046.
時は少しさかのぼる。文化祭準備にあれこれ動いていた十月の中旬。
今日は銀香町でひさしぶりにあいなさんと一緒に撮影の日だった。青木との件に関しては姉のほうにはひとまず内緒にしておいている。別に伝えておいても良いのだけど、面と向かって言うようなことでもないと思ったのだ。その場の空気で、そういえばこんなことが、くらいの世間話でなら話してもいいかもと思っている。
そんなお相手であるあいなさんはここ数週、いろいろな地方にでて写真を撮っていたようで、ときおりスマホで撮った写真を送ってくれたりもした。もちろん今日の夜の宴会で一眼で撮った方の写真も見せてはくれるだろうとは思っているけれど、スマホの写真でも十分楽しい写真ばかり送りつけられてくるのだから、いいなぁ旅したいなぁとさんざん思ったものだった。
「あと二ヶ月もすれば銀杏さまも色を変えるころ。今日はおおかた黄金の稲穂でも撮っちゃう?」
「季節的にはぴったりですね」
稲の収穫は一般的に九月と十月に行われる。銀杏町の稲の収穫はだいたいこの時期で、今は重くなった稲穂が見事に頭を垂れていて、ふさふさと風に揺れているのである。
さぁどんなもんを撮ろうかねと商店街で話していると、背後からかかる声があった。
「あのっ。相沢あいなさんですよね? ちょっとお時間よろしいでしょうか」
「ルイちゃんさえよければ、どこか入ろうか?」
話しかけているのはルイと同じ年頃の女の子だ。彼女は真剣な表情のままあいなさんに視線を向ける。なんとしてでも、という意気込みなのだろう。ルイとしてはその理由もなにも知っているのだが、むしろ、その後ろにいる人影に対しての反応をしておくことにする。
この前銀杏町に呼び出して、おつきあいをお断りしたのはそう前の話ではないのだ。彼自身は後腐れなくとか、友達としてとか、そんなことを言っていたけれど、斉藤さんからは未練たらたらでだらけまくってるという話を聞いていたりもする。なんにせよ気まずい相手であることに間違いはなかった。
「じゃあ、あの喫茶店ですかね」
そして町に一軒だけある喫茶店に足を踏み入れた。
まさか、あのルイちゃんがうちの店にきてくれるとはっ、と店主にさんざんさめざめ感動されてしまったものの、さすがに最近はいくらか金銭的余裕というものもでてきている。そんなに感動しないでいただきたい。
「あの……突然押しかけてすみません。相沢さんにお話があって」
「ふぅん」
興味深げな視線を彼女に向けながら、それでも唐突に現れた弟の方にどういうことと言外のプレッシャーが放たれている。
弟のほうはびくりとそれに震えながらも、なんとか話を始めようとしていた。
もちろんルイは『知らないこと』なのであえてなにも口は挟まない。
「まずは、ねーちゃん。ごめんっ。申し訳ない。ねーちゃんのパソコンから勝手に写真持ち出して」
「ファイルが動いてたり、フォルダが新しくできてたり、ちょっとおかしいなとは思ってたんだけど」
ほほぅ。とあいなさんは弟を軽くにらみつけている。口元は笑顔なのに目はしっかり笑っていなかった。
「まずは、その子、紹介してもらえるかしら」
愚弟に冷ややかな視線を送るあいなさんの前で、あわあわと青木は彼女の紹介をした。
学校の後輩の子であって、ちょっとした仕事の報酬に写真を渡した相手であること。そしてコラージュの技術が高くてあいなさんの写真素材をとても愛しているということ。名前が篠田美咲ということ。
一通り事情を聞いたあいなさんはあまり表情を崩さない。
横から聞いていた感じでは、コラージュを青木が依頼したアホな理由までには触れられてなかった。けれどそこにルイとしては突っ込むわけにはいかない。
コーヒー牛乳をすすりながら、一傍観者の位置で向かい合った両者のようすを見る。
