198.夏イベント一日目
おっそくなりましたー! それでは一日目、ゲームの日はっじまるよー
夏。
まさにその日はその言葉にふさわしいほどに暑かった。
気温がというのももちろんあるのだけれど、ビックサイトの前にずらりと並んだ人達が熱い。
これだけの人数が居るというのにみなさんきちんと並んでいるのがとてもすごい。トイレに立つ人がいてもそこは埋まらず、戻ってくると元の場所にいれてもらっている。みんな欲しいものがあるだろうに、助け合いの精神はすばらしい。
それをもちろん撮る。今日持ってきているのはお馴染みなルイの方のカメラだ。
そして一日目はルイとしての参加である。特撮研の人達も来ているだろうけどさすがにこの量の人の中でばったりというのもまずはないだろう。むしろこの会場は約束していても出会えないというほどの人混みなのだ。
一昔前は携帯の電波すらろくに入らなくて、待ち合わせ場所を決めておかないと出会えないというようなこともあったのだという。
「みんな大好きなものを求めてやってくる、か」
こういう景色は好きだ。みんな目がキラキラというか、ぎらぎらしている。
これから始まるなにかにわくわくしているというか。始まりまでにドキドキしているというか。
カタログをかたっぱしから見ている人や、すでに行き先を決めてさらに情報収集している人。あとは普通に携帯ゲームをしてる人がいる。
この手のイベントに来る人だから、というわけではないけれど、ちらほら携帯ゲーム機を持っているのはなんというか日常とちょっと違う感じもする。
え、ルイさん、ゲームのたぐいはマインスイーパーくらいですよ。
あとはエレナから押しつけられてる「原典」。コスのための参考以外でゲームをしないので、ゲーム機持参というのは「おぉ、大好きなんだなぁ」って感想になるわけだ。
「十時になりました。これよりイベントを開始します。みなさま事故、怪我の無いように一日を過ごしましょう」
そしてそのアナウンスを皮切りにぞろぞろとその列は中に入っていく。
その姿も撮らせていただいた。うん。うごめく群衆ってのも悪くない。
ええ、お前は移動しないのかって!?
そんなん、しないに決まってる。特別欲しい同人のものもないしいまはこの景色を撮らせていただいている。
なんていうかこれほどの人がデモクラシーをしたら何かが変わりそうなほどの統率感である。
走り出したい人達もいるだろうに、スタッフの人の言葉をきちんと聞いて順番に進んでいっている。
変態紳士だの貴腐人だのいうけど、ほんとみなさま紳士淑女であらせられる。
時々、おい、あれルイさんじゃね? とか、ああールイさんきてる、やったっ。なんて声が漏れ聞こえるわけなのだけど、そこはレイヤーさん達なのだろう。
先行で入れるチケットを持ってる人達ばかりではないということなのである。
ちなみに、家からのコスプレは基本禁止なのでみなさんの装いはまだまだ普通で、夏らしい薄着の子が多い。
それでも会場の中はすでにコスプレだらけだろうなーと思いつつ、とりあえず周りの風景を撮っていく。空。海。今日の日そのものをがんがん撮らせていただきたい。
結局ルイが会場入りしたのは開場一時間後のことだった。
うっかり風景の写真ばかりを撮り過ぎたらしい。
「やっぱり人がすっごいなぁ……」
中に入るとこれだけ広いスペースがあるくせに人と人との間は狭いという光景が目に飛び込んできた。
とりあえず向かうのは西の外側にあるコスプレエリアのほう。
東館の館内でもブースが立ち並んで個人での出展があるけれど、今日はゲームがメインの日なので特別ここが見たいというのはあまりない。
何度でもいうけれど、ルイはそこまでオタクというわけではないし、二次創作をたしなむわけでもないので、そっちにいっても人混みがすごいだけという話になってしまうのだ。
