249.初日の出
今回から行間を空けてみることにしました。あまり慣れてないので実験的な感じです。
「いい場所だとは思うけど、待ち合わせはもうちょっと後でもよかったんじゃないかと」
坂道を下りながら、うーんと悩ましい声があがった。
まわりは真っ暗。そんな中の女子の一人歩きは危ないとも思うけれど、今日はお正月というのもあってわりとみなさん外にいる人もいたりして、一人歩きというような感じがあまりしなかった。
そう。どうして一人でこんなところを歩いているかと言えば、トイレを借りるためだった。
あの高台にはトイレがない。
穴場なだけにまわりにそういう施設はないのだ。
学校にいけば借りられるかもしれないけど、この時間ではさすがに不審者扱いされてしまう。
そんなわけで、向かっているのは近くにあるコンビニだった。
あそこならトイレはあったはずだし、そこを借りようということになったわけだった。
ちなみにさくらたちはちょっとまえに行って戻ってきている。
機材を見ていなきゃいけないというのもあるし、女子の方がトイレの我慢できる力は一般的に弱いわけで、じゃあ、見てるので先にどうぞとレディファーストしておいた。
「でも、ここまで冷えるとさすがに」
若い男子はトイレが近くないとはいえ、さすがに半日トイレにいかないでいいかと言われたらそんなこともなく。
みなさんが行ってきたあとにルイは一人でコンビニに向かうことにした。
一人で大丈夫? って心配されたけど、まー男なんで大丈夫ですとにこりと言って見せたら、みんなに冷たい目で見られたのだけど、理由はしらない。くっ、どうせ女子にしか見えませんよ。
そんなことを思い出しながらも歩いていくと、暗闇の中にほんのり明かりが点っていた。
馴染みの配色は木戸がいつも働いているコンビニのチェーン店だ。
「いらっしゃいませ」
深夜のコンビニは人が少なくてどこかひっそりとしている。お客自体はいるけれど、立ち読みをしていたりトラックの運転手が弁当を買っていたりというくらいだろうか。お正月から働くというのは頑張ってるなぁとしみじみ思ってしまう。大変そうだ。
「って、なんで黒羽根店長ここにいるんすか……」
そんなことを思いながら店員さんにちらりと視線を向けた瞬間、普通にぽそっと声にでた。もちろん女声は女声だけど、口調はちょっと崩れている感じになってしまった。
もちろんその呟きがあちらに届いていることはなく、まだこちらに気付いてすらいない。
そんな知った顔に会ったからなのか急に尿意が来た。ぷるりと身体が震えてしまうのは寒さのせいではないだろう。
「いらっしゃいま、せ?」
「あのっ、お手洗いお借りしても?」
ぷるぷるとしながら、黒羽根店長に声をかける。男性と女性の従業員がいたなら、順当にこちらに声をかけるのが自然なことだろう。
「どうぞどうぞ」
こっちが多少テンパっているからなのか、店長は苦笑気味にトイレの場所をしめしてくれた。
コンビニのトイレは女性専用と男女兼用が一個ずつついているので、迷わず共通の方に入る。
うん。女性専用を使っても別にいいのだけど、共通があるなら選択肢としてはそちらが優先だ。
「ふぅ。お花摘みっていう隠語ができる理由がわかる気がする」
少し我慢をしたあとのトイレというのは、開放感があってとてもいい感じだと思う。
それこそ頭の中がお花畑というかなんというか。恋愛脳ってわけじゃないけれども!
