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なかがき2

 さて。高校編も無事に終了しました。ここまで読んでいただいた皆さま長らくありがとうございます。

 連載開始半年を迎えまして、少しばかりなかがきにお付き合いいただければと。


 思えば……ええ。

「締め切り」って言霊すっごいなー、というのが今期特に思わされたことでした。

 も、もちろんね、作中のあれやこれやはあるんだけれど。

 毎日連載するっていう、これ。そこまで筆が速いほうでもないので、けっこー厳しいのです。


 もちろんこのお話の始動から公開までは一年くらいはありましたし、話のストックもあったのはあったのですが、シーン構想だけがあって書けてないとか、話の途中がぶち切れてるとかそういうのも多くて、たいてい推敲は必要になり、おまけに卒業前の十話くらいはほとんど書き下ろし。一日六千文字書いてれば二週間で一冊分の原稿が書けてしまうなぁなんて思って、うわぁと思いました。もちろん楽しいし、待っててくれてると思うとテンションあがりますから、みなさまにも感謝なのですけれども。


 それに加えて、今期は「いづもさんのはっちゃけ話」っていう重たいあれもあり、すんごい大変でした。

 もちろんあれは準備して、時間かけた……けど落ちたし。(原案にはない話です)

 企画二週前くらいで、いろいろあーだこーだ考えて、書き始めて。って感じだったでしょうか。

 いざ書き始めると、「これ、だめだろ」とか「ここはこうだろ」と校正の嵐。自主規制って単語はもうなんか。


 やばい、泣きそう。もう普通にぐだぐたした話が書きたいのーって泣き言を言いつつ書きました。というか書けてしまいました。締め切りって単語の力です。すごい。


 今の所あそこのところで批判などもいただいてないので、ほっと一安心です。

 まー、精神科医がうちを見てるとは思ってませんがね!! でも、性転換って実は大変なんすよという部分もきちんと書いておきたいところではありました。だってうちのご都合主義で目覚めちゃったりしてそのあと不幸になったらたまらぬではないですか(そんな影響力があるかしらんけど)。


 あとはジェンクリちゃんと否定できる人ってそうそういないはずなので、(通院中はいっかな反論もできず、受診が終わればトラウマから目を背けるようにどうでもいい相手になってしまうため)書いておかないとなぁと。

 それとトランス過程の話って割と面白い話がごろごろあるのですよ。


「人の先入観の話」であったりとかね。心理学をかじったりはしてないので、あれなんですが。

 どの程度で人の認識は変わるのか、とか。

 結論としてはなっかなか変わらないのですよ。たとえば親から見た子供の同級生の認識は子供のままみたいな感じといえばいいのでしょうか? 立派に大人やってるはずなのに、いつまでも小学生のころの印象ばかりが頭に残るっていうやつですね。


 初期インパクトが大切である、ということが改めて認識できるわけで、初対面の相手との交流はほんと気をつけないといけないですよね、なんていう気づきが得られるわけです。

 もちろんGIDの人の場合は、元の性別の印象がそのまま残ってなかなか変わらないからこそ、新天地でリセットかける人も多いと聞きますし、移行したあとの印象の方が強くなるようにうまくやってる人もいるみたいです。


 言ってしまえばまるで木戸くんのような感じでしょうか。男状態の時はなるべく目立たずひっそりとして、女子のときは印象強めに持っていくことで、移行前と後とで後の印象を強めるという。木戸くんの場合は自然とそうなってしまっているだけ、なんですけどね。

 今後はあんまりジェンダー系での深い話は回避しながら、ルイさんを見守る会みたいな感じでゆるゆる行きたいものです。でも同性愛者はたんと出てくるので……いや。大丈夫だと思います。うん、たぶん。

(注釈:大学編すすんでますが、予想外にLGBTでてくるから、苦手な人は注意です)


 そんなお話も100万字突破しました。とりあえず80万字目標って思ってたのですが、なんかもー好きに書いてたらどんどん進んでしまいますね。普通に書いていくと3000枚とかあっさりいくのではないだろうか……orz