「コラージュって、実はあんまり好きじゃないのよね」
正直なところ、とあいなさんは低めの声でいう。気分を害していますといわんばかりだ。
「たとえばね、これが自分のベストだって描いたものを、上からいろいろ塗られて、こっちのほうがいいよって言われちゃうみたいな感じするじゃない?」
ああ。なるほど。
それはわかる気がする。
あいなさんと一緒に写真を撮っているとき、数を確かに撮るのだけれど、それのうちさらにそこから厳選した写真を写真集にするわけだ。珠玉の一枚。人に見せておかしくない完成品を市場に出すわけだ。
それを画像加工されたら、さすがにいい気分はしない。
「コラージュ前提に撮った写真を加工されるってことはあるし、実際そういう仕事もしてきたけど、あんたが持ってったのって、日常のラフ画像じゃなくて、写真集の元データでしょ?」
「そ、その通りでございます」
商品価値という点で見れば、そっちの方がいいと青木は残念ながら判断してしまったのだろう。
あいなさんの写真ならどんなものでもきれいにコラージュできそうなものだけれど、今回は厳選してしまったのが裏目に出た。
「ルイちゃんだって、あの銀杏写真とか、人に見せるぞって撮った写真、そうね、この前のコスROMとかもだけど。いじられたらすっごい嫌じゃない?」
「それは……まぁ」
ちゅーと、コーヒー牛乳をすすりながら同意の声を上げる。
自分で修正するならまだしも、あの時つくった全力を上塗りされてしまったら確かにちょっと傷つく。
主観的にとらえればそういう反応にもなるということか。
そう言われてしまった二人はしゅんとうなだれてしまっている。特にコラージュ娘の方は小さくなってしまっているようだ。こういう時青木がサポートするのが筋なのだろうが、ねーちゃんに頭があがらないのか、身動きが取れないでいる。
「ただ、コラージュの出来次第ってのと、個人使用するのかどうかとか、そういうのも含めて考えたいかな、とは思います」
同年代なんで、と苦笑を漏らす。
我らはあいなさんに比べれば十分に若い。そして幼い。
その道でお金を稼いでいるわけでもないし、試行錯誤を繰り返している状態だ。
それが彼女の場合、コラージュだった。その素材として目の前に最高のものが提示されてしまった。ならば触れてみたいと思ってしまうのもしょうがない気がする。
「まったく。ルイちゃんそういうところ甘い。甘々。でもふがいない弟の代わりに言い出してくれてありがとね」
なんだ。あいなさんもコラージュのできのほう、気にはなっていたのか。
けれども自分からはさすがに言い出せなかったらしい。
さぁ作ったコラージュ作品があるなら出してごらんとあいなさんはコラージュ娘に要求する。
「これ、なんですけど」
印刷してあるものを数枚。A4のファイルに閉じられた絵を取り出して恐る恐るテーブルにのせる。
「もちろん商業利用とか、同人で外に出すとか、そういうのはしていません。自分で作ってそれを保存してってところです」
友達に見せたりくらいはありますが、と言葉をつづける。
「ここって、半年前に出した写真集のだっけ。ふぅん。これはまたセンエイテキな」
あの冬の写真展に入ってたのとは違う、森の写真だ。右下の方には『未先』とペンネームが入れられてある。
前にエレナと一緒に撮影した森の写真と、感じとしては似ている。
どこか幻想的であったあの写真。それと比べてこれは幻想そのものといった感じだった。
まさにユニコーンでもでてきそうというのだろうか。
遠峰さんがセンエイアートといっていたのがよくわかる。
「……どう、ですか?」
「どうもなにも、うーん」
全部を一度じっくりと見てから、どうしようかとあいなさんはコーヒーの香りをくゆらせながら考える。
「あの、みさきちゃんさ。これ作ってる時、楽しかった?」
