361.とある会社のパーティー会場2
「ご紹介にあずかりました。三枝家長女の、三枝エレナと申します。事情がありましていままで公の場に出てはおりませんでしたが、このたび二十歳になったのを機会に、みなさまにご挨拶をさせて頂くことになりました。プロジェクトの結束パーティーという場に似つかわしくはないかもしれませんが、以後お見知りおきいただければと思います」
ぺこりと優雅にお辞儀をすると、社員さんたちからは、うわ、可愛い……社長ずりぃ……とかいろいろな声が漏れ聞こえていた。
おおむねエレナさんのお披露目は成功のようで、社員さん達はあの美貌にころりとやられてしまっているようだ。
ふむ。エレナの写真を撮るのもあれだけれど……とりあえず会場の反応も抑えておこう。
何枚か撮って、違和感を覚えたところをズームして再び撮影。
あとで、悪感情を抱いてそうな人を選別するためにだけ撮った写真だ。本当はこういうのはあまり好きではないけれど、エレナのためだと割切って撮影はしている。
「大人気ですね……ようやく、お目見えとは」
「あれから、少し話し合いがもたれましてね。エレナさまがどうなさるにせよ、社会的な認知は得ておいた方がいいだろうという話になったのでございます」
中田さんが近くでその挨拶にシャッターを切っていたので、素直な感想を漏らしておく。
彼は、この場で答えられる範囲で事情を説明してくれようとしていた。
「にしても、社交パーティーデビューとかならわかりますが、お仕事の方で登場ってどうなんです?」
「下手に暴かれてスキャンダルというのも社員を不安にさせますしね。隠し子にせよ、あちらの話にせよ」
それは、馨さまが一番ご存じなことかと存じますが、としれっと言われてしまえば、まぁ、そうね、としか言えない。そりゃこちらのは暴かれたわけじゃなくて、狙って作られたスキャンダルだったわけだけど、いろんな人に心配されてしまった。
だからこそ、早めに手を打っておくというのは間違った手段ではないと思う。
いざ炎上したときに、味方は多い方がいいに決まっている。
「ええと、馨。ちょっと」
「はい、なんですか父さん」
そんなやりとりをしている隣で、木戸パパはなぜか一人、呆然とした顔でこちらの上着の裾をちょいちょいと引っ張りながら、こそこそと話しかけてきた。
周りに聞こえないように配慮しているのは、さすがである。
「あの子、お前が以前うちで写真見せてた娘だよな」
「そうだけど、それがなにか?」
「なにかじゃないよ!? おま、三枝さんのご家族とどうしてお知り合い!?」
「被写体と撮影者の関係だって、前に話さなかったっけ?」
ふむん。あれは確か、木戸家に新宮さんが初めて挨拶に来た日のことだ。
エレナの写真を思い切りリビングで見られてしまって、これは彼女なのですかと散々言われたことがあった。
だからこそ、父さんが覚えているのはわかるのだけど、別にそんなに驚かなくてもいいと思うのだけど。
「まあまあ、木戸さま。あまり息子さんをいじめてやらないでくださいよ」
さぁお飲み物でもいかがですか? と中田さんからドリンクを渡されて、あわあわしてる父様は少しだけ冷静さを取り戻したらしい。
「いちおう、知り合いってところまでは話してもいいけど、それ以上は言わんからな」
詳しい事情は俺も知らんから、とぷぃとそっぽを向いておく。
どこまで話をしてもいいのか現状こちらではさっぱりわからないので、すっとぼけるしかないのである。
娘で押し切るのか、それともさらにそれを覆すのか。そこらへんすらわからない。これではこちらもうかつに動けない。
「わかったよ。でも……あの写真よりもずいぶん大人っぽくなったなぁ」
「あれからもう二年も経ってるし。そりゃ大人っぽくは……」
「あまりなってない方も、いらっしゃるようですが」
