348.その後
気がついたら朝だった……orz 遅くなってすんません。
さて。あれから二週間がたった。その間に特撮研でいろいろ撮影をしたりということもあったのだけれど、この流れでは、こちらを優先して語って置いた方がいいだろう。
あのプールの一件があったあとも、やはり蠢が女性としてイベントに参加するというような事態になりそうな事がなんどかあったらしい。そこらへんはメンバーでなんとか阻止している状態だという連絡はこの前もらったばかりだった。
あのマネージャーの思想はさすがにそう簡単には折れなかったということらしい。
さて、では世間ではどうか、といえば、それが少しだけ悩ましいことになっていた。
「まあ、ああいうイベントだしね……最近はネット配信もあるとは思いますけどね……」
そう。あのイベントそのものがネット配信されていたおかげで、蠢のファンの人達はいくらか、その姿に安心はしたようだった。思い切りさらしを巻いていたし見るからに男子という感じだったからね。
そして、記者さん達の動向もいくらか変わった。
蠢が言った「ルイさんに聞け」という言葉よりも、ぽっと現れた「どこのだれだか知らない女子」のほうがなにか知ってそうという風に思ったみたいで、アレは誰だと探しているのだそうだ。
当然、大学の連中たちから情報提供が……なんていう風にも思わないでもないけれど、さすがに彼らはいくら似ていたとしても、男が水着まで着こなせないだろうと思って、木戸さんの女装姿じゃないですよね、的に思ってくれたらしい。常識観というものが助けてくれるとは思わなかった。
海斗からは、お前双子の姉とか妹とかいんの? と普通に聞かれたのでああ、アレ俺、俺って、答えておいた。こいつなら変なことはしないと思うし、答えられる範囲でならお答えしたのだ。
「よっしっ、じゃあ、行きますかね」
紙の地図をじぃと見ながら、ビルの壁面についてる住所と見比べる。
本日の装いは、眼鏡を装着しているしのさんモードである。
大学に行ってるときのように、女子大生風に見える仕上げで、普通にスカート姿。
足元は、夏場というのもあるのでサンダルを装備してるものの、やっぱりヒールは低めのものを選んでいる。
そして、ちょっと喉を鳴らしながら階段を上って、そのビルの一室の前までやってきた。
そこには「HAOTO公式ファンクラブ事務所」という文字がしっかりと記載されていたのだった。
そう。あのマネージャーが動かない以上、ファンの声を収拾して、それを聞かせてやろうと思ってここにやってきたのだ。
軽くノックをすると、中からどうぞと男性の声が聞こえた。
予定していた時間ほぼぴったり。
扉を開けると、そこはこざっぱりした狭めの事務所だった。雑然と灰色のデスクがいくつかあって、壁にはHAOTOのポスターがたくさん貼ってある。
ああ、いい写真の撮り方だなぁなんて思いつつ、出迎えてくれたファンクラブの会長さんの指示に従って、応接用の長いすに通された。
「突然のおしかけなのに快く受け入れてくださってありがとうございます」
ぺこりと頭をさげると、さすがは優勝者だけあって仕草も綺麗だなんて、さらりと言われてしまった。
もしかしたら会長さんに少し値踏みでもされていたのかもしれない。
今日のウィッグはプールの時とはちがってショートだ。前にぱらりとかかった髪を指で軽く直しておく。
「いやいや、今話題の相手から話がきてこちらとしても渡りに船でした」
「それにしても、HAOTOのファンクラブなのに、会長さんは男性の方なのですね」
てっきり大人の女の人だと思っていました、というとあははと彼はよくいわれると笑った。
見た感じだと三十路前くらいだろうか。がっしりしてる感じの男性が男性アイドルグループの会長を務めているのは、ちょっとだけ違和感がある。