アレは愛なのだと思う。原作への愛が昇華した上で、その続きや違う設定を見たくて描く。
そんな姿を撮影するのもアリなのだけど、残念ながらみなさんシャイなのでブースの人達の写真はなかなか撮れない。コスしてる人ならいけることもあるけれど、それなら広場に行ってしまった方がいいのである。
おまけに……ルイさん、薄い本を買うほどお金はないのです。
今はこっちのカメラを買い換えるためにお金を貯めている最中だし、お客としては参加ができないのだった。
そしてぞろぞろと移動を開始。
毎回思うけれど、東から西への移動は大移動というような感じで、人がみしっと詰まっている。
こりゃ確かに列を乱すなんて行為をしたなら周りからぼこぼこにされそうな勢いだ。
すでに戦利品を持っている人達もいて、アニメの絵が入った紙袋を持っている人や、薄い本を抱きかかえている人もいる。
そしてルイもようやっと西館へと到着。
この外がコスプレスペースとしては大きなところなので、こっちの通路を通ってきたのだった。
西館は企業ブースが立ち並んでいて、よくテレビなんかでもCMが流れるようなキャラの絵がいろいろ並んでいる。エレナあたりは思いっきりこっちに興味をひかれるのだろうなぁと思ったりもするけれど、ルイとしてはそこまででもないので素通りの予定だ。
というか、混雑がひどい。人気があるブースは人だかりができているし、かといって人だかりがないところは、『限定グッズ完売です』なんて札がついていたりする。恐ろしい。
一日目の最初の一時間で完売するって、明らかに物が足りてないのではないだろうか。
「新作ゲームの体験版配布中でーす」
そんな中、チラシを配っているメイドさんがいた。
はっきりいって、この会場でメイドさんは珍しくない。そういうキャラのコスプレをしている人も多いし、なんというかメイドコスはやりやすいのである。入門編といってもいい。
けれども、そのメイドさんはどうにもそれを着慣れているようで、プロという感じだった。
もちろんモデルとして、ではなくメイドさんとして。
姿勢もいいし、見ていてほっこりする可愛さである。
けれども、それだけでルイの視線を固定するか、といえばそんなことはないわけで。
身長はルイより低い。エレナとどっこいくらいか。エプロンドレスに身を包んだ彼は声変わりがしていなさそうな可愛い声で西館でブースやってまーすと声をかけていた。
普通に可愛かった。
「あのっ、お写真撮らせていただいてよろしいですか?」
「……あっ。はい。いいですよ。お店では撮影禁止ですけど、オーナーからは、今日はいーっぱい撮ってもらってねん、ってねっとり言われてるので」
お店では、と言ってるってことはやっぱりこの人、普段はメイド喫茶で働いている人か。
千紗さんが働いているお店というか、あの町では見かけたことはないけど、今のご時世メイド喫茶なんてどこにでもあるから、地方で働いていたりするのかもしれない。
「ねっとりって。ああ、じゃあ、いろいろ教えてくださいね」
じゃあ、失礼して、とカメラを構えながら彼女にいろいろな質問を投下する。
「普段はフォルトゥーナっていうメイド喫茶で働いています。従業員が少なくて大変なんですけど、今日はオーナーが宣伝要員としてこっちに来なさいって。時給が倍になるとかいわれたらさすがに断れないというか」
ほんとはこういうの恥ずかしいんですけどね、と照れ笑いをする顔も思い切り撮らせていただいた。
音泉ちゃんは、はっきり言ってすばらしくスレていない感じの子だ。こういうイベントに来るのも初めてということで、初々しさがたまらなくいい。
「えっと、高校生?」
「はいっ。今高二です。ちょっとした事情で去年から働いてますけど、なんていうかこう、これだけの人が集まるっていうのは初めてなので、圧倒されちゃってます」