「そりゃもう!」
がちゃり。テーブルが少し揺れた。彼女は前のめりになって、わくわくを隠しきれないという様子だ。そりゃそうだろう。学校にもパソコンを持ち込んで処理をしていたくらいなのだし、好き過ぎてああなっているのは手に取るようにわかる。
「あーもう。そんなキラキラした目を見せられると、毒気が抜かれる……」
うわーんと、あいなさんがこちらに抱き着いてくる。これ、どうしよう、どうしようといった様子だ。内心では許してあげたいけれど、プロとしては毅然とした対応をしないといけないといった板挟みなのだろう。
「ま、ある意味同族というか、同じ穴のむじなというか、きっとそういうのですよ」
類は友を呼ぶ。
大好きな打ち込めるものがあるというのは、それだけで毎日が煌めいてくれる。
「だぁよねぇ。それを取り上げよーってしちゃえるほど、大人にはなれないや」
おやっさんには怒られそうだけどなぁ、とあいなさんはんーと腕を胸の前で組んだ。
「今回の分は不問にしてあげる。もちろん商業利用とか拡散はダメだけど」
持っておく分ならかまいませんと、ため息交じりに告げられた言葉に、ほっと美咲ちゃんは肩の力を抜いた。
作った作品を取り上げられなくて良かったとでも思っているのだろう。
「でも素材もとなら、写真部をあたるとか、学校の画像サーバーからひっぱるとかしなかったの?」
あいなさんのほうもあらためてコーヒーのおかわりを頼みながら、緊張を緩ませた質問をする。あの学校の卒業生でもあるあいなさんは、サーバーにそれなりの数の写真があることを知っているし、ごっそりそれを見ていたりもする。
「それは考えましたけど、イベント写真でそこまでぴんとくるのもなくって」
そりゃそうだろうと美咲ちゃんの浮かない声にルイは納得してしまう。あれはあくまで記録用の写真だ。それでびしばし遊びの写真をとるのは写真部くらいなものである。
写真部の分もサーバーにあがるけれど、それすらもしかしたらこの子は気にいらなかったのかもしれない。
そう。あくまでもイベントの写真は、人を中心に撮るものだからだ。おまけに学校の周りの代わり映えのない景色ばかりしかない。それ以外も撮るけれど、それは木戸と同じく大半は個人の所有物としてイベント写真のサーバーにはのせないのだ。
スナップ写真の加工は、彼女としては材料不足という判断になるのかもしれない。
「あえて言えば、馨先輩の写真くらい……ですかね」
「馨って、木戸くんだったっけ?」
その名前をきいて、少しだけコーヒー牛乳のストローに力がこもる。
やっぱりあいなさんも知ってましたか。青木のやつが写真を見せると確か去年いっていたものな。
そのファイルには写真表面ではなくファイルのデータとして製作者の名前が入るのである。
カメラを渡されたときに設定してくれと最初にいわれたのがそれだった。前の委員の名前を上書きしてカメラ設定をこなしたのだけれど、そういう話をするなら充電器の話をしておけと言いたくなる。
「はいっ。って、あれ? 男の人だったんですか?」
きょとんと彼女が目を丸くする。kaoru kidoで撮影者の名前が入っているせいで、後輩には誰が撮ったのかわからなかったといったところなのだろう。
「木戸は男で俺の親友、だ」
例の写真の相手だ、とこそりと耳打ちをしているのが丸きこえだった。
「ああっ、あの。ちょっと涼しげな感じな眼鏡さんですか」
なるほどと、木戸のことを思い浮かべた彼女は言うにことをかいて眼鏡さん呼ばわりである。
そういう写真を作ってるのだから、あえて名乗ってはいなかったのだけど、まったくもって彼女はなにもしらないで依頼されたままにコラージュ写真を作っていたらしい。そもそも人間にあまり興味がないのかもしれない。
