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336.エレナさんの二十歳の誕生日8

おそくなりましたー! エレナさんちの誕生日会最終話にございます。

サブタイトルのナンバリング間違えてたので修正しました。

「ふぅ。かなり食べたね」

「お昼も合わせてちょーっと食べ過ぎてる気がしてならないわ」

 ああ、夏までに三キロ痩せるプランがぁ、と幸せそうにさくらが呟いているわきで、まりえさんも、それはわかるーと頷いていた。


「今年は学院関係がないからいくらかはマシなのですが、ついつい食べ過ぎてしまうのもマズイなぁと思ってしまいます」

「へぇ。ゼフィ女のときは、体型気にしてたんだ?」

「いちおう、副会長としてのメンツもありますからね。周りの注目は嫌でも集まりますし。たぷたぷのお腹を見せるようなマネなど……」

「わかるっ。私はそんなに目立たない方だけど、プールとかお風呂のときとか、気になっちゃう」

 でも、食べてしまう……と食後のケーキに手を伸ばしているさくらは、夏までに三キロ太るの方にまっしぐらのような気がする。 


「ルイはいいわよねぇ。お腹のお肉の心配とかなさそうで」

「沙紀も今年の夏は心配しなくて済むから気楽でいいよねぇ」

 じぃと視線がこちらに向いているのだけれど、沙紀ちゃんはぷぃとそっぽを向いていた。その話は蒸し返さないでくださいと言わんばかりである。他のメンバーはなんのこと? とよくわかっていない感じである。

 やれやれ、こっちで上手く話をそらしてあげましょう。


「ほどよく運動して甘いものを控えれば、お腹にお肉なんて付かないよ。若いんだもん。ちゃんと体で燃えますって」

 男女の別はあるのはわかる。でも年齢別での話のほうが大きいようにも思う。うちの母様はスタイルいい方だけど、美魔女さんにはまけるわー、無理だわーなんて言っていたりするくらいだ。

 いづもさんも時々、体型維持に対してはかなり大変と嘆いてくることもある。うーん、確かに三十路から燃えにくくなるのかもしれない。


「うぅ。あっさり痩せられる人は言うことが違うわよ」

「さくらだって、外回りしてるんだから、全然心配しなくていいのに」

 ほれほれ、昔と比較しても遜色ないですよーと、出会った頃の彼女の写真をタブレットに表示しておく。

 今のほうがずいぶんと大人っぽくなったけれど、横に成長している感じはしない。


「ああ、そこにいままでの写真が入ってるのかい?」

「はい。今まで撮ってきたうちのお気に入りと、最新のものだけですけど」

 エレナパパは少し顔を赤くしながら、興味深そうにこちらのやりとりを眺めているようだった。

 赤くしてるのはお酒が原因。別に若い娘さんに囲まれてるからというわけではないのは、断っておこう。

 ワインはもう、二本目にいってるものね。むしろ一人で一本開けてるあたりで、そうとうだ。


「なら、うちの子のもあるのかな?」

「……ええと、まぁ。でも、今日のパーティーのを除くとほとんど、女子の装いなんですけど」

「いいから。是非とも見せて欲しいな」

 ほれ、こっちおいで、と隣の席をぺしぺしと勧められると断るに断れない。


 正直ルイのタブレットの写真の中にはエレナの写真はかなり多く入っている。風景写真ももちろんそれなりにあるけど、人物ではダントツエレナの枚数が多いのだ。

 どこまでが見せていいものかなぁと思いつつ、まあ和解できたのならいっか、という思いにもなった。


「ここにあるのは本当に一部だけですけど、いい顔いっぱいですよ?」

 エレナも、見せちゃっていいかな? と尋ねると、さすがに旅行の時のホテルのは恥ずかしい、かも。と少しだけ顔を伏せながら言った。

 まあ、かなりあのときは無防備な顔をしていたし、そこはちょっと勘弁というところなのだろう。

 エレナパパの隣の席に座って、タブレットのフォルダを開いて写真を表示する。

 まずは今日の写真からだ。

 二十歳の誕生日会で、ちょっと無理して笑っているのがありありとわかるというような仕上がりになっている。

 実際、本人は可愛くないからあまり撮られたくないんだけど、と言っていたものである。

 