お姉さんは、このイベントは経験豊富なんですか? と尋ねられて、おぉと不覚にも思ってしまった。
うん。お姉さん。ルイお姉さん。なんだろうこのこそばゆい響き。
先輩って呼ばれたことはあるけれど、お姉さん呼びは実は初めてじゃないだろうか。
「んー、ここまでおっきいイベントは何回かしかきたことないけど、規模が小さいのは結構ね。撮影もそれなりにしてるし、レイヤーさん達とは結構仲良し」
実は、広場にでるための通過地点だったんだけど……と前置きをしつつカシャリと一枚。
「良い被写体がいたので、つい、ね。音泉ちゃんかーいいから、ばんばん撮らせていただきたい」
「やっ、ボクなんてそんな。他のみんなの方が可愛いですし……」
いちいち照れるのが可愛い。そしてボクっこである。どうも普段から一人称はこっちらしい。
「そういや、ゲームのキャラのモデルにもなってるって話だったよね? そのキャラのことを聞かせてもらってもいいかな?」
「セリナってキャラなんですけど、借金苦でメイド喫茶で働くことになったって設定です。まったくオーナーったらボクの設定そのまんま使っちゃうんだもん、やめて欲しい」
「借金苦……」
ルイとて貧乏だ節約だと言ってきているけれど、借金だけはしたことがないのでその言葉はさすがにずしっときた。しかもまんまってことはこの子が借金を持ってるってことなんだろうか。
それこそ舞子さんだったりをやる場合は、衣装なんかで少女が借金を背負うみたいなのはあるという話しだけど、普通に生活していてそれというのは珍しい。というか、未成年にお金って貸さないようにも思うのだけど。
「あ、いえいえ、ボク自身じゃなくて、父が連帯保証人ってやつで……いちおう自分の学費稼ぐためにって感じでお仕事始めたんです」
それが表情に出てたらしく、こちらの意を酌んだ彼女は説明を付け加えてくれた。
まあ、そうだよね。本人がってことはさすがにありえない。
「でも特別ボーナスみたいなのが出るって言ってたけど、メイド喫茶ってどんなもんなの?」
あくまでも参考までに、と問いかけると、彼女はうーんとちょっと言いづらそうにしていた。
「うちは他よりちょっとお給料はいいですけど、その分人も少ないし大変かなぁ。でもコンビニバイトとかだとおっつかないし、あれの倍くらいはいただけるので……」
自分で聞いておいてなんだけれど、ちょっとその金額にはぐらっときた。
やらないよ! やらないけど、倍の金額となるとあれこれといろいろ考えてしまう。
千紗さんあたりは趣味も含めて、結構いい額を稼いでいるということだろうか。羨ましい。
でも、残念ながら銀香からなら通えてもルイの家からとなるとあそこもいささか距離があるのである。
通勤可能なメイド喫茶なんてない。
「きっとおねーさんならすぐ採用になると思います。物腰が綺麗だし。人手不足だから是非っ」
きゅっと手を握られて必死にそんなことを言われてしまうと、忙しいんだろうなぁとしみじみ思ってしまった。でもこの子が普通にお店にいるメイド喫茶はちょっと興味がある。
人数が少ないというのは、それだけ募集をかけたときの採用のハードルが高いということだろう。
他の従業員さんも美人さん揃いなのかもしれない。
「さすがに私もバイトとかはしてるし、そっちまでは無理……かなぁ。でも音泉さん。あなたのいるお店はいつかいかせていただきます。ちょっと遠いけど」
さきほどいただいた名刺には隣の県の住所が書かれてあった。移動を考えると二時間くらいはかかってしまうだろうか。でも、それでもかまわない。
「はい、是非いらっしゃってください。うち、ケーキも絶品ですから。カスターニャっていうケーキ屋さんから特別に仕入れているのですが……」
お。カシャリと一枚、その表情を押さえておく。ケーキの話題で表情が少し先ほどの外行きのものから、なにかを思い出してうっとりするようなものに変わった。
