に入ること自体は、嫌ではないんです。ただ……やはり傷のことはそんなに簡単に乗り越えられないというか」
彩さんの事が嫌というわけではなくて、その……そういうのは嬉しいのですが、とちょっとだけ若様は顔を赤くしながらうつむいた。
あ。これ。
まさか若葉ちゃんったら……
「なら、なるべく見ないようにするから」
せめて一緒に入ろうと、彩ちゃんは浴室の方に歩いて行った。
まあ、お風呂に入っているうちは、顔くらいしか見えないから問題はないだろう。
でもだ。
「そうはいっても、いきなり不意打ちなどしてきそうですね」
そうなったら実力行使も辞さないですから、と志農さんはいくらか冷静になったのか、牽制の声をかける。
ま、彼女はバスタオル巻いてるから、まだ余裕もできやすいだろう。
「やだなぁ、明日華お姉さま。いくらなんでもそんなことはしませんよ」
端っこの方でひっそり温まります、と彩ちゃんは浴槽につま先をつけた。
それを見ないようにしながら若葉ちゃんは懸命に、今の状況を耐えているようだった。
これは彼としては相当に刺激的な光景ということになるのだろう。
同い年の女の子の裸が目の前にある、というのは。
ルイに対してですら、裸を見るのを恥ずかしがるようなうぶな青年なのだから。
「んじゃ、あたしは遠慮なく若様のそばに近寄ろうかと思います」
「えっ、ひやっ」
よっと、ルイが若葉の隣に陣取ると、彼女は驚いたような声をいきなり上げた。
うんうん。この状況できちんと高い声が出せているのはいいことだと思う。
そして、明日華さん。なにやってんすか、とこっちを睨まないように。
助けてあげてるだけなんだから。
「首筋にあてときな。彩ちゃんがいたら上がれないでしょ?」
背中の傷、見せるわけにはいかないんだったら、のぼせ対策でつけておきな、と、さきほどの悲鳴の正体である、冷えたタオルをそのまま当てておくように指示をしておく。
そう。
先ほどから若葉ちゃんの様子がおかしかったのは、この状況に脳がヒートアップしてしまっていたのと、純粋にお風呂に入ってののぼせだ。
十分も入っていないけど、それでもゆだってしまうような状況だったのだろう。
「そういうことでしたか」
はぁ、と志農さんはため息をもらしながら、思い切り立ち上がった。
たゆんと水面が揺れると同時に、志農さんの控えめなおっぱいも揺れた。
「なら、若はちょっと涼んでいてください。彩のことは私が抑えておきますから」
不意打ちなど絶対させませんから、というとそのまま浴槽の中を歩いて彩ちゃんの隣に移動する。
あんまり身体を見せたくないはずなのに、主人を守るための必死な姿に感動である。
そしてその身体でうまく視界を塞いでくれたので、若様は遠慮がちに上半身を外に出した。
下半身を湯船に入れているのは、念のためというやつだ。
そして、さきほど渡したタオルを脇の下に当てながら、ふぅと深呼吸。
微力ながら、ルイさんも防壁として彩ちゃんから若様を守る場所にずいと移動しておいた。
ちなみに、背中を見られるのが一番アウトで、次点で胸元に接着されているシリコンパットに違和感をもたれることに注意をしなければならない。
かなり精巧で、見事にくっついているものではあるけれど、さすがに超至近距離で観察されたらわかってしまうこともあるだろう。
「うぅ、なんか鉄壁の守りだ……そこまでされちゃうと、よっぽどひどいのかなって心配になってくるよ」
大事過ぎる、と彩ちゃんはそのままおとなしくしてくれているようだ。
これで若様のほてりもとれてくれるだろうか。
「ちなみに、明日華お姉さまはどこがコンプレックスなんですか? 見る感じ全然じゃないですか」
胸だって私よりあるし! と彩ちゃんは不思議そうな顔を浮かべた。
まあ、そりゃバスタオルを巻いている状態ならば完璧にお姉さまなわけだから、どこも問題はないように見えるのだろうけど。
「人それぞれ思うところはあるというところです。あれだけ絶壁でも堂々としている人もいれば、些細なことが気になってしまうこともあるものだから」
「ぜ、絶壁って……それはあたしのことかなぁ、志農さん」
「他にどなたがいらっしゃるのです? パットがとれちゃうとぺったんなルイせんせー」
「……うぐっ。大人をからかってからに……」
そりゃ、まあこれから育つ予定はまーったくないですが! というと、それ、エレ姉さまも言ってました、と彩ちゃんに思い切り笑われてしまった。
あれ。エレナさんと同じ台詞って結構まずいような。
「まあ、エレ姉様は男の娘を三次元に降臨させる姫君ですからね。胸なんてあってもらっては困るって堂々としてましたが」
それくらい堂々としていられるのは、むしろすごいですよね、と彩ちゃんは目を輝かせていた。
「若葉もそこまで気にしないでもいいと思うけどなぁ。傷がついていようとも、若葉は若葉だよ」
「……なにその、みんな違って、みんな良いみたいなの」
えぇ、と傷の事を言われた当人は、困惑したようすでそう返した。
ま、その標語は正しいとは思うけど、それは自分のことを肯定している人が使えるものだものね。
「うーん、じゃあルイせんせー。傷物でもおっぱい欲しいとか思いません?」
「思いません」
なんですか、その話のもって行き方は、というと、彼女はだってー、と不満げだ。
「若葉を直接言い負かす自信はないですもん。変化球でいろんなところからせめて行くしかないですし」
「にしても、あたしにおっぱいの話を振るのはどうかと思いますよ」