「さすがはルイさんだね。プロの写真家さん顔負けに綺麗な写真じゃないか」

「まあ、使ってるカメラもほとんどプロ仕様ですからね。あとはぶれずに撮れればこうなります」

 今日の写真を褒めてくれるのは正直少しばかり、心外だったりする。

 普段は粘着撮影をしながら、被写体をリラックスさせてのらせて撮るのがルイのスタイルなので、あからさまに無理をしているエレンくんの顔というのはさほどいい仕上がりでもないのである。


「そして、こっちがいつもの写真です」

「ほほぅ……コスプレ写真ってやつ……うお」

 あ。パパさんの表情が固まった。吸い込まれるように見入ってるようだ。

 そこに写し出されているのは、先日のコスROMの中から気に入ってる数点。

 正直、バートラムさんがもってきてた最初の写真集よりもグレードアップしたものがこちらである。

 エレナも少しだけ大人っぽくなって、やれるキャラクターも幅が広がった。

 まあ、もともと男の娘しばりなんで、そこまで妖艶系がいないというのはあるけれどね。


「これは……不思議な魅力だね。神々しいというかなんというか」

 きれいな女性のように見えて少し違う感じというか、という反応にエレナのほうをちらりと見ると、ぐっと拳をにぎっているのが見えた。

 ちゃんと男の娘として、いいバランスが出せているという反応なのでこちらも嬉しいかぎりだ。


「まあ、男の娘の写真集ですからね。それを抜きにしたプライベート写真はこんな感じです」

 三月に一緒に旅行に行ったときのものですが、といいおいて写真を表示させる。

 フォルトゥーナに行ったときの記念写真である。

「……ほんと、若い頃のマリーにそっくりだよ。しかも、楽しいってのがちゃんと伝わってくる写真になってるね」

「その時は本当に楽しかったからね」

 ブッシュドノエルをもぐもぐいただいているエレナから声がかかる。

 たしかに、あの旅行はとても楽しかったし、街中でのポートレートも充実したと思う。

 さくらやよーじくんも行きたいと言っていたし、今度は四人でいってみてもいいかもしれない。


「そしてさかのぼりつつ……って感じです。あ、これ、最初に出会ったころの写真ですね」

 高校一年の冬。公園で開催されていたコスプレイベントにさくらに連れられて行ったのがこの子との始まりだった。この頃にはすでに囲まれるくらい人気のあるレイヤーさんとしていたし、その囲いをかいくぐって写真を撮ったものだった。もともと長谷川先生なんかも撮影してたし当時から被写体の魅力としては文句なく素晴らしいのだ。


「なるほどねぇ。こんな若いころの写真から……」

「いい被写体で助かります。見栄えもするし完成度もすごいし。その知識量はほんと驚くほどなんですよ」

 こちらとしては原作の知識もそこまでないので、一緒に作っていくといろいろな発見があって面白いですと、笑顔を浮かべると、彼は、そうかそうかぁ、といいつつ人差し指で、テーブルをかつかつとうちながら神妙そうな顔をした。


「さて。息子とのことは解決したわけだけれどねぇ。一つひっかかっていることがあるわけなんだよねぇ」

 がらっとエレナパパの雰囲気が変わった。さきほどまでの写真を見ていたときの朗らかなものから、少し目もすわってしまっていると言えるだろう。少しお酒の飲み過ぎなのかもしれない。