「んー。確かに撮り方は丁寧だけど、男子向けの写真の撮り方と、女子向けの写真の撮り方見れば、男の子ってわかると思うんだけどな」
あいなさんが的確なフォローを入れる。
そう。
あのイベント写真は青木ですらそんなことを言ったほどなのだ。
「えー。でも景色の写真とかの撮り方。丁寧で女性的って感じしたんですけど」
「朝の、写真かな? 確かに合宿所の近所で撮ったんだろうけど、みずみずしい感じは優しい感じって思ったけど」
それ以外の人物の撮り方で先入観が、とあいなさんが苦笑を漏らす。もともと弟の友人という話を聞いていたというのも大きいだろう。
「正直人間の写真はあんまり興味がないので。そっちはあんまり見てないんです」
さらりと美咲ちゃんは言い切った。
なるほど。それなら消去法的に木戸の写真に行き着いても仕方がない。
「それなら写真部と連携して、素材写真撮ってもらえばいいんじゃない?」
一応、人物以外もみんな撮れるよ? と伝えると彼女は渋い顔をした。
確かにあいなさんの風景画は、プロでやってけるだけあって格別だ。引き込まれるものがあるのも事実。
けれども写真部の面々だってけして下手というわけでもない。
「ほい。じゃルイちゃんのカメラのメモリーカードを出していただこう」
どうせ、あたしと会うんだからここしばらくのデータも持ってきてるんでしょ、と言われて、返す言葉もなかった。
その通り。普段はその日の撮影分だけ。メモリーカードのデータはパソコンにいれて保管しているけれど、今日はあいなさんに会うというのもあって、ここしばらくの写真を別のSDカードに入れてきている。
ちなみにパソコンにいれたデータは日付ごとに一枚分たまったらBLディスクに焼く。
25GBでだいたい1000枚程度の写真だろうか。毎週撮影にいって、一日200枚は固いから、一か月分で一枚焼いてちょっとあまるくらいな頻度だ。
圧縮すればもっとという話もあるようだけれど、BLのディスクもそこまで高くないし、非圧縮のファイル形式での保管をしている。人に見せる場合は特殊な再生ソフトがいるのだけれど、しれっと遠峰さんがタブレットを差し出してくれた時に再生できたところをみると、あの子も非圧縮で撮っているらしい。ちなみにイベントで配る場合は非圧縮とjpegを同時に記録するモードにしている。
あいなさんのタブレットでは以前写真の品評会をしたことがあるので、読み込めるのは知っている。
素直にカードを渡すと彼女はぺぺっと写真を選んで表示した。
「この子はちょっと特殊だけど、君と同年代でこれだけ撮れます。写真部の面々もあたしが指導してるんだし、撮ろうと思えば撮れるから」
ふんすと、なぜかあいなさんが胸を張ってタブレットを美咲に差し出した。
一応は講習もでているし弟子ではあるんだけど、どっちかというと写真仲間という感じのほうが強かったので、そういう態度には少し驚きも感じる。もちろんあの学校の写真部わりとやるよってことを言いたいんだろうけど。
「これ、ルイさん? が撮ったんですか?」
「ここ一か月の写真ね。人物も入ってるけど君みたいな子にとっては、そういう写真嫌いじゃないはずだと思う」
風景の写真もあるが、そこにエレナの写真も混ざっている。今月は崎ちゃんを撮ってないのでそこらへんに関しては気にしていない。あの子と会うのはたいていいつだって偶然の産物だ。
「コスプレ、写真ですか?」
「そ。友人がコスプレイヤーさんでね。君のがっこの写真部の子に引っ張られて撮影会に行ったんだけど、いろいろあって友達になって、時々撮らせてもらってるの」
「この子もかわいい子よね。表情の作り方が徹底しているというか」
好き、なことを追究する、いわば彼女はそんな仲間だ。
あの子が頑張ればこっちだってがんばらないとと思わせられる。
「ああ、それとあいなさんには、これ」