「うちの妹がHAOTOデビューの時から大ファンでね。ファンクラブつくりたいっていって始めたんだけど、男性グループのファンクラブの会長が女だといろいろあるだろうし、俺が引き受けたってわけ。で、あのマネージャーさんに公式ファンクラブにしてもらって、会費の徴収とか事務所の手配とかができてそこの管理をまかされてるってところなんだ」
そういや最近あのマネージャーさんから連絡こないなぁというつぶやきを聞き漏らさなかった。
この人は、マネージャー変わったの知らないというのか。
そこからして、ちょっとげんなりしてしまった。アイドルなんてものはファンがいてこそのものだ。
それの窓口であるファンクラブになにも話を通していないというのも、マネージャーとしてどうなのだろう。本人達をどう変えるかということしか考えていないのだろうか。
「さて、では早速本題に行こう。蠢の扱いについて、ファンクラブはどう思っているのか教えて欲しい、ということでいいだろうか」
「はい。私は彼のファンの一人として、今後のことをうれいています。だから……」
一番影響力がある、ファンの声を聞きたいと申し出る。
すでにアポイントを取ったときに話の概要は伝えてある。あとは返事を聞くだけだ。
本当はメールで回答でも良かったのだけど、会長さんに是非あって話をしたいと言われてここまで出向いたわけである。
「正直、いまだショック消えやらないというところです。ただ……」
自身も長いすの向かい側に座りながら、彼はそこまで緊迫した様子もなく、好意的な視線をこちらに向けてくる。
「うちは女性の会員が九割。実際、蠢が女の子だってきいてショックを受けたものの、もう立ち直ってる子の方が多いんですよ」
まー本気で蠢の恋人にならないと嫌だっていう暴発娘は、今もショック受けててルイ殺すっていってますが、と言い切られて、背筋に嫌な汗をかいた。
うーん。むしろその情報って彼女らにとっては朗報だと思うんだけどなぁ。好きな相手は女の子ってしれれば自分だってって思えるんじゃないだろうか。
むしろ蠢がどこぞの男といい仲になるよりは、ファン心理としてはとてもいいんじゃなかろうか。
だって、そうなっちゃったらほら、「男性アイドルグループの中で女子が一人混じってる」的な感じになるでしょう? それから想像を広げればもう、なにその乙女ゲーって話になってしまう。
う。別にルイさんはそうじゃないよ? そりゃ、HAOTOのみんなと仲良しだけど、乙女ゲーの主人公じゃあないのです。好きにつかってくれてるだけです。まったくもう。
「なら、蠢の話は問題なしなのですか?」
「それがややこしいところでな。幹部や側近は蠢を男扱いするという意見で一致してる。彼の発言は確かに立派で男らしかった。そしてこの前のあんたの演説だ。ネットで拡散してるのは知ってるだろう?」
「ええ、そりゃまあ、嫌なくらいに」
最初にネットの動画を見たときと同じように、うへっと嫌そうに顔を歪めた。
「でもやっぱり蠢が女だっていう風聞は消えないし、本人としてはどうなのかってのがファンの中では心配って声もあるんだ」
これ、見たことあるかい? と言われて彼は二枚の写真をとりだした。
片方は、先日すっぱ抜かれたほうの写真だ。しのが見るのはこれが初めて。
そしてもう片方は……どこかで見たことがある風景だった。
「ちょま、こんときの写真をあいつは自分ですって受け入れたんです?」
そう。そこに写っていたのは昨年の学園祭の後、蚕からあそぼーと言われて街中に出たときの写真だった。
蚕くんと蠢が女装をしていて、真ん中の男の腕をつかんでいるところだ。
「いいや。ファンクラブのメンバーが偶然撮って、俺んところに持ってきてくれたんだ。蠢が女かもっていうのが発覚したあの写真とは別で、時期はもう少し前。秘密を厳守するように徹底したし、実際ここまで拡散もなかった」
そして、今回の写真が出てしまってね……と彼は少し悩むように目を閉じた。