そんなわけで、手を洗ってエアーで水気を切ってから店に戻る。
黒羽根店長は男の店員さんと仲良く話をしているようだった。
普段は仕事中無駄話はーって注意してくるのだけど、深夜帯でお客がいないからこんなものなのかもしれない。
というか、なんで別の店なのに店長がここにいるのか激しく謎だ。
時々、お祭りがある日とか、花火がある日とか、混雑する店舗の手伝いには行っているみたいだけど、ここに手伝いにくる理由はあまりわからない。
参拝客が増える店舗に行くのが順当なはずなのにどうしてここにいるのだろう。
「にしても、お正月だってのに、仕事付き合ってもらって悪かったな」
「いいのいいの。どうせ暇してたし。深夜の従業員が見つからないのはうちもだからさ」
ふむ。揚げ物やおでんをじぃっと見つめていても、お構いなしに彼らは話をしていた。
まったくもってこちらが知り合いとは思われていないらしい。
「しかも先週はうちのほうが手伝ってもらっちゃって。もーみんな年末年始を楽しみすぎでしょー」
「若い子ばっかりだからしかたねぇって。俺達だって高校の頃とかは普通に年末年始は休みもらってたんだしさ」
そうだけどーとちょっと幼い甘えたような声が聞こえてきて、思わずおでんの前で吹き出しそうになってしまった。いけないいけない。おでん全部買い取りとか怖いことはしたくない。
ええっと。なかなか彼氏ができないとお嘆きの黒羽根店長……幼なじみで長年の思い人ってやつですかこれ。
「うーん。唐揚げにするか、肉まん系にするか……」
さすがに二人の会話をこれ以上聞いてしまうのは申し訳ないので、ぱぱっと手早く決めて戻ろう。
「えっと、肉まんとあんまん二つずつ」
「ありがとうございます。436円です」
黒羽根店長が対応してくれつつ、先ほど喋ってた、たぶんここの店長の男性がささっと肉まん達をとりだして袋につめてくれる。すごく早くて熟練の技という感じだった。なにより連携がいい。
「あの……失礼ですが、銀香のルイさん、ですよね?」
「ふえ? あ、はい。一部でそう呼ばれてるみたいですね」
基本、働いている間にお客に話しかけることを滅多にしない店長なので、その不意打ちにきょどってしまった。
「えっ、あの珠理奈ちゃんの友達っていう……うわ。ぐぎゃっ」
えっと、おにーさん、なんか変な声出てたけど大丈夫だろうか。黒羽根店長が足でも踏んだのかもしれない。
「さっき話しかけられた時に気付いてはいたんだけど、声かけるのもどうかなーとか思って」
うーんと、未だ少し悩むような感じでそれでも黒羽根店長は切り出してきた。
「よかったらツーショット写真撮ってくれませんか? お正月に働く我らみたいな感じで」
お。なかなかに面白い提案をしてくださる。
カメラは一応持ってきているし、撮影は可能だ。佐山さんには、え、カメラ持ってくの? みたいな反応されたけど、三脚だけ置いてカメラ本体は持ってきている。行き帰りでなにかあったら困るもの。
「いいですよ。そう枚数は撮れませんが」
とりあえず、一枚。
カメラを構えて二人を撮る。普通に二人で並んで立ってる姿だ。
これだけだとちょっと寂しい。
「あ、じゃあ、ピザまんも一個ください」
「えっ、突然なに? 126円です」
ホントは買う気はなかったけど、写真のためなので必要経費と捉えよう。食べたかったのは確かだしね。
そして、お支払いをしている最中に、後ろでピザまんを包んでくれているその状態の二人を撮影。
先ほど、良い感じの連携といっていたものだ。
「さて。こんなもんでどうでしょ? スマホあれば送りますけど」
「お願いします」
十枚程度撮った写真を彼女のスマホにリンクさせて送り込む。
WIFIで連動させて送るわけだけど、その設定は彼女任せだ。人様のスマホを勝手に見るわけにはいかないからね。普段ルイさんが使ってる機種だとメモリーカードからの読み込みになっちゃうのだけど、こっちはコレができるから便利だ。
「……なるほど。働く店員さんっていうスタンスかー、ありがとう! 大切にします」
「いえ。こういう日常風景撮るの大好きなので」