先日作ったコスROMってやつですけれど、と一冊、製本したものを手渡す。
写真そのものは数枚、前に会った時に見せているけれど、完成品はまだ渡していなかったのだ。
冊子のほうの何枚かにキャラの写真が載せられてあり、あとはロムでねという作りなのだけれど、どのカットを使うのかはエレナと一緒にとことん話し合った。ROMに入ってる方はあれこれ好きに選べたし、枚数の上限もそこまでシビアではなかったけれど、看板になる表紙とその後のコスキャラの写真はそれぞれで一番いいと思われるものを選んだのだ。
そもそもDVD形式で単品販売でもいいのではって話をさっくり却下して、DVDつきの冊子としてという意見を出したのは彼女の方だった。
その分もちろんお金もかかっているんだろうが、せっかくなので記念に残ることをしたいということだった。
潤沢にお金が使えるのはうらやましい、と思わないわけはないのだけれど、正直それなりな風格みたいなものはあると思う。
「うへ。最近の高校生うらやましすぎるー」
「あはは。自由になんでもできちゃいますからね」
資金ばっかりはどうにもならないのが玉に瑕だけれど、今回のコスROMに関してはエレナのほうにだいぶん費用は持ってもらったので、感謝している。
もちろん収益に関してもあちら側が主なんだけれど、そこに文句は一切ない。ただ作れればそれでよかったのだ。むしろ収益の一部をいただいてしまって、臨時収入に恐縮してしまったくらいだった。
「ロムの中は家に帰ってからチェックするから。こういう企画ものも、やれたら楽しいよね」
仲間に恵まれるのは、いいことだよなぁとあいなさんがぼやく。
「そうはいっても、スタジオのみなさんそれぞれ楽しそうじゃないですか」
「まあね。兄貴にはいつもお世話になってるし、後輩だって何人かいるし」
でも、オフで自由にこういうの作れるのはうらやましいーとあいなさんがまたぼやいた。どうしたって仕事とお金が絡むのですとしょぼんと肩を落とす。
「それと、おやっさん。っていうと、ああ。あの時の学外実習におやっさん行ってたんだね。そういやあのあと上機嫌で、君に似た新星を発見したよとかなんとか、言われたような気も……」
次の仕事のことでいっぱいで、おやっさんの言葉をスルーしていたと彼女は言った。
けれども、それが木戸馨なのだ。朝に庭に写真を撮りに行ってしまうくらいに田舎の写真が大好きな。
そこにルイが反応してもいけないので、そっとしておくことにする。
「ああ。佐伯さん誰かのかわりにって来てたけど。ふぅん。あいつ朝に撮影でてたのか……」
あのときのことを思い出しながら、ぐっすりと寝ていた青木がわりととんちんかんなことを言い放った。
いやまて。お前は朝寝ていたけれど、朝露の写真とかしっかりあの中に入っていただろうに。
そこらへんの審美眼も合わせて、写真だめな弟、扱いなのか。
「朝露の写真。あれはちょっと加工してみたいなって思いました」
美咲ちゃんが写真を想像しながら、ぼんやりどう加工しようかと思いをはせる。いちおう木戸の写真でも合格ラインはもらえるらしい。
「とりあえず今回の騒動の原因はうちの愚弟に一番の責任があるんだし不問にしたげるけど、もうちょっとこう同年代の力ってやつを信じてみてやってよ」
それでも満足いかなかったら、声かけてくれればいいから。
彼女はそういうと、マスターが新たに入れてくれたコーヒーのおかわりを苦い顔をしながら呑むのだった。
予定通り銀杏町ですが、コラージュ娘ネタです。そして姉に頭の上がらない青木くんネタです。
基本、男子高校生は恋愛に飢えてアホなことをやっちまう生き物という認識でいます。そんなところが可愛いと思えるなら、ルイもつきあってしまえばいいんじゃないかな! あ。うん。撮影のほうが大事……ですね。はい。