「ルイさん。全部知ってて、今までうちの息子と付き合っていたんだよね?」

「それは……まぁ。そうなりますね。そもそも撮影者と被写体って関係から始まってますから」

「どうして教えてくれなかったのかなぁ」

 ん? と言う姿は妙な迫力があって、思わず言葉を失ってしまいそうになる。まるで部下の不手際を責めるような圧力なのだった。

 

「そ、それは本人からも、絶対教えちゃダメって言われてましたし」

「いや、そこは教えるべきところじゃないのかい? 何度も誕生日会にきてくれてることだし、その時にちらっとさ」

 こういうのは、親の許可もないといけないだろうという言葉の内容自体には反論できるはずなのに、プレッシャーが強くて上手く言葉にならない。

「それは、父様……」

「エレンはだまっていなさい。今はこの子と話をしているのだから」

 フォローしてくれようとしたエレナの言葉をばっさり切り落として、エレナパパはこちらをじぃと見つめた。


「それに、うちの子をそそのかしたのも君なわけだろう? そこのところはどう思ってるわけ?」

「うぐっ。それはその……」

 答えはいちおうあるのだけど、目を細められてじぃと見つめられるとその迫力にあわあわしてしまう。


 その時、カシャリとシャッター音が鳴った。

「はいっ、レアもの、ルイさんの困惑顔いただきましたー」

「ええぇ、この場面でそれですか」

「この場面だから、これです」

 ふふんと得意げなさくらの意図はなんとなくわかりはした。

 でも、どうしてそのターゲットがルイさんになるのかがわからない。

 

「まあ、私も今日は驚かされっぱなしだったのでね。さくらさんからの提案に乗ってみようかと思ったんだよ」

 一人だけ、おたおたして騒がせたのではかっこ悪いし、としれっというパパさんは苦笑気味に頭をかいていた。

 さくらの狙いもきっとそこらへんなのだろう。

 誕生日の思い出として、主賓の家族の醜態が一番に来てしまったとなれば、それはちょっともったいないものになってしまう。

 ああ、本気でエレナパパに嫌われてなくてよかった。


「ああ、もう、そういうことなら、ほい。エレナたん席交代ね」

「ええ、ルイちゃん何させるつもりなの?」

「なにって。二十歳になった子供と父親の時間を撮っておきましょうって話」

 良い思い出だった、ってなるようにしなきゃね、と言うと、はいはいとエレナは席を立っておじさまの隣に座った。


 そして、空になっているワイングラスに白ワインを注いでいく。

 いわゆる、お酌をするというやつである。日本酒なら体も密着させていただいたりすればそれは絵になるのだけど、この際ワインでもいいとしよう。

 注がれる瞬間も撮影し、さらにはそれを飲んでいるパパさんの姿も抑えておく。

 うんうん。心中では複雑なのだろうけど、良い表情をしてくださっている。


「あの、さ。エレンも飲むか?」

「いいの?」

「ああ。昔はよくマリーとも一緒に飲んだものだったし」

 やった。と心底嬉しそうにしているエレナの表情も一枚カシャリ。

 初めての飲酒というやつである。基本、ルイさんの周りの人達は法律遵守派が多い。

 女装をしているからーというわけでもないのだけど、悪目立ちするおそれがある以上はやってはいけないことはしない、がモットーなのだ。

 

 そんなわけで、エレナさんとしては初めてのお酒だ。しかも女子の方で。

 最初からこうなることを見越していたのか、グラスがいくつか用意されていたのはさすが中田さんだと思う。

 それとも、誰が二十歳すぎてるかわからなかったからこうしたのかな。

 残念ながらルイさんはまだ未成年です。


「うわ、すっごくいい香り」

「だろう? 白はフルーティーな香りなのが多いから、マリーも大好きだったんだ」

 そして翌日に響きにくい、と自嘲気味に言うのは、きっと大酒のみをしたことがあるから言えることなのだろう。

 はたして、エレナさんはお酒に強いのか弱いのか。そこらへんは少し楽しみなところである。

 こくこくと、喉が動くのをみつつ、飲み込んだあとの顔を押さえておく。

 