 書く方は楽しいからいいのですけれどね。わっくわくです。

 さて。 

 思えば連載を始めて半年。こちらに登録してからまだ九ヶ月。

 いちおう言っておきます。初期ブーストしつつ連載して人気集めようとかそういうのは……なんもわからんかったんですヨ。なんすか知ってればもー最初からやっていましたしネ! っていう位には読まれたい欲求はありますが、うちの話の場合初期ブーストしてもあんまりだったんだろうなぁとしみじみ。


 なんせタイトルが。なろう風ではない。


 じゃあ、どんなタイトルになりゃいいのか「カメラ使いのオレが女装したら、止まりません」とかこんなんですか? でもそれなんかもう、「自分撮影しまくり」なナルな主人公っぽいし。そもそも木戸君のオレって……

 と、いろいろ悩んでも、それっぽいタイトルは浮かばないし「放課後に行方不明ですが」ってことでこのタイトルでいいのだと思ってます。

 あとはタグで判断していただきたい。うちはどうしようも無く女装系なのです。

 うはうはしながら撮影する木戸くんとルイちゃんを見ていられれば、そして翻弄される周りが見られれば満足なのです。

 

 はい。ではここからは大学編の概要なんかを言ってみちゃったりしようかと!

 新たな相棒(カメラ)を手にした木戸馨は、大学でもきゃっきゃうふふと写真を撮りまくるのでした。

 おしまい。

 なわけはなく。

 入学式翌日だったり、新入生飲み会だったり、コンビニのイベントだったり。

 サークル活動だったり、夏のイベントだったり、学園祭に某芸能人が来たりと、いろいろ詰めております。


 個人的には夏のイベントで、企業ブースに作者が別で書いてる女装メイドものの主人公(高校二年)が出張してくれる予定なので、お楽しみに! 絶対ルイたんは大喜びで撮影しまくること間違いなしです。

 そっちの話はクラスメイトのパティシエの男の子ときゃっきゃうふふする恋愛ものです。音泉となみちゃんはわりと真面目な受け身の子なのでそれを思えばルイさんはすごくアクティブな子になったなぁとしみじみ痛感いたします。


 直近のネタでは、今書き下ろしで「身体測定」を書こうかとしてるのですが、マンモス校の健康診断ってどんなんだったっけ? はて。みたいな感じで。でも「健康増進なんちゃら」みたいな建物があって、そこでやるのは存じておりますとも。ああ、男子の中で健康診断受ける木戸くん。高校であえてやらなかったネタなので、楽しみでありますとも。

 ていうか、大学生とか検査項目すくなくてうらにゃましいのです。


 そんなわけで、シルバーウィークをはさみつつ、そろそろ間をあけて、大学編がはっじまっるよー、という感じです。

 あ、はい。それまでの間、他者視点の話もちょぼちょぼと入ります。

 誰のをどこまでかくのか、が悩ましいところではあるのですけれどね。

 とりあえず予定としては、クマの人のお話と、写真部の後輩であるめぐのお話は確定です。

 では、今後ともよろしゅう! というわけで。


 2017.3追記

 あらすじでも警告はしているけれど、「男の娘に二次元的な側面だけでいいや」と思ってる人たちへ。

 大学編は、あなたたちにとって、魑魅魍魎といえるであろうLGBT成分が増えます。

 ゆえに、リアルなんかしらねぇ。ただ珠玉の男の娘を愛でたいという、愛すべき人たちへ。

 ここが終着駅であったほうがいいのではないかと思うのです。


 もちろん物語は続きます。

 映画の後にも主人公が生きているようにです。

 そして少しばかり「高校生と、大学生で生活が変わる」「世界が広がり出会いが増える」わけです。

 人によっては作品が変質した、と感じるほどに。

 むしろ、そっちのほうが大好き! という愛すべき人たちはガンガンすすんでいただければ幸いです。


 さぁどんどんカオスになっていきますが。では、これからもお付き合いいただけるからはぜひ! ぜひとも。ルイさんの成長を見守っていただければと。

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