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380.夜の告白3

最後まで行こうと思いましたが、長くなりすぎたので分割です。4まで書き終えたので、明後日はきちんとアップできますのです。

「あの、赤城さん? そろそろその、お腹が減ったのですが」

 衝撃の告白をさっさと済ませてから、ハナさんとも喋っていたわけなのだけれど、その間、われわれが注文していたのは、ドリンクとお通し同然のパスタ揚げだけだけなのだった。

 まあ、かりこりかりかりなパスタも美味いのだけど、さすがに八時近くになってしまうとはらぺこりんなのである。

 お腹が空かない大人と違って、木戸達は燃費も悪いのだ。男子だしね!


「あああ、酒だけだったな」

 こちとらミルクだけである。

 とはいえ、こちらからメニューをばしばし注文というのは実は気が引けている。

 最初に言われた通り、今日は赤城の全面的なおごりだ。

 社会人が相手であれば、ごちそうさまですーって笑顔で言ってもりもりいただくのだけど、相手が同じ学生となるとちょっとばかり遠慮もでてしまう貧乏性である。


「普段、宴会プランとかばっかだから、こういうところ慣れてないしさ。なんかこう、適当に選んでいただけると嬉しい」

「つっても、バーの飯って基本、酒向けだぞ? それでよければ見繕うというか……セキさんにお任せしちゃおうかなという手も」

「んまっ。丸投げ来たわねー。学生向けリーズナブルメニューでよかったら、コースで出すわよー。木戸くんは何か苦手なものとかあるかしら。もしくは美容のためにダイエットしてたりとか」

 セキさんは頼られてちょっと嬉しそうにしながら、こちらの体つきを見ながらそんなこと言ってくる。

 ほっそりしているから、好き嫌いとかあるのかなとかそういう話なのかもしれない。


「特にはないですね。ただ、野菜類も適度にとりたいところです」

 そこらへんハナさんもですか? ときくと、まあ、そんな所はあるかなーと頷いてくれた。

「大学の頃の友達の影響でね。つい、こういうバーでも、野菜スティックとか頼んじゃうんだよね」

「オシャレでいいじゃない? ま、いきなりがつんとカロリーをっ、みたいなのも男らしくて素敵だけど」

 ほい、じゃーまずは野菜スティック食べててねーと、セキさんがグラスに入った野菜を出してくれた。

 こちらに二つ、そしてハナさんの前にもだ。注文してたそぶりはないけれど、いつもの、というやつなのかもしれない。


 ここの野菜スティックはシャンパンなんかが飲めそうなグラスに、花のように広がるようなデザインで、細長く切られた、キュウリとニンジン、大根と……あとはパプリカかな。色とりどりで綺麗だと思う。

 それに付け合わせで、ごまだれと塩と味噌の器が出されている。

 

「居酒屋とかだと、お皿に出されたりあとはキャベツががさっと豪快にでてきたりですけど、こうするとオシャレですね」

「でしょー。盛りつけも一つの売りなのよ」

 いいですねぇ、と頬を緩ませつつ、今度セカンドキッチンでのお食事会の時はちょぴっと見た目もこだわってみようかなんて思った木戸さんだった。


「でも、木戸さ。お前普段から食事も気を使ってる感じなのか? 普段弁当だよな?」

「うーん。弁当男子ではあるけれど、あれは栄養面ってよりは金銭面かな。一食三百円を目指す感じです」

 どうしても削るとしたらそこになっちゃうというと、お前そんな苦学生だったっけ? と目をぱちくりされてしまった。


「ほら、女装に金かかるんですわ。ま、一通りアイテムはそろってるんだけど、つい、ね。んで、化粧水とか化粧品とかもね。ダイエットとかに関しては土日は町中撮影して歩いてて勝手に燃えるからそこまで気にはしてないけどさ」

「っていうか、しのさん普通に自然にあのかわいさなんだと思ってたけど、おまえ案外努力してんのな……」

「そりゃそーです。生身の男子がほとんど女子になりきって生活するなんて、特別な技術がいくつも必要だし、メイク術なり発声術なり特殊なのがいーっぱい必要で、そういうのを俺や先輩は持ってるのさ」