ピザまんも袋にいれてもらってこれにて準備完了。
もうちょっと話していたいオーラが男性店長から出ていたのだけど、二人の邪魔をしてもいけないし、肉まん達が冷めてしまうのもよくないので、これでおいとますることにした。
二人に良い一年が訪れますように。
そのころ、撮影スポットでは佐山さんがさくらに絡んでいた。
「にしても、さくらー。結局その後、木戸くんとはどうなっちゃってるの?」
ほらほら言っちゃえよー、あの子が居ないうちにさーとどこの酔っ払いだよという絡み方に、さくらは少しだけげんなりしていた。
「どうって、どうもしないけど? たんなる友達。たんなるライバル。たんなる腐れ縁」
「ええぇ。なんかすっごい淡泊な反応。いろいろ会ったりはしてるんでしょ? 卒業してからも」
佐山さんの指摘は確かに正しい。正しいのだけど、ちょっと間違っているようにも思う。
「そりゃ、イベントとかあるから会ってはいるけど、木戸くんにあたしが会ったのって、この前のクリスマスの時くらいよ? コンビニでミニスカサンタやってた時くらい」
あれも、木戸くんかって言われると、男子状態ではなかったしなーとさくらは遠い目をした。
ほんっと、卒業して以来、男の姿の木戸くんを見たことがない気がする。
「それにこれでも、ノーマルなつもりだし。珠理奈さんと張り合うつもりはないってば」
「へぇ。ちらっと前に話を聞いたけど、あの崎山珠理奈さんが木戸くんにべた惚れって話、ホントなんだ?」
「オフレコだけどね。スキャンダルになっちゃうし。それに木戸くんはほんっと恋愛に関しては唐変木なので、それらしい仕草があってもぜんっぜん気付かないんだよねぇこれが」
夏の花火の撮影の時だって、さくらから見て、おっと思うくらいに珠理奈さんはおめかしをしていた。ルイのやつも、かわいーって褒めてたけど、その褒め方はさすがにないだろうと苦笑してしまった。まんま同性を褒める絡み方だったからだ。
「見てて可哀相になるくらいだけど……まあ、好きになった相手が悪いんじゃないかなーって、私も思うかな」
「あいな先輩にまで言われるとは、恐るべし、木戸くん……」
ほんとカメラのことばっかりしか頭にないんだろうなぁと、苦笑交じりに佐山さんの声が夜闇に響いた。
「でも、ある意味最高のカモフラージュでもあるよね。珠理奈さん的には、ルイと会っていても女同士で会ってるだけと見えるという」
「……それは可哀相だから言わないであげて」
ぽんぽんとさくらが佐山さんの肩を叩きながら首を軽くふった。心底同情混じりの声だ。
「えっ。どういうことよ」
「逆に男状態だと会えないってこと。まー恋愛禁止してるわけでもないし、もう19なんだから恋人がいたっていいとは思うんだけどね。木戸くんに会いたいならそれこそ大学に乗り込むか、コンビニに乗り込むかしかないよ」
「あの子、なんでかんで外回りするときはいっつもルイちゃんだからねぇ。ま、そっちのほうが良い写真撮ってくるから、それでいいとは思ってるけど」
あの子としては楽しく撮れるのがあのスタイルならそれはそれでいいんじゃないかなって思ってるとあいなさんは言い切った。
「そういえば、あいな先輩ってルイのこと、どう思ってるんですか?」
「どうって?」
「認識の問題です。あたしはもうルイと木戸くんは別人格って思ってて、切り分けてますし」
「私は、木戸くんの方と面識がほとんど無いから、同世代のカメラマンなルイさんって認識ですが」
佐山さんからもコメントが入る。高校時代、クラスが離れていた関係でどうしたって男の方の印象は薄いのだった。大きなイベントだってたいていルイできてることが多かったし、せいぜい合成BL写真の時にちらっと名前を聞いた程度でしかない。
「んー、後輩の女の子って感じしかないよ。それ以上でもそれ以下でもない感じ。まあ楽しい写真を撮ってくる子だっていう評価」
「あー、それ結構、良い評価じゃないですかー。もう。ゼフィロスの時だって私に声かけてくれれば良かったのにー」
さくらが、ずーるいーと、あいなさんの手を取る。