「ちょっと喉が熱くなる感じがして、不思議。酔っちゃったって感じはしないけど」

「ま、お前は俺とマリーの子供だしな。きっとそこそこの量はのんでも平気だと思うぞ」

 顔は赤いモノの、ワインボトルを一本あけていても、エレナパパはまだ正気のようだ。

 パパさんの言うように、お酒に強い家系というやつなのかもしれなかった。

 エレナも顔色一つ変わる様子はなく、いつも通り。お酒に本当に弱い人はこれくらいでも反応がでるみたいだから、飲めないというわけではなさそうだ。


「二十歳になったお前に、一つ格言を教えよう」

 ワイングラスを揺らしながら、パパさんは神妙に息子に言い寄った。


「酒は呑んでも」

「呑まれるな、でしょ。知ってるよそれくらい」

 決め顔が少し残念になったけれどそれはまあ仕方ない。その格言は子供でも最近知っているだろう。


 こほんと咳払いをしながらエレナパパは息子の視線にあうように前屈みになった。

「そうじゃなくて、その真の意味というやつだな。自分は呑まれない、大丈夫のみ過ぎないって思ってても、きちんと限界を知っとけってやつだ。飲まれないためには、ここまでは安全ってのをしっかりと把握しとくべきだ」

 それさえ知ってれば、無茶はしないで済むからな、というおじさまにはちょっとだけ熱がこもっていた。

 お酒で失敗した経験があるのか……はたまたエレナがこんなんなんで、ちょっと酔わせて悪戯してしまえなんていう悪漢の存在を想像しているのだろうか。

 

「それで父様は今日は限界越えちゃうの?」

 ボクはあんまり醜態みたことないけど、というと、子供の前でそんな醜態さらせないだろ? とエレナパパはちょっとドヤ顔をしていた。

 うん、中田さんが介抱してるんだよね。ほんと。お疲れ様な事でございます。

「今日は、しんみりマリーの部屋で呑み明かそうと思ってるよ。こういう日くらい訳わからなくなってすっきりしていいだろ?」

「えぇー、それボクのこともお酒で忘れたいって事?」

「……夢だったらいいなって思ってる。でも、それで済ませるわけでもない」

 これは起きてるときの、現実だからさ、とパパさんはエレナの頭を軽く撫でている。

 ちょっと目を細めて気持ちよくしてそうなところをカシャリと一枚。

 エレナの無防備なでられ写真とか、いくらの値段が付くんだろうか。


「いいか、若者達! お酒っていうのはな、転生の薬酒なんだ。一日の疲れ、穢れをはらって翌日を迎えるためのものでな。ほれ漫画とかでもあるだろ。なので今夜は無礼講だ! みんなも呑んでわーと叫ぼうじゃないか」

「っていっても、このメンバーは、成人しないと呑みませんから。まだ未成年ですから」

「うぅ、息子の友達のノリが悪いー」

 さくらとルイは二十歳間近だけれど、沙紀ちゃんとまりえさんはさらに一つ下である。

 いくら、パパさんにおねだりされてもそれはまげられないことだ。お酒の味は二十歳になってから知ろうと思う。


「おじさま。もしかして昼の一件でつかれてしまってます?」

 沙紀ちゃんの一言に、いいえ、めっそうもないっ、とおじさまはわたわたしはじめた。

 ああ、家柄としては、沙紀ちゃんちすごいところだものね。


「ただ、まあ。わけわかんないものをがんがん見せられて、ちょっと頭は沸いてるんだ。ただ……まあ、俺らにとっては、訳わかんないものはさ、鉱脈でもあるんだ。ただ、無駄だって切り捨てるより、見極めてからじゃないとね」