 どうだ、すごかろうというと赤城は、ええとと、その先輩の姿を思い出そうとしてるようだった。


「先輩って? 特撮研の?」

「そ。春に女装コンテストやっただろ? あんときの他の出演者を作ったのが先輩。鬼のような指導だったみたいで、仕草とかもがんばってたけど」

「結局は、しのさんの勝ち、か。勝因はやっぱり声?」

「いや、勝ってないから。思いっきし負けたから。……負けた理由は、ちょいと理解しがたいけど」

 すでに女装じゃねーってどういうことだよ、と呟くと、まあまあと赤城が頭をぽふぽふ撫でてきた。

 っていうか、おまえ、どうして木戸さんにはそういうスキンシップできるのさ。へたれのくせに。


「女装コンテストかぁ。学生時代はそういうのいっぱいあって楽しいよね。でも、見た目はすっごい綺麗だけど喋るとわかるみたいな」

「あるあるですね。でも、こいつの場合、完全に女声も出せますよ」

 そこらへんが恐ろしいところなんですけど、という赤城にハナさんは眉をぴくりと動かした。

 ほほう。彼としては声は不可侵であったほうが都合がいいのかな。たしかに世の中の人が女装なんて誰でもできるって思われちゃったら、バレる可能性も上がってしまうものね。


「へぇ。それは本当かい? なら是非聞かせて欲しいな」

「ええ、出せますよ。こんな感じで」

 にこっと響かせた高音の声を聞かせる。ルイの声と同じと気づかれるとやっかいなのでやってあげるのは一声だけだ。初めまして、ハナさんっ、とだけ。


「おわっ。すごいね。音が響いてて違和感がない。私の知り合いにも声の専門家はいるのだけど、彼が聞いたら大喜びしそうだ」

「それって、咲宮家専属ですか? 群衆の耳をつかんで離さない発声法がある、とか」

「ははっ。そういうのもあるにはあるね。甘く睦言をつぶやくときの声だとか、ね?」

 流し目というのだろうか、きれいな顔でそれをこちらにしてくるわけなのだが、まぁこっちとしては全くの無反応である。


「ってことは、沙紀矢くんも声いろいろ変えられるのかな。低いバリトンで……とか全然似合わないけど」

「たしかに。俺としては彼の幼い頃の印象の方が強いから、声変わりする前の天使のような声ばかり頭に浮かぶよ」

 そういえば、今年解放されるまで沙紀ちゃんは社交界に一切でなかったのだよね。そうなると従兄弟とも会う機会も数年なかったのだろうか。いや、さすがに新年くらいは本家に集まったりしたんだろうか。


「あーあ。いいなぁ低いバリトンでささやかれてみたい……」

「ささやいてみたい、ではなく?」

 てっきり赤城は攻めなのだと思っていたのだけれど、どうやら違うらしい。

 そりゃ、お尻を狙われてるーとかいって、大変申し訳なかった。


「俺の好みは年上で包容力があって、かっこよくて身長高い人なんだよ。だからバリトンでもいいんだ」

 でもってなんだよと思いつつ、咲宮さんの前だからあえて本人と違う特徴を言ってみたのだろうか。

 しかしながら赤城よ。咲宮さんは実際のところがちの受けなのですよ。

 それでもいいってこいつは言うのかな。どうなんだろう。


「はーい、じゃー野菜の次は、おつまみ系。チキン&チップスということでー」

 セキさんが出してくれたのはほんわり湯気が漂う、チキンと、フライドポテトだった。チップスというとポテチとかを思い浮かべてしまうけど、皮付きのフライドポテトでもチップスになるらしい。

「両声類って、無茶だろって感じだけど、意外にいるのよねぇ。あたしの知り合いにも一人いるし。さっきの木戸くんの声で、召し上がれっ♪ とか言われたらきっと一般人もたじたじよねぇ」

「セキさんはあえて声は変えないんですか?」

「あらっ、これはキャラ付けってやつだから、声質まで変えちゃったら、らしくないじゃない?」

 ここ、ゲイのお店なのだもの、と言われて、まあ、そうだよねーと納得した。

 女装系の店だったら、声まで変えるのはありだけど、男性同性愛者が集うバーでは、らしくない、のである。


「だったら、普通に喋ればいいじゃないですか。セキさんかっこいいんだし、モテるかもしれませんよ?」

「んもー、嬉しいこと言ってくれちゃうわね。でも、そうだなぁ。一声でこの店がどんな店かわかるし、一見さんで迷い込んで来ちゃったお客への、メッセージも兼ねて、なのよ」

「他のお客に迷惑がかかるくらいなら、自分が道化になろうとかそんな感じですか?」

「道化とまでは言わないわよ。ただ、わかりやすい記号でしょこれ。あたしがこうしてないとこの店、きっと普通のバーだと思われるわよ。ノンケの男性なんてあたしたちを見分けられるセンサーとかついてないもの」