「一度だけなら無理矢理とか、ドッキリとかいろいろあるかもしれない。それこそ女装してただけ、なんていう風に弁明してしまっても良かったと思うし。でも我々は二枚目を持ってるんだよ。それが何を意味するのか。実は男としてアイドルをやってるのは無理矢理で、本当は女性として生きたいんじゃないか、なんて意見もでているんだ」
う。確かに事情を知らない人からすれば、二度目というのはそれなりの意味を持つものなのかもしれない。
それに、がっちがちのFTMとなると女装するのを極端に毛嫌いするものだし、それがちょくちょく女装しているとなると、考えるところもあるだろう。
「そんなの、街中で目立たないように偽装してただけですって。蚕くんがノリノリで、翅がドはまりしてる女装体験を俺もやるぜ、ならお前もやれよってノリでこのときはなっただけのことです」
けれど、真実はこれである。大本をたぐればエレナと一緒にルイが彼に女装の楽しさを教えこんでしまった所にたどり着いてしまうわけだけれど、それはもう、翅さんは楽しそうなのだから考えないことにしよう。
「って、君いま、このとき、って言ったよね。それってどういうこと?」
二枚目の写真の事は会員の中でも限られた人しか知らないはずなのに、という彼に、こちらはこつこつと三人で写った写真の真ん中を指で叩いた。
「この真ん中に写ってるのが私なので」
「は?」
かくんと、彼は口をひらいたままこちらをじぃっと凝視してきた。わけがわからないといった感じだ。
「だから、うちの学校にHAOTOが来たときに、私が司会進行をやっててその後、彼らと親しくなったんです。個人的に遊ぼうみたいな話になったけど男のままじゃ目立つでしょ? それで二人が女装してやってきてうわっと思ったものなんですけど」
ああ、ファンクラブの会長さん的には、個人的にHAOTOのメンバーと仲良くしていてなにか言われないだろうかとちょっと心配になる。
「それは、君も男装して行くって約束してたってことかい? 君自身は変装する必要なんてないだろうに」
確かに目は引くだろうけど、女三人の方が違和感もないような気がすると彼は言い切った。
それはそれで美人三人ってことで人目は引きそうだけれど、と苦笑が浮かんだ。
「男装っていうか……蚕くんの好きな人発言事件ありましたよね。その相手がこれ、つまり私なんです」
とんとんと再び写真の真ん中を人差し指でつついて、伝える。
うぅ。まあこんな身なりをしているから、いまいち理解が追いつかないのだろうけど。さすがにここまで言えばわかるだろうか。
「え、と?」
あれ。こんな人だったっけ? と会長さんは首をひねっている。眼鏡は確かにしてたけど印象が薄くて……とどうやらあのときのM氏だとはなかなか思えないらしい。
「でも、これが君って、やっぱり無理がない? そもそも蚕の相手って男の子だっていうんで大騒ぎだっただろう」
「ああ、つまり今のかっこが女装ってことで」
にこりと上目使いで微笑んであげると、がたっと彼は椅子を慣らして立ち上がった。
「い、いくらなんでもそんな冗談……」
「冗談ではないんだけどなぁ」
はぁ、と男声に戻して、つぶやく。これでわかっていただけるだろうか。ここまで低い声を出せる女子はそうそういるものでもない。
「君は……なんて。なんていうこと……って、まった。なんで男なのに水着コンテストで優勝とか」
「え。女装で水着とか普通ですよ? 翅さんの師匠だって女物の水着問題なく着るし。急場だったんで慌ただしかったですけど」
「いや、それにしても……俺も会場で見てたけど腰回りのラインとか、身のこなしとか……」
ああ、会長さんもあちらにいらっしゃったのですか。蠢が登場するっていう噂を聞きつけていたのかも知れない。さすがはファンクラブの会長さんである。
「プロポーションに関しては女の子よりもきっちり管理してますし。運動してますからねぇ。身のこなしに関しては慣れとしか」