 もうちょっと様子を見せてもらうさ、と沙紀ちゃん達に満面の笑顔を見せた。


「さてっ。じゃー、おじさまもうまいこと懐柔できたところで、集合写真とかいこうと思います!」

 はいっ。とりあえず集まってちょーよーというと、みなさんはぞろぞろとテーブルから離れて写真が撮れそうな壁面へと移動した。


「ルイは写らないの……って三脚完備かよぅ」

 まさかここまで想定していたのかーと、さくらはうわーんと頭を抱えてショックを浮かべていた。

「だって、あたしかさくらかがシャッターをきるにしたら、一緒に写れないでしょ?」

 エレナの二十歳の誕生日なんだから、一緒に収まっておきたいよというと、もぅ、ルイったら、とさくらはちょっと恥ずかしそうにうつむいていた。


「なんなら、私めがとりましたものを」

 中田さんがそんなことを行ってきたわけだけれど、そこでエレナがにこやかに中田さんの肩を叩いた。

 そして耳元にこそりと、ぽそぽそと呟いた。

「せっかくの誕生日なんだから、中田さんも一緒に写ってくれると嬉しいな」

 周りにはきこえなくてもそんな事を言われたのだろう、お、お嬢様、と、中田さんはぷるぷるしながら撮影の端っこにたたずんでくれた。でも、エレナパパがこっちこいよぉー、と思い切り腕を首に回したので、真ん中の方に引きずり出されてしまった形だ。


「えっと、あたしがエレナの隣でいいのかな?」

 そんなようすを微笑ましくみながらも、エレナの脇がぽっかりあいてるのをみて、みんなに問いかける。

「何言ってんのよ。そこに収まるのはあんたか……いえ。あんたしかいないわ」

 しっかりと反対側によーじくんが収まっていたりするわけだけれど、それを気付かれてはきっとバトル勃発になってしまうので言いよどんだところだろう。


「では、お言葉にあまえて! それと、こういうタイマー系って扱ったこと無いから、みなさん、覚悟してね!」

 カウントはするからねーと、いいつつ、みなさんの反応を見る。

 自分の席に移動して、3.2.1とカウントを刻むと、カシャリとシャッターが切れる音がした。


「目をつむってしまったかも……」

「大丈夫かな。変な髪型になってないかな……」

「女子っぽくうつってたらどうしよう……」

 最後に聞こえた沙紀ちゃんの言葉はとりあえず無視しよう。大丈夫だよきっと。王子っぽく写ってるから。


「集合写真チェックしながら、あとは、あたしとルイでそれぞれ撮りましょう。カメラ握ってた方がいいでしょ」

 ほれ、勝負だ! とさくらがにんまり言うので、そこは素直に受け入れることにした。

 こういうのも楽しい思い出になるだろう。


「んじゃ、一年半の間の成果を見せましょうかね」

「ふふふん。ルイこそ、にんまり集合写真の被写体になってなさい」

「あ、それではこの私、中田も参戦させていただきます」


 わいわい撮影風味になりながら、夕食会は終了となった。

 まだまだ夜食もあるので、夜は長いのだけど。

 三人で撮った写真はそれぞれ、良い感じの仕上がりになっていた。

 中田さんも侮れないものでかなりのものを写し出していてびっくりしたほどだった。


 なんにせよ、二十歳の誕生日にみんなの楽しそうな顔が撮れてなによりと、その時は本当に思ったものだった。

ルイさんのわたわたしが実はそんなにでなかったー! と思いつつ、その写真は残るわけで、私は是非ともさくらさんから譲り受ける方向で話をまとめつつあります!(きりっ)


まあ誕生日といえばカメラと写真です。記念写真いっぱいはこういうイベントの常で。

中田さんもわりとやるってのが、作者的な驚きです。といっても、ちっちゃい頃から撮ってたりしそうだしね。


まあ、無事にエレナさんちの誕生日は終了です。

次話では、いろいろかんがえましたが、大撮影会の前に、澪たんの演劇集団の話をやろうかと。珠理さんもでまっせー。エロもあるよ!(ぼかすけど!)

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