 ま、同性愛者同士は引かれあったり、なんかそれっぽいなってのわかるけどね、と彼は意味ありげにこちらを見た。

 どう? 木戸くんはここ見ただけでわかったかしら、とでも言いたいのだろうか。


「ま、女装してる人を見分けるのが得意になるってのと同じ感じなのかな。まあでも、セキさんの口調で、ああ、ここそういう店なのね、ってのはわかりましたけど」

 お客の雰囲気も男性客が多いなってので、ちらっとそう思う要素ではあったけど、一番の決め手は確かにその口調だったように思う。

 ゲイなのにオネエ口調ってどうよって意見もあるだろうに。


 そんなことを思いつつ、チキンに手を出し始めた。

 うん。カリカリで美味しいです。鳥の皮ってどうしてこうぱりぱりで美味くなるのだろうか。

 セキさんもこちらの反応に満足なようで、これからもこのスタイルは崩さないわよ、と言い切った。


「あ、そういや赤城に謝らなきゃいけないことがあった」

「ん? なんかあったか?」

 ポテトをつまんでいる彼はきょとんとした様子だった。

 心当たりなんてまったくないと思ってるようだけれど、まあ、いちおうこちらとしては引っかかってることがあったのである。


「前にほら、同性愛者扱いしたことあったろ。んで、お前めっちゃきょどったじゃん」

「あ……ああ、あれな。いきなり言われて驚いたけど、まーしゃあないだろ」

 忘れてくれよな、と赤城はぷぃっとそっぽを向いた。

 今思えば、あのときの赤城はまりえさん達を助けるために必死だったわけだけど、別に恋愛対象がどうのとかって思いじゃなくて、純粋に友達として彼女達を助けて上げたいって思いだったのだね。

 まあ、自分達でセッティングした合コンだったし、その責任ってのはあったのだろうけど。


「人前でゲイ疑惑をかけるって穏やかじゃないね。木戸くん彼にひどいことしたわけじゃないよね?」

 すっとハナさんの目が細められてこちらに向かう視線にちょっとだけ不満めいたものが混じった。

 おや? もしかして赤城にもまだチャンスはあるんでしょうかね。


「詳細はちょっとプライバシーがあるので言えませんが、異性関係でもめた時にちらっと同性愛者なので、女の子とどうこうなることはないですって言ったことがあって」

 いやぁ、まさか核心を突いていたとは思わなかったなぁ、と苦笑を浮かべながらポテトをいただく。

 ほくほくで美味しかった。


「なんだ。てっきり同性愛者だっていっていじめてたのかと思ったけど」

「理由もなく、人様のことを言ったりしませんって。アウティングダメ。絶対」

 ちょっと前のめりになってむきになっていうと、ハナさんはかわいいなぁと笑顔を浮かべてくれた。

 むしろ、その表情こそがかわいいと思ってしまうのですが。普段なら一枚撮らせていただいたところです。

 さすがに、この店の中は撮影ダメな空気だから撮らないけど。


「和解が済んだところで、次はパイといきましょう」

 ほい、チェダーチーズとスモークサーモンのパイですとセキさんが差し出してきたのは、ほっかほかなパイだった。

「おおおぉ。このスペースで本格的なパイですか」

「うちの名物なのよん。お酒がメインでおつまみは缶詰でいいなんていう話もないではないけど、これは自信作なんだから」

 さぁ、暖かいうちにどーぞ、と言われて、フォークとナイフを手に取る。

 いちおうフォークだけで食べてもいいようだけど、パイだとしたらやっぱりフォークも欲しいところだ。


「おぅ。さくっときましたね、これは」

 良い感じだと、ナイフの感触でわかる。

 そして、そのまま口の中に放り込んだ。あつあつのパイの感触はさっくりしていて、その生地はどこかで食べたものとちょっと似ているようにも思えた。

「どう? 美味しいでしょ」

「あふっ、んむっ。んはいれふっ」

「こらこら、食べて終わってから話なさいよねぇ」

 いやぁ、感想聞かれちゃったら、返事しちゃいますってば。でも、うん。

 中身のチェダーチーズも濃厚だけど、皮がしっかりしているからその味を受け止めてると思う。


「食べ物が絡むと急に子供っぽくなるよな、おまえ」

 やれやれと赤城にまであきれられてしまった。

 でも、美味しいものって人を童心に帰す力があると思う。


「子供っぽくてすまんね。どーせ俺は未成年ですってば」

「つってもそろそろ誕生日なんだろ?」

「あと二ヶ月くらいだな。つっても別に祝わんくてもいいよ。去年のお前のもろくに祝ってないし」

 正直なところ、エレナの誕生日とかは祝宴という感じでやるけれど、それ以外のメンツは誕生日をきちんとという感じになったことはない。

 関わり合いになった人が多すぎるから、というのもあるけれど、みんなあんまりそういう主張をしてこなかったんだよね。それに木戸家でも誕生日は高校に入ってから特別祝われた記憶はない。