あとで洋次くんに叱ってもらいましょう、というと、えぇーそれはー、と情けない声を上げていた。
よし。お兄ちゃん大好きっこは、そこをつけば言うことを聞いてくれるらしい。
「じゃあ、傷もののリンゴが大安売りしてたら?」
「迷わず買います」
彩ちゃんの言葉に、反射的にうなずいておく。
リンゴは、痛みすぎているとあれだけれど、ちょっと不揃いとか、一部がというようならば、いくらでも使い用はあるのである。
「ジャムにしてもいいし、焼きリンゴもいいよね。おまけにこの前、エレナの家でリンゴの蜂蜜っていうレアものをいただいて、なにこれっ! って気分になったよ?」
アレは紛れもなく高級だし、ちょっと果実とは違うかもだけど、というと、志農さんは、あぁという顔をして、若様ははてな顔だった。
ふむ。従者は物の価値をしっかり覚えて主に差し出すけれど、主は部下を信頼していまいちよくわからない物も、おいしい! の一言という感じなのだろうか。
「なら、虫食いのあるレタスとかは? あとは、期限間近の牛乳とか」
「なんか、彩ちゃん言い草がお嬢さまからぐっと離れて、旦那のお給料少なくて切り詰める専業主婦みたいになってるけど」
「へ、へんな茶々入れないでください。良い話するための下ごしらえなんだから」
で、レタスはかうの? と強くいわれて、もちろんですと答えておいた。
正直、木戸家では、形が悪いとかに関して何かを言う人はいない。
中身がまるっきり別物なら考えるけれど、ちょっと上の方が痛んでるくらいでは使うのである。
「それで、傷物野菜をうちで買い取ることになにか意味でもあるの?」
はぁ、とため息交じりに言うと、彩ちゃんは、うんうんっ、と嬉しそうにうなずいた。
「まさか、それを私になぞらえて……傷物の女は安く買いたたかれるとか、そういうことを言いたいのでは……」
はっ、と今までの流れを読んで、若葉ちゃんは愕然とした顔をしながら言った。
たしかにさっきの言い草では、傷物は安く買いたたかれる、ということにもつながるし。
「そ、そうじゃなくて! 誰に安く思われようと、きっちり買ってくれる人はいるってことで」
あわあわと、彩ちゃんはやっと言いたいことを言葉にした。
たとえ傷物であっても、それの価値を安く見られようとも。買ってくれる人はいるのだと、彼女は言った。
「それで、彩さまが若様を買おうということですか?」
「買うっていうと違うけど、その価値をしっかり判断して、お近づきになりたい! って感じ」
私はそういう関係をもちたいのです、と彩ちゃんは真摯な瞳を向けていた。
ああ。
これ、ルイならばすぱっと話をしちゃうシチュエーションじゃないだろうか。
今は当事者ではないので、何も言えないけれど。
「お店に並ぶレベルの傷ならいいんだけどね。出荷前にダメなのは廃棄されるっていうのは、わかるかな?」
それは悲しい現実のお話、と苦笑交じりにいう若の言葉には、少し影があるようだった。
これがでるのは、きっと志農さんと一緒にいたからなのだろう。
普通に出荷される花である人ならきっと、この話はしないはずだから。
「それを出されると弱いなぁ。まるで傷物である自分を諦めちゃってるみたいで」
彩ちゃんは、いらっとしたように志農さん越しに若に声をかける。
「うちの将来の義姉さまは、雑草はどこでも生えるし、店に並ぶだけが生き方でもないよ、とカラっとおっしゃっていました。たぶん、若葉ちゃんよりずっと苦しくて、しょうがない立場にあるのに」
傷くらい、どうってことないです! 少なくとも私にとっては! といい顔を浮かべる彩ちゃんに三人の顔は曇った。
ああ、ここまでいってもまだ若のことが気になっちゃうのか、この子は、という感じだ。
「はい、じゃあ今日はそんなところにしておきましょうか。この話をエレナにしたらたぶん怒ると思うので」
「ええっ、エレ姉様、怒ります?」
「うん。まじでガチで怒る」
引き合いに出したエレナの話で、逆にせまると、ええーと彩ちゃんは不満そうな声を上げた。
ええ。
エレナは多分、彩ちゃんの意見を拾ってくれることだろう。
けれど。
どうしてこんな、女子校潜入時の極上イベントの場にボクを呼ばないの!? まじなの!? って怒る。
うん。まじで怒る。
「そ、そういうことなら、今日は撤退するしかないか……」
ルイさんがそういうなら、きっとそうなのだろうし、と彩ちゃんはシュンとしてしまった。
ちょっと効果が強すぎたらしい。
「で、でもです! 第二第三の彩が現れ、いつかきちんとお風呂で隣同士で入ってもらいますからね!」
「どんな魔王ですか、彩ちゃん……」
ざぶんと浴槽から上がると、彩ちゃんはそんな台詞を残してタオルで身体を拭き始めた。
若はもちろん目をそらし、そして志農さんは、こいついきなり襲ってこないよな、と警戒心をあらわにしている。
さすがは従者どのである。
「それと、ルイさんも。今年の夏は楽しみにしてますから!」
海の話、きちんと覚えておいてくださいよ! と言い置いて、彼女はお風呂から退場していったのだった。
ルイさん、まじぱねぇな。としみじみ。
いや、もう風呂に入るの憧れの人じゃないと全然動じないっていう、このスタイルは不動ですね。
そして彩ちゃんもぐいぐい行きましたが、鉄壁すぎました。
もう、女子校潜入物の決定的ルートだというのに乗り切ってしまうのはルイさんがいたからに違いない。
さて、とはいえこのままなのはあんまりなので、次話は、後始末ということで。
ゼフィロス初出勤編はそこでいったん終了です。