「音泉さんも甘い物には目がないほうですか?」
「もちろんですっ。それに巧巳さんのケーキは綺麗だし、おいしいし」
アレはたまりませんーとほっぺたを押さえている写真もばしゃりと。ううん。ほんと乙女だなぁ。
スイーツの話でこれだけテンションを上げちゃうあたりが、もうどこに出しても恥ずかしくない女子力である。
さくらあたりもこういうのを見習えばいいんじゃないかな。まああの子もアップルパイうまーって言っているけどさ。
「へぇ、巧巳さんって方が職人さんなんだ。年上のパティシエさんに音泉ちゃんのハートも胃袋もがっちり掴まれてしまっている、と」
ほっほーと、言ってやると彼女はそんなことないですーと恥ずかしそうに頬を染めた。
初々しい。たまらぬ。
「そ、それと巧巳さんは年上じゃなくて、同い年です。お父様がお店をやっていてその手伝いというか……今じゃうち向けの商品開発は全部彼がやってますが」
「うぉ、それはすごいね」
高校二年で、メイド喫茶相手に商売ができるケーキ職人というのはそれでかなりすごいことだ。
二年前の自分を思い返すと、クッキーすらろくに焼けなかったし、出来ることは極端に少なかったように思う。
まあ成り行きで佐伯さんの仕事を手伝ったりはしたけど、それくらいだ。
「あの人は本当にケーキ馬鹿ですから」
ふふ、と優しく微笑む顔も一枚。すっごい優しい笑顔をしているのがいい。
たぶんこの子、巧巳って子のことを好きなんだろうな。
ふわふわしてるというか、きらきらしているというか。こういう子を見ているのは本当にほんわかしてすばらしい。
「誰がケーキ馬鹿だって?」
そんな会話をしていたら、男の人の声が割り込んでくる。
ほう。これが噂の巧巳さんですか。
文化系という感じのする優しい感じだけれど、やっぱり男の子だけあって身長はそこそこある。スマートな感じといえばいいのか。でも高校生らしい若さみたいなものはあるように思う。
「た、巧巳さんっ、聞いてたんですか!?」
「んあ? ケーキ馬鹿の下りあたりだよ。なんか楽しそうに話し込んでるなーってのは遠目で見えてたけど」
撮影されまくってるから珍しいなって思ったと彼は続けた。
メイド喫茶は基本的に撮影NGなところが多いもんね。おまけにこの子の場合は男の娘でもあるわけだし、あんまり撮られないようにしているのだろう。
ちなみに、不用意にアウティングする趣味はないのでしっかり音泉ちゃんのことは女の子扱いで通すつもりでいる。写真もしっかり男っぽい部分は削って写しているし、これで男と言われてもきっと誰も信じないだろう。
「ていうか、なんでいるんですか。今日はなんかケーキ系のイベントがあるとかなんとか言ってたじゃないですか」
「それな……中止になってたんだ。食中毒だとさ……」
しょぼんと巧巳くんは盛大にため息をもらしていた。ここら辺には他にもそこそこイベント会場がある。
そこで行われるはずだった物がなくなってしまったのだそうだ。
「それで、近くでやってるイベントにいるであろう彼女のところに駆けつけた、と」
「なっ。彼女じゃ……いや、彼女だけど。違うっていうか、あの……」
にまりとしながらそういう突っ込みを入れてあげたら、彼はわたわた慌て始めた。恋人としての意味で「彼女」を捉えたのだろうけど、いまいち反応がよくわからないなぁこれ。
実は男だから、彼女じゃないと言いそうになって言い直したのか、それとも……いや、それにしても否定してから彼女です、というのもどうなんだろうか。
「巧巳さんは、その、表面上恋人のフリをしてくれてるんです。こういう仕事してると変な虫がついたりとかもあるし」
「そ、そうっ。こいつったら危なっかしくて、前に客にストーカーされたことがあるんすよ。前世のつながりがどうとかこうとか言ってさ」
「うわ、前世厨ですか……」