しれっと、中田さんがひどいことを言ってくる。一応こちらはお客様なのになぁ。
「ともかく、お嬢様はまずパーティーの席をまわってご挨拶なさるご予定です。いずれこちらにも来られると思いますので、ほどほどにお相手していただければと」
「そこはわかってますよ。自制心をぱかっと外して、ばりばり撮影を始めたりとかはしないから、大丈夫デス」
自重しますとも、というと普通には撮っていただいて結構ですよ、と生暖かい視線を向けられてしまった。
うぅ。全く撮らないだなんて無理だ、とこの人は思っているのだろうなぁ。
まあ、いいや。今はちょっと、エレナの様子をウォッチしながら、軽めにお腹を満たすことに専念することとしましょう。
エレナはパーティー会場のテーブルに片っ端から話しかけているようだった。
会場の人達は最初は困惑しながらも、話しかけられていくにつれて笑顔を浮かべるようになり、去って行く頃にはがっちり心を掴まれているように見られた。
というのも、まずあの見た目である。
モデルもかくやという美貌で、かつ社長令嬢。将来的にはこの会社になんらかの形で関わってくる可能性もある子なわけで。そんな子を無碍にするような社員はいないから、とりあえず質問にはまずきっちりと答える。
そして。
その質問の仕方がえげつない。どの部署でどんなことをやっているのか、ひたすら聞きまくるというようなことをやっているのだった。
これ。被写体の知識がないルイさんが良くやる手法だよね、と正直思ってしまった。
おまけにエレナったら、教えてもらうっていう姿勢を崩しはしないから、年上の女性社員の方からも嫌がられることもなく、へぇーすごいですねぇーなんておだてて落とす作戦はおおむね成功しているようだった。
画期的な職場を作るためには、褒められてないといけないというけれど、自分達がやっていることをしっかり聞いてくれて、さらに褒めてくれる存在というのは受け入れられて当然なのかもしれなかった。
「そんなのを観察しつつ、こっちはこっちの仕事をしないと、ですかね」
はぁ、と少しため息をつきながら、テーブルをこまめに移動しておく。
いちおう、本日は撮影禁止となっているので、そのフラストレーションを緩和するためにも、撮影係として会場を回ってくれないか、というのが中田さんからの依頼だった。すでに腕章も預かっていてばっちり装備中だ。
彼も会場を回っているところだけれど、一人より二人でやった方が撮影枚数も稼げて良いだろうということでの依頼である。
報酬に関しては取り決めをまだしていないけれど、働き次第ではそれなりにご用意しますよ、と言っていたので、臨時収入としてあてにさせてもらおうかと思っている。
「では、お写真一枚いかがですか? せっかくのパーティーですし」
「きゃっ、ずいぶん可愛らしいカメラマンさんね」
「今日はエレナさんお披露目の関係で、個人撮影がダメということですので、代わりに撮らせていただいているのです」
よろしければどうぞ、と声をかけて記念写真を撮っていく。
さて。最初に本日は撮影禁止、というおふれがあったわけだけど、これはもちろんエレナの存在を写真として外に流さないための措置だ。おじさまはもうコスプレのことも知っているし、そこそこ有名なのも知っている。
だからこそ、流出したならばエレナさんの正体も広まってしまって、レイヤー活動に支障がでると判断したそうなのだ。とりあえず今はやりたいことをやりなさい、と嬉しそうに頭を撫でられてたわけで、おじさまとしてはここからその情報が流れることをよしとしていないのだった。ほんと、ダダ甘な父親である。
そしてそれと対を成すようにしてやっているのはこれだ。
「でさぁやっぱり、あれ、エレナたんだと思うんだけど、どう?」
「しぃー、大きな声だすなよ。周りに聞かれたらどうすんだ」