今までうだるほど女装をしてきた。その集大成として身のこなしが洗練されている。というのは実は理由の半分だ。
残りの半分はさんざん女の子の撮影をしてきたからだ。どうすれば魅力的なのかは直感的にわかっているつもりである。
「一般参加の素人さん相手に負ける気はしないですよ」
さすがに崎ちゃん達を相手にするとなると無理ではあるものの、しのさんのできだって悪くはないのだ。
そこらへんの子よりは女子として魅力的に仕上げる自信はある。……男子としてはモブですが。
「それはともかくですね。今後蠢がどうなると幸せですか? ファンとして、は」
ずれてしまった話題をここらへんで修正する。こほんと咳払いをかわいらしくすると、ふむぅと会長さんは困惑をとりあえず置き去りにしてくれた。
「今まで通り、が一番なんだが、君からみて蠢はどういうやつなんだ?」
そもそも、蠢は、本当に女性として生活したいとは一ミリも思ってないのか? という疑問に、ええ、と即答しておく。
「一枚目の写真のときは、しんそこ嫌々って感じでしたし、二枚目は……これ、ドッキリかなんかでしょう。背後の方に小さく他の人も写っていますし」
週刊誌の荒い写真では見えなかったかもしれないけれど、しっかりとしたものであれば、背後にいる人がしっかりと見える。
「それは気付かなかったな……確かに何人かで女装するような仕事があったのかもしれないけど……」
でも、そんな番組放映されてないという彼の姿をみて、少しピンときてしまった。
「もともと、ぽしゃるつもりで企画を立てたのかも知れないですよ。蠢の女子姿をすっぱぬくために」
そう。元のマネージャーさんや、ルイのおかげで蠢はあれでガードがきちんとできるようになった。うっかり楽屋でおっぱいぷるんなんて真似はもうしなくなったのである。
なのに、そんな写真が世の中に出るのだとしたら、そんなに方法はないように思う。
「え、でもあのマネージャーさんがHAOTOの害になるようなことしないだろう」
「前の人ならね。でも、今のあの女マネージャーは彼らを自分の手駒のように好き勝手するだけです」
「は!? マネージャー変わっただなんて、俺達一言も聞かされてないよ」
まじか、と会長さんはおもむろにどこかに電話をかけ始めた。
かなり丁寧だが、語調が荒くなるのを抑えようと必死のようだった。
「はいっ。ああ、いいえ。別に貴方が悪いわけじゃないでしょう。謝らないでくださいよ。それより、はい。ええ、わかりました。事務所の方にも直接連絡してみます」
電話を終えて、ぐったりとした会長さんは、もーなんなんだよ、くそぅと長いすに八つ当たりをしている最中だった。えっと、今接客中なんですけれどね? ショックなのはわかりますけどちょいと鎮まりましょうよ。
「ごめん、取り乱した。さすがにこんだけないがしろにされたのは初めてでさ……悔しいやら情けないやらで」
「前のマネージャーさんは徹底的な合理主義者でしたしね。むしろ下りたのだってなんらかの圧力があったのかな」
あの人に同情するつもりはないけれど、どちらがマシかと言われたら圧倒的に前のインテリの方なのは間違いない。
「ええと、話を戻すけど、結局蠢は男子ってことでいいってことなのかな?」
「ええ、そうですね。今も昔もあいつは男子ですよ」
ほんと、どうすればあれが女子に見えるのかわかりませんというと、そ、そうだよなと会長さんも同意してくれた。
「って、昔?」
「ああ、十年間は開いてますけど、幼なじみですからね。小学生のころ一年だけ。ほんとあのときからやんちゃ坊主でね。自分が男とか女とか意識しないで普通に男の子の中心になってましたから」
こちらは男とか女とか意識しないでぽわんとした子だったわけだけど、それは内緒である。
「そのつながりが、君をそこまで……」
ちらちらと遠慮がちにこちらの全身を見て、嘆息する。