「あはは。あのときはとっさに前に一回仕事してもらってるから声かけちゃったんだよね。頼んで来てもらってから、あ、やば、ここ女子高って気付いたけど……なるようになればいいやって」
「それで何とかなっちゃうって……まあルイさんならできるだろうけど」
ほんっとあそこまでやってて、自分は女子チガイマスだなんて、ほんと生まれてくる性別間違えてるわよと、さくらの悔しそうな声が上がった。
「なんか賑やかだけど、なんの話してるの?」
「ふえっ!? べ、別に、その……」
そんなタイミングでトイレから戻ると、さくらが思い切り慌てたようにわたわたしていた。
「この前のゼフィ女の撮影の件でさくらが、あたしも行きたかったーって対抗意識燃やしてたところ。ほんっと同年代でそういう相手がいるのはいいことね」
ふふ、とあいなさんは朗らかに笑っている。
話の流れがさっぱりわからないのですが。
「あ、そうだ。肉まんとあんまん買ってきたんですけど、食べます?」
「うえっ、あのケチなルイさんがどういう風の吹き回しで……」
「さっき、コスROMの売り上げの話でたじゃない? そうなると多少は贅沢してもいいかなぁって感じでみなさまにも還元なのであります」
夜中にたっぷりはお肉になっちゃうから、一個ずつね、と袋を開けるとふわりと湯気がわきあがった。まだまだ熱々である。え、ピザまんは帰りがけに食べてきましたよ。最近小ぶりになったなぁとは思うものの相変わらずとろっとしたチーズが良いお味でした。
「んじゃ、あんまんもらうねー。実はちょっと身体も冷えたりお腹も空いたりしてたの」
ありがとーと、まずはあいなさんが手を伸ばす。
「それでは私ももらっちゃおうかな。肉まん肉まん。ふふ。あったかーい」
わーいと佐山さんも手を出してくれた。
「さくらはどうするの? けちなルイさんのおごりなんて夢か幻だと思ってる?」
「ううう。食べます。いただきます-。でも、あんまんも肉まんも食べたいから半分ずつじゃ、だめ?」
「はいはい、さすがのさくらさんですよ。半分割ってあげるから、まずはあんまんからね」
「やたっ。ルイ大好きー」
あったかいーとあんまんの半分にかぶりつく姿をぱしりと撮影。うん。
やはり食べてる女子の姿というものは良いものだと思う。
「コレで付き合ってないとか、どんだけ仲良しよお二人さん」
「え-、親友ポジってやつでしょこれ。同性同士で一口ちょーだい的な」
「うわ、同性同士って言い切っちゃってますよこの人」
ええ。佐山さんに呆れられようと言い切っちゃいますよ。さくらとは同性の友達という感覚のほうが強いのは事実だもん。遠慮とかもあまりしないでいい間柄っていう感じ。
「あたしだってルイのことは親友って感じ。っていうかそもそもあたし彼氏できたし」
「は?」
カシャリとその時シャッターをきる音が聞こえた。
「呆然とした顔いただきましたー」
「って、ブラフですかっ」
何でこんなに衝撃を受けているのかわからないけれど、さすがにその一言には驚かされた。
べ、別にさくらのことが好きだったからそうなったんじゃないんだからねっ。あいなさんだって、えぇーって顔してるし。そりゃ「あの」さくらに彼氏なんて驚くってば。
「え。ブラフじゃないよ? まじでここ三ヶ月くらい付き合ってる人いるし」
「ええと。それ、相手の人大丈夫なの?」
あいなさんが少し真剣に心配している。自分の経験も踏まえてのことなのかもしれない。
「だいじょーぶっていうか、あの人、あたし以上に写真馬鹿だから……」
写真馬鹿は普通のデートはできない、という発言は誰のものだっただろうか。
でも、身近にそんな人いたっけ? 佐伯さんの所の人なんだろうか。
石倉さんは男好きなわけだから除外だろうし、佐伯さんも奥さんいるし……病弱な三木野さんあたりもなんかイメージが違う気がする。
「だ、だれ? どんな人? 写真ある?」
「内緒です。あいな先輩にだって教えられません」
からかわれたら嫌だしとそれ以上さくらは情報開示をしてくださらなかった。
「そんなことよりルイの恋愛事情話の方に行こう」