次のターゲットの男性二人組のそばに向かうと、そんなこそこそ話をしているのが聞こえた。
ふむ。さっき挨拶があったあとにちょっとした反応をしめしていた二人だ。
「あの、お写真一枚撮らせていただいてもよろしいですか?」
「……ちょ、僕たち撮る方なんで」
ああ、やっぱり。この声のかけ方したら、ルイさんが定番で答えるような台詞を言ってくださった。
んー。なるほど。一人は前にイベント会場で見かけたことがあるカメコさんだった。
「撮る方? カメラおやりになるんですか?」
「え、ええと。まあ、その風景とか、町並みとかいろいろ」
あからさまにきょどりながら、彼らはしれっとそんな嘘をついた。
まあ、はるかさんとかも会社ばれとか絶対ヤダ、死んじゃうのーって言ってたし、この人達も同じタイプなのかもしれない。
「へぇ。それは嬉しいですね。ところで先ほど、エレナたんという単語が聞こえましたが?」
「うぐっ。聞かれてた……ええと、たんっていうのは、ちょっとさんって言おうとしたところで噛んだだけだよ」
いや、それをいうなら、「ちゃん」と言おうとして噛んで「たん」になったというほうがまだ説得力があるような気がする。
「そうですか、てっきりどこかですでに会ったことがあるのかなって思ったりしたんですが」
「そ、そんなことあるはずないですよ。な、なぁ?」
「そうで、ござ……ございますですよ」
隣の男性が思いきりござると言いそうになって、修正した。ううん、そこまで行ってしまってるなら、もう長谷川先生みたいにはっちゃけちゃえばいいと思うのにな。
「そうですよね。エレナお嬢さんは本日初お目見えですし。それとも世界には三人似た人が居るっていうから、そっくりな方とでも会ったのでしょうね」
「そ、そうなんです! っていうかよく見ればお嬢様みたいに女性らしさ満開という感じでもなかったですし、他人のそら似ってやつです」
あわあわと、彼らはオタばれを阻止しようと必死である。
正直、レイヤーとしてやってるときのエレナも相当女性らしさ満開なのだけど、あえて男っぽさも出してるからそこらへんを加味しての感想なのかもしれない。
「そうですか。それはそうと。撮影側であっても一枚いかがですか? たまには撮られてみるのも楽しいですよ」
にんまりしながらカメラを向けると、まいったなぁと言いながらも彼らは大人しく被写体になってくれた。
撮るのはもちろん一枚だけ。連写はさすがにしない。
「ありがとうございます。写真はまとめて社長さんに渡しておきますので、データ配布はそちらからお願いします」
さすがにパーティーの最中にそれぞれのデータ転送なんて真似はやるわけにもいかないので、その一言を添えておく。
会社のサーバーに入れておいてそこから各自好きなのもってって、というような感じになるのだろうか。
セキュリティ的には、好きにデータの持ち出しさせないようにするところが多いようだから、申請してもらう感じになるのかな。
「さて、だいたい取り終えたし……戻りますかね」
ちょこっとデザートとかも食べておきたいしなぁと思いつつ、父様達がいるところに向かっていく。
そちらには、もう中田さんも一周を終えて戻ってきているようだった。
エレナの姿は……そろそろ挨拶を終えたようで、おじさまと一緒に話をしているようだ。
少し離れているから、あえてこちらから接触する必要もないだろう。
あっちから近寄って来たら、ご挨拶をしようと思う。
「馨、なにか失礼なこととかしなかったか? 大丈夫か?」
「なにを心配しまくってるんですか、父さんは。別に記念撮影だけなんだから、失礼なこととかできないし」
「でもお前のことだしなぁ」
信用がない父様だなぁ。そりゃ、取引先となんかあったらとてもこまるのだろうけどさ。
「お帰りなさいませ、馨さま。撮影の方はいかがでしたか?」