ええと、なにか勘違いしてらっしゃるのだろうか。
「女装は普通に趣味ですよ? 友達のためにそこまでするほどできた人間でもありません」
そもそも木戸の女装は写真をやるためのものであって、あえて友達を助けるために磨いているわけではない。その勘違いははっきりとさせておく。
そもそも友達を助けるためという理由ですぐにこのレベルまで持って行けるかと言われれば無理である。女装そのものは無理では無くても、やはり練度というものも必要なのだ。
「でも、あっさり見捨てるほど悪い人間でもないのですよ」
にへへと恥ずかしそうに笑いかけて、さぁ本題、本題とずれ続ける会話を先に進める。
彼は悪い悪いと言いながら、軌道修正にのってくれる。
「ええと、じゃあ他のメンバーの考えとかは知ってたりする?」
「翅さんは全面的に蠢に賛成なのはプールの時の事を見てればわかると思います。蚕くんは自分にちょっと似てるにーちゃんって思ってるし、虹さんは……ほら、本人がそうしたいならって王子スマイルでしょうね。蜂さんには直接聞いたことはないのですが……」
「って、君、メンバー全員と面識ある? 蜂さんとも!?」
「へ? なんですかその食いつき……」
「だ、だって蜂さんとその……仲良しだなんてうらやましい」
目の前のちょっとがっちりした感じの会長さんがきゅうんと体を両腕で抱きしめてくねくねし始めた。
うわ。うわぁ。蜂さんのファンなのですかこの人は。確かにちょっとマネしてるっぽいところはある。彼はちょっとがっちりした兄貴系だものな。
「残念ですが、蜂さんとはそんなに一緒に居たことはないですよ。春の一件で迷惑かけてすまんって言われただけで」
あの人が一番メンバーの中で良識人だからなぁと、その顔を思い出す。
「そ。そか。でもま、その話きいて俺も覚悟を決めたよ」
かちかちとパソコンを操作すると、そこに文章のファイルが表示される。
「これって?」
「蠢を今まで通り、男性として活動させて欲しいっていう嘆願書と署名の一覧。蠢が女性として再活動したいっていうなら……それはそれでいいとも思っていたんだが、この前の水着コンテストのなりや君の話を聞く限りだと……な」
結構な数の署名が集まっている。軽く十万いくんじゃないだろうか。
それをスライドさせながらぼうと眺めると、エレナの名前や、いづもさんの名前もあった。
ふむ。本名じゃなくてもいいんだね、これ。
「これを事務所に送る。ファンクラブの総意として蠢の今後を嘆願する。さすがにマネージャーの変更はうちらでどうこうできないけど、彼らの輝きを曇らせないようにしてもらう」
それだけは絶対に譲れないと彼は言い切った。かっこいい大人の男といった感じだ。かなりの好印象である。
「それと。できればでいいんだけど、君もファンクラブに入らないかい? それほどHAOTOが好きなら是非とも一緒にもり立てていこうよ」
「あ……えと。それはその」
さすがに活動まではできないし、そこまで熱心なファンというわけでもないので困ってしまうのだが、これだけはいっておこう。
「嘆願書に署名だけはさせてもらおうかと思います」
蠢を助けるために。そう言うと、美人さんなのにかっこいいとか反則だよねぇと、会長さんに笑われてしまったのだった。
はい。そんなわけでプールの後のお話です。あのまま放置というわけにもいかず、マネージャーさんには追い打ちをかけないとね、ということでこうなりました。
社長さんとは十月あたりにまた絡むので、その時にどうなったかの結果発表もあります。
いやぁ、さすがにしのさんが目の前で「自分男です」っていうのより、蠢が「俺は男だ」っていうほうがしっくりくるこの倒錯感。お、恐ろしい子。
さて。HAOTO事件も終わったので、次話は撮影にいきます。ひっさしぶりに自然の撮影タイムなのです。さぁ他に誰がでてくるかは、お楽しみにということで!