さー大学に入っていろいろおモテになるのではないですか? ふひひとさくらに突っかかられてげんなりしたため息を漏らした。
偽装彼女をしたり、偽装女子高生をしたり、いろんなことがあったなぁと少し遠い目をしそうになる。
恋愛に関しては、田辺さんにメチャクチャ好かれたりだとかはあったけど、他は特別なかったと思う。
「うちの弟と良い関係になってくれてもよかったんだけどねー」
「うっ、あいなさん……その冗談は笑えない……」
恋愛ときいて、あいなさんがあんまんをぱくつきながらひどいことを言ってくださる。
「えー、割と本気だったんだよー。うちのアホ弟と仲良くやれるとしたらルイちゃんくらいだろーってね。あいつもまんざらじゃなかったわけだし」
結果は、いい子と知り合えて仲良くなれたからそれでいいんだけど、とちょっとだけ残念そうな顔をしていた。
えっと。もう、やめてくださいよ。青木とくっつくとか、そりゃちょっと真面目に考えた時期はあるけれど、あいつは馬鹿な男友達ってことでいいんですって。
「な、なら、あいな先輩がルイとくっついちゃえばいいんじゃないですか」
「なっ……」
普通に佐山さんから変な方向の発言が来た。
「戸籍上は問題ないのでしょ? それなら見た目は女同士みたいな関係でも……」
「それは、ないかなぁ。ルイちゃんの撮影センスみたいなのは大好きだし面白いって思ってるけど、私はノーマルだし……それに木戸くん相手だとしても趣味じゃないというか」
「ガチムチ筋骨隆々がお好みと?」
さくらがにまっと変な相の手を入れた。
「どっちかっていうと渋い年上男性がいいなぁ。こっちの活動もわかってくれて包容力がある感じというか」
「くっ。まさかのおじ専か……」
「おじ専じゃないよ。同年代はこりごりってだけ。それにダンディな感じな人限定です」
「狭き門ってやつですね」
ぽそっとつっこんであげると、そうなのよーとあいなさんが珍しくしょんぼりとしていた。
あのあいなさんも恋愛関係に興味があったとは、なかなかに興味深い話だ。七つ上だから、結婚適齢期って言われる年齢にはなっているのも関係あるのかもしれない。
「良い年の取り方をしてる人がいいなぁって。たとえば佐伯さんみたいな人とか」
まー、奥さんいるし、あの人の中ではまだまだ小娘って思われてるんだろうけどと、あいなさんが苦笑を漏らす。
若い頃から知ってる相手だと、成長してもなかなかそれを実感できないってのはあるのかもしれない。
「さて。おしゃべりはそろそろ終わりにして、撮影にはいろっか。下手するとお日様逃しちゃうし」
そいつはいけねぇと、みなさん再び日が昇る方向を再確認。
そしてそれから少しすると、空が明らみ始めた。
その景色もとても美しかったので、みなさんばしばしシャッターをきっている。
うん。初日の出だけを撮るわけではないからね。
「おっ、出たっ。初日の出ー」
さくらが目をキラキラさせながらシャッターをきった。もちろんほぼ同じタイミングでみんな撮っている。
日の出の写真を一枚。そして。
ルイだけはコンデジを撮りだしてもう一枚、撮影をしているみんなの姿を納めておいた。
きっとこの日の思い出として、こちらの一枚もいい仕上がりになっていることだろう。
今年も一年、どうかよろしくお願いします。
元旦にこの話が載せられれば良かったよねぇと思いつつ、余裕もなかったので時系列通りでの公開です。
女子会風味ということで、恋バナ中心になりました。
そしてさくらさんに彼氏ができました。はい。だからイベント参加とかも遅れたりとかしてたのでした。
次話はお正月当日のお話。クロやんと楓香達が遊びに来ます。おじさんも一緒です。はい。振り袖の攻防の予定です。書き下ろしなので明日アップは無理やもしれません。
ネットだと女装ものよりTSものの方が人気があるのか……という情報を知って少し愕然としましたが、別に爆発的な人気が欲しいわけでもないし、わくてか女装させていきますヨ。TSものも手持ちのストックありますけど、完結してないのでお出しできませぬ。今の忙しさだとエタりそうだもの。




