014.エレナさんの日常姿
「ちょ、なにあれ。すごーい」
「うわっ。ちょーちっちゃい。そんでちょーかわいい。あの制服って、確か」
放課後の教室はざわざわと騒がしかった。二月の期末テストが終わって、もうあとのイベントは卒業式と卒業パーティーくらいしかなく、教室に緩んだ空気のある平日の放課後。窓の外を見た生徒が満面の笑顔を浮かべてはしゃいでいたのである。
はあ。木戸としてはその原因に心当たりはあるのだが、まさかここまで騒ぎになるとは思っていなかった。
「そして、メールが鳴り響くってなぁ」
携帯画面を見ると、校門のところで待ってるねーとゆるーい文面が踊っていた。
ああ。あんちくしょう。ちらりと窓のほうに視線をやって、校門のあたりでスマホをいじっている人物に視線をやる。
男の状態でもこんだけ目立つとか、素材のクオリティが高すぎるんだよ、ばかやろうめ。
そう。あいつが着ているのは紛れもなく、隣の市にある男子高の黒学ランである。通常のよりもすこし変形がはいっていて、縁の部分の色が違っていたりとオシャレさんなわけではあるのだが、それでもやはり本来男が着るものであるから、いかつい印象はついてまわる。
そのくせに、あいつの着こなしときたら、ちょこんとしているというか、肩が薄いせいもあるんだろう。極端に華奢に見えるうえに、その容姿も問題だ。
たしかに男の娘コスをしてあれだけのクオリティを出せるのだ。素でかわいいのは想像しておくべきだった。髪の毛もさらっさら。お目めもぱっちりで、ノーメイクでこの可愛らしさだ。身長だって157だと言うから女子の平均よりさらに低くて小柄なのだった。
自分もそうとうだとは思う。思ってはいるが男子の時は眼鏡もあるし肌の露出も少ないし、なんせ学ランはノーマルなのである。おしゃれの欠片もないのである。身長だって彼より五センチは高い。
だから目立たず普通に生活ができるというのに、あいつったらまったくもう。
ぶっきらぼうにポケットに手を突っ込みながら、バッグを片手にそそくさと校門へ向かう。
「少し離れて、少ししたらここから離れてついてこい」
ぽそっと言ったきり、そちらのほうに見向きもしないで先にすすむ。
ついてこなかったらその時だ。メールで呼び出せばいい。
正直ここで騒がれて、悪目立ちするのだけは避けたかった。
「そんなに急いでどこにいくのかしら、お嬢さん」
目の前の少女を追い抜いたところで、ぽつりと声をかけられた。
まったく、よりによって写真部に見つかるとは。遠峰さんのにまにました顔がこちらをのぞき込んでいる。
「別に、ちょっと逢引をしているところなんだが」
「ほっほぅ。そいつはつまり、豚肉と牛肉が奏でるハーモニー的な」
絶妙なぼけっぷりをしてくれるものの、そこまで付き合ってやる元気はない。
「人と待ち合わせだ。週末は何かと忙しいんで、バイトの休みが入った今日にちょっとな」
何でこんなことになったかといえば、答えは簡単。
この前のコスプレのイベントが終わって少ししてから、こっちの格好でもあってみたいと言われて、それなら都合がいい日をということで今日を設定したというだけのことだ。
週末はお互いにそれぞれ忙しいし、ようやっと調整がとれたのが今日なのだった。平たく言えば平日でバイトが休みの日という全面的にこちらの都合なわけだけれど。それでもお互いテストなんかもあって二月の下旬になってしまったというわけだ。
「とりあえず、どこかの店でお茶でも飲みつつ、だな」
「!? 貧乏な木戸くんがいったいどういう風の吹き回し!? ええっ、貧乏な木戸君なのにっ」
「大切なことだから二度いわないでくれ。たしかにな。たーしーかに、俺には買い食いをするだけの甲斐性はない。せいぜいバイト先で期限がきれたケーキをいただくくらいが関の山だ!」
「それはそれでうらやましい気がする……」
遠峰さんはじゅるりと物欲しそうな顔をしている。こんな写真馬鹿でもスイーツは人並みに好きらしい。