そりゃ音泉ちゃんは可愛いし、これでおかえりなさいませなんて言われてにこりとされたら、たいていの男は落ちるだろう。それが自分の自宅でとなれば、なおさらいい。音泉たんは俺の嫁と言い張る人も多そうだ。
「だ、だから別に、ボクはその。巧巳さんとはなんでもないっていうか……」
あの。照れながら言われてもまったくもって信憑性がないのですが。
「これは、あれですね。恋人設定をしっかりするためにも、ツーショット写真を是非撮らせてくださいな」
さあさあ、並んで並んで、というと、ええぇまじっすかと巧巳くんは困惑ぎみだった。明らかに撮られ慣れていない人の反応だ。
「さぁ、恋人としてあつあつに手でもぎゅっと握っちゃいましょう。それとも巧巳くんがわしっと肩に手を回していただいてもいいのですよ。同性相手にやるみたいに」
さぁさぁどうすると詰め寄ると、彼は仕方ないなぁとおそるおそる指先だけで音泉ちゃんの手を取った。
異性とはずかしくて手がつなげないみたいな、そんな写真ができあがった。初々しすぎてたまりません。
思えば、自分も高校二年の時に男子と手をつなげなくなったことがあったっけなぁと、あの頃のことがちらっと頭に浮かんで、そうとうまずいなぁ自分と思ってしまった。
「んじゃ。仕事じゃましちゃ悪いし、俺はちらっと会場回って帰るわ」
彼はそれ以上はいたたまれないようで、そういって避難していった。
うーん、なんか形式上で付き合ってるふうにしてるって言ってたけど、お互い好き合ってるんじゃないかなぁこれ。
あつあつで、さすがに朴念仁なルイさんでも、見惚れてしまいますよ。
「あのっ。ルイさん。さっき言ってた同性同士って?」
その後ろ姿を見送ったあとで、音泉ちゃんがおそるおそる尋ねてきた。
「え。だって音泉ちゃん男の娘さんでしょ? だったら同性かなーって」
「うえ」
あ、なんか変な声だして音泉ちゃんそのままフリーズした。
「あれ。みんなには内緒だった? いちおーさっきは黙っておいたんだけどさ」
「えと……その。はい。みんなには内緒にしてます。っていうか、なんでわかってしまうんですか」
「これでもあたし、男の娘コスの子はたんまり撮ってるからねぇ。ぱっとみでわかった」
うん。直感レベルでもう見分けがつくようになっているので、どっちなのかはたいていわかる。
いづもさんを相手にしてもわかるのだから、処置をあんまりしてなさそうなこの子ならなおさらというものだ。
「うぅ。今まで誰にもばれたことないんですが……」
「んじゃ、内緒ってことで。どのキャラが男の娘になるのかはしぃーと言うことで」
近くで聞き耳を立ててる輩が何人かいたので、そこで話題をそらすことにする。
そう。彼女が配っているパンフレットにこそっと描かれていたネタを投下したのだ。
「もぅ、セリナが作中で男の娘になるかもっていうのは内緒ですからね」
相手もこちらの意図を酌んでくれたようで、うまく話を合わせてくれる。
かも、とつけているところがポイント高い。
実際は誰がどうなるのかは彼女自身も知らないそうだ。でもオーナーが男の娘メイドっていう境地にたどり着いているのを知って、ひやひやはしたのだという。
「ところでまだ体験版はおいてあるのかな? うちの連れがこの手の大好きで、できればプレゼント……っていうかエレナならすでに持ってそうな気がしなくもないけど」
まあ自分の分としてもらっておきましょうかねというと、彼女はにこやかに、楽しんでくださいねっと笑顔を振りまいてくれたのだった。
実は以前、男の娘メイドものを書いていたことがありまして(完結してないです)、その子がついに参戦です。バイト禁止の学校に通っているため、ばれないためにも女装してメイド喫茶で働いてます。巧巳くんとは学校では同級生で男同士っていう感じです。
いつか、ルイさんに突撃させますとも。
そして夏イベントはまだまだつづきます。