 ……別にもう立派な大人なんだから、祝わなくても良いわよね、とかそんな話だったような気がする。

 あれ、絶対女装のことを心よく思ってないから、ってことなんだと思う。

 家で、誕生日パーティーやるとかいえば、それはそれで対応はしてくれたのだろうけど、そもそもお祝いをするなら、撮影に出ていたいお年頃でもあったのだった。


「まーそうだったな。でも、お前のは祝ってやりたい気はするから、ちゃんと日にちは教えておいてくれよ」

「ちょ、なにその特別感。別にいいってば」

「だって、その……お前は理解者になったわけだからさ」

 特別だろ、と言われるとちょっとだけ気恥ずかしい。


「へぇ。今日がカミングアウトデーだったんだ?」

「もともとこの子、そっちへの造詣が深いから、さらっと終わっちゃったけどね」

 こんなにするっと終わるなんて、あたし初めてよ、とセキさんがくねくねしていた。

 でも、実際カミングアウト現場ってどうなるものなのだろうか。

 お尻っ、て大騒ぎするのか。それとも良い大人だったら、そうかそうかといいつつ心理的にどん引きしたりするのだろうか。そしてそのまま徐々にフェードアウトするというか。


「ま、そこまでいうなら、誕生日祝わせてやろうじゃないか。ちなみに、ものはいらないから。お返しするだけの経済的なアレがないし」

 うん。赤城の場合、というかやはり金銭的に対等な相手からのプレゼントは、翌年相手にも返さないとねという気分になってしまってダメだ。

 エレナに関しては、いままで誕生日を祝い合ってるけれど、こちらからのプレゼントなんてだいたい写真関係のものになるし、それで喜んでくれるから成り立っているだけだ。

 赤城は写真で喜ぶだろうか。

 ま、まあ、赤城とハナさんのツーショットとか撮ってあげれば激しく喜ぶだろうけれど、それでいいのかという思いもあるわけで。


「んじゃ、当日にはっぴばーすでぃつーゆーって歌うしかないな」

「大学じゃやめて。めさくさはずかしいから」

 それに、学校でそんなネタをやり始めると田辺さんあたりも食いついてくるかもしれない。

 そういや、ルイさんもそろそろ誕生日なんじゃないの、ってね。


「やっぱり、二人とも仲がいいね。付き合ってるってのはないとしても、いいコンビだ」

 そういう相手はほんと大切だからね、とハナさんは一人ポテトをつまんでいた。

 そして、そちらには、バゲットとレバーペーストが出されているようだった。

 濃厚で、ちょこっと苦くてくせになるそうなのだ。


 そんな横顔を見ていると、カランと来客を告げるカウベルの音がなった。

「あら、シャッチョさん。いらっしゃい」

 セキさんがおしぼりを渡すと、彼はハナさんの隣の席に座った。

 ええと……ハナさんがいるから、そうなのかなぁとは思っていたけれどまさかここで鉢合わせるとは思わなかった。こそこそ会うために劇団買い取ったはずなのに、こっちでもとはなかなかなものだ。

 あれ? あっちは女装デート用ってことなのかな。ブルジョワジーなことで。


「シャッチョさん、こんばんは。今日は遅かったっすね」

「ああ、赤城くん。それと……友達かな? ちょいと仕事が押してしまってね」

 はい。ハナさんの隣に腰をかけた人物。それはHAOTOの芸能事務所の社長さんでありました。

 だから、シャッチョさんって呼ばれてるんだね。ハナさんもそうだけど、本名はなしにしてニックネームみたいなので呼ばれるのがこの店のシステムらしい。

 となると、木戸が登録するとしたら、しのさんということにな……いやいやいや。それはなにか違う気がする。


「まさか、こんなところでお会いするとは思いませんでしたね。HAOTOの件では大変お世話になりました」

 あーあ、とため息交じりに言うと、彼はふむ、と首をかしげているようだった。


 実のところ、木戸本人が彼に会ったことは、ない。ルイとしては何回か顔を合わせているし、春先の件はしっかりと社長が謝罪したのはルイの方だけだ。

 木戸さん宛には、あの女マネージャーが謝罪にきただけである。

 さて。その噂の女マネージャーの相手がこの人なわけで……ふむ。これはハナさんのためにもちょっとお灸をすえておかないといけないかもしれない。

バーかー、最近いってないな-、ご飯ってなにがあるっけーみたいな感じでちょい、メニューを探したりしてみました。フィッシュアンドチップスは有名ですが、チキンか。ということで、鳥さん。食べたかっただけです。

そしてゲイセンサーの話は、実際どうなんだろう。猫好きは猫の顔の見分けが付く、みたいなのに似てるのかな。私は時々「うーむ、この人ゲイっぺぇなぁ」と思うこともあるのですが。

それと誕生日の件。カメラに集中しすぎてて、エレナたん以外の誕生日ってあまりやってない木戸くんです。従兄弟のくらいはさすがにやってそうですが。実際、ろくに誕生会とかやるのって何歳くらいまでなんでしょうね?


さて、次話で夜のお話はおしまいになります。もう書き上がってるから、パソコンがクラッシュでもしない限りは大丈夫かと。

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