「撮ってもらいたい人は撮影しましたし、あとは盗撮しそうな人にはちゃんと声かけたりとかしてきましたよ」
「さすがですね。そこまで気を遣っていただけるとは」
ありがたいかぎりです、と中田さんは満足してくれたようだった。
そう。さきほど撮影にまわったのはなにも、ただ写真禁止の不満を解消するだけではない。
こっそりスマートフォンでエレナを狙うような人がいないかチェックするための行為でもあったのである。
「……なあ、馨……あのお嬢さんが近寄ってくるようだが」
「うん。おじさまと一緒に近づいてくるね」
背面パネルでこそこそ確認をしていると、父さんがちょいちょいと上着のすそをひっぱりながら、びくびくした声を漏らした。
うぅ、父様よぅ。いくら従業員気質が身についていたとしても、あんまり年も変わらない相手にびくびくしないでくださいな。三枝のおじさまはそんなに怖い人ではないったら。
「本日はおこしいただきありがとうございます。ええと、木戸さんでしたか」
「はい、いつもお世話になっております。本日はお招きいただきありがとうございます」
大人同士での挨拶をしている傍らで、エレナはこちらをじぃと興味深そうに眺めつつ、にんまりしていた。
はいはい。後で詳しい話はきいてあげますよ。この会場ではさすがに無理だろうけど。
「馨ちゃんも今日はありがとう。まさか来てくれてるとは思わなくてびっくりだよ」
「こっちのほうがびっくりだっての。って、この口調でいいんかな……」
ああああ。もう。最近エレナと一緒にいるときはほっとんどルイだったもんで、いまいち口調が定まらない。
しかも、相手は父の取引相手であり、かつ社長令嬢である。こびを売るとまでは言わないけど、そこそこ丁寧なほうがいいんじゃないかと思いつつ、あまりにも丁寧になると女子寄りの話し方になってしまうと思うし。
「話しにくいならいつもの口調でもいいと思うけど」
「ダメでしょ。さすがに父親の前だし」
えぇーと、エレナさんは可愛らしい声を上げてくださるのだけれど。こちらまでそれに引きずられる訳にはいかない。
「ええと、馨くん、でいいのかな? 初めまして。それとエレナとはどういう関係かな?」
やたらと親しそうだけれど、と三枝のおじさまはなぜか不機嫌そうに笑顔を浮かべながら、こちらに問いかけてきた。最愛の娘をーとか、マリーの忘れ形見をーとかそういう感じなのだろうか。
「ちょっ、お父様。馨ちゃんにそんな視線向けないの。この子は私の大切な人なんだから」
「た、大切な人……だとっ」
「はい、エレナも誤解を招くような言い方しないの。たんに高校時代からの友人なだけですよ」
さすがに実の娘から、大切な人と異性を紹介されたらそういう反応になるだろう。でもそれはいつかよーじ君が通る道であって、こちらが受けるものではない。
「高校時代……なるほど。そんな頃からうちの子と仲良くしてくれてると」
ふむ、と三枝のおじさまは少しだけ考え込みつつ、中田さんから差し出されたグラスを受け取ってちょろりとその中のスパークリングワインを口に含んだ。
ぷつぷつした泡が舌の中ではじけるよーとかエレナは言ってたけど、あと三ヶ月は我慢である。
「そうそう。今日はけっこう綺麗に写真撮ってみたので、あとで確認しといて」
会場の風景も撮ってあるから、是非に、というとエレナさんはやっぱり馨ちゃんだなぁと満開の笑顔を向けてくれた。
もちろんその顔もカシャリと一枚。いつもの撮影よりはもちろん撮影時間も短いし、粘着はしないけれど、それでもしっかりと撮れていると思う。
「あ、そうそう、さっきから見てるけど今日はあんまりご飯食べてないみたいだけど、遠慮しないでね」
「ああ、見られてたか。いちおー父親というか、こっちの会社サイドから今日の撮影頼まれてたもんで、自重してたんだけどね」
「でもあらかた撮影したんでしょ? だったら食べる、の方にシフトしてもいいんじゃない?」
「……たしかに、ミートボールとかエビチリとかすっごく気にはなるけど」
「エビはぷりぷりで、ミートボールもジューシーだね。それと、もうちょっとしたらデザートがでてくる予定なので」
「おっ、エレナさんお手製ってやつ?」
なんと、こういう会場でも出してしまうかっ!? なんて驚きつつも、まあ料理上手い子ではあるし、女子アピールとしては間違ってはいないのか、なんて思ってしまったりもする。
「まだ今年は気温も高めだし、あっさりジュレ系に走ってみました」
その時、会場にある程度の量のデザートが運び込まれた。
五色はあるだろうか。緑、赤、オレンジ、紫、白と、カクテルグラスに盛られたジュレがつやつや輝いていた。
「あのレベルになると、普通に素人が作ったとは思わないだろうね」
いつものセカンドキッチンでのお食事会は、ルイさんが素朴な味わいと見た目の大衆料理なのに対して、エレナや沙紀ちゃんたちセレブリティは、おしゃれな見た目も出してくるのである。
「へぇ。どこでそんなにうちの娘の料理を食べてるんだろうねぇ、ルイさん」
「ふえっ!?」
そんなやりとりをエレナとほっこりしていると、突然背後からそんな三枝のおじさまの声が耳元にかかった。
周りには聞こえないように、という配慮なのだろう。声そのものはかなり小さい。
「ふふっ。六月の時はやられっぱなしだったからねぇ。おじさんも今日は一矢報いた気分だね」
こちらの驚きの声を聞いて満足なのか、おじさまはグラスを空にしながら中田さんに、ほんと驚きだよねぇと声をかけている。
「ちょ、いきなりなんのことだか……」
いちおうこちらもしらを切っておくことにする。まああちらさんはかなり確信をもっているようだけれど。
「いやぁ。中田さんが静止をせずに写真を撮らせる、ということで答えが出ちゃってね。おまけにうちの子と仲良しで高校の頃から一緒っていうだろう? じぃっとさっきから見てたら、よく化けたなぁって思って」
つい、感心してしまったほどだよ、とにこやかに言われたのだけど、ちょっとまって!
別にこっちが素だから! 化けてるわけじゃないから!
「わざわざそんな目立たない格好までして、うちの子の晴れ姿を撮りに来てくれるとは……おじさん嬉しい」
だから、こっちが素なんですってば! ちょっとおじさま!?
あ、父様が、なんか言いたげな視線をこちらに向けている。ほら、がんばれ。ここは、うちの子は息子ですとかなんとかちゃんと言っちゃってくださいよ。
そんなことを思いながらこちらも、父様に視線を返したのだけど、ぷぃとそらされてしまった。
ちょ、いくら相手が取引先の社長だからってびびらないでいただきたいものだ。
「ふふっ。やっぱりそういう結果になっちゃうねぇ。もー馨ちゃんもいろいろ諦めた方がいいんじゃない?」
「あ、あきらめないもんっ。まだまだがんばれるんだからっ」
「口調がダダ漏れですな」
なんか中田さんまで、良いタイミングでつっこみをいれはじめたんですけれども。
でも、今日は馨としての参戦なのである。
その後、エレナのデザートをいただいたのだけど。その時ふんにゃりした顔をさらしてしまったことは、あとあと十分反省する事項となったのだった。
久しぶりにエレナ×馨という関係でのお話でした。
六月にエレナさんの件がパパさんに発覚しましたが、その後にどうしようかと話した結果こうなったという感じデス。女子として生きるのを決めた、というより幅を持たせておこうという判断ですね。
そこらへんの話は次話で詳しくやりますが。
ここでも男装疑惑がでてしまいました。最近の馨くんは、イケメンモードじゃないともー男に見られないんじゃないかと思うばかりです。そして父様があんがいへたれです(苦笑)まあ係長と取引先の社長だと萎縮して当然だとは思うのですが。