「しかしながらっ。友好関係はやっぱり広げられるときに広げたほうがいいだろう」
それはルイであってもこちらの格好でも同じことだ。もともとそこまで社交性が高くない木戸としては自分から友好を広めるよりチャンスをものにしておきたいのだ。
「あれ、さくらちゃん?」
二人でかけあいをやっていたら、そこにかけられた弱々しい声が一つ。
おどおどしている風体の姿はさきほど校門のところで見た姿と一緒だ。
しかし、普段のエレナを見ている身としてはこのおどおどっぷりはどうしようもなくギャップが激しい。
「えと……え。えええぇぇっ。ちょ、ま」
「それ、俺の時もやったよね、遠峰さん」
ああ。頭がいたい。頭がいたいぞぅ。こんなことになるんならあっちの学校で待ち合わせなりをするんだった。
もしくは途中の町中とかで待ち合わせすりゃよかったんじゃないだろうか。見た目がわかんないから、学校の前で待ち合わせようとか、それなんて携帯がない時代の話なのかと今にしてみれば思うけれど、さすがに他校の男子と待ち合わせをするだけでこんな騒ぎになるだなんて普通は考えられないのだからしか
たない。
「そうだけど。そうだけどさぁ。失礼なことはわかってても、ギャップがすごいんだもの」
まあ遠峰さんの言い分もわからないではない。彼女はずっとエレナが実は女の子だ、と思っていた人間だ。
それが学ランを着て現れたとなると、とまどいもするだろう。
「はい。それ以上それは話題にしない」
彼女が好奇の目をきらきらと輝かせているもののきっちりと絞るところは絞る。
彼女も「知っている人」になるわけだけれど、こんなに人が多いところでするには危険な話題過ぎる。
それがわかったのか、はーいと素直な返事がきた。
「それでさ、あたしもこれから時間あるんだけど、一緒に茶ーとかしばいちゃってもいいかな? どうかな?」
こんなチャンスを逃してたまるかという勢いで、遠峰さんはこちらではなくエレナのほうにきいた。
まったく。卑怯だ。絶対にOKというに決まっている。
「それじゃあ、少しだけな。あんまり遅くまでは親に変なことを言われる」
「ほほぅ。たとえばどんな?」
「彼女できたんだね、おめでとう。写真バカなお前にやっと春がきたってわけだねぇ。どんな子なんだい? 年上? 年下?」
う。木戸のうちに門限というものは存在しないのだが、事実上これが門限みたいなものだった。バイトという形で理由がある日や、土日の女装している日の時間が遅れるのはそこまで言われないけれど、それ以外はずけずけと言われるのは勘弁していただきたい。
「それは、きついね……」
エレナがこそっとねぎらいの言葉をかけてくれる。まだまだ声変わりしていないボーイソプラノは外見にマッチはしているけれど、イベントの時に比べると弱々しさが強い気がする。もう少しキャラになりきっていたときは凜としていたのに。
「ま。俺としちゃエレンのほうが家が厳しいイメージあるけどな。暗くなる前に帰ってきなさいみたいな」
「うちはそうでもないけど、どっちみち衣装つくったりで早くに家にいることが多いかな」
日曜日のイベントの衣装は全部自作なのだと彼は言った。わりと派手なものも多いし、よくそろえられると感心してしまう。
けれど、遠峰さんはその会話をきょとんとした顔で聞いていた。
「エレンって?」
「だから、こいつの名前だよ。三枝エレン」
は? という顔で遠峰さんが固まった。別段そんなに珍しいことでもないのに、どうしてこの子はこう固まりやすいのか。
「母が北欧の人で」
「ハーフさんですか……」
外見的な特徴は特別外国の人という感じはしないけれど、アニメキャラがしっくりはまるところなんかは、そういった外国の血の影響なのかもしれない。
ちなみにエレナという名前はエレンの女性系というような感じでつけたらしい。
「なら、お店としてはちょっとおしゃれ感ぱっちりなカフェとかでどうさ!」
「できれば安めにお願いします」
こっそりと手をあげて、彼女の同席は認めつつ、金銭的な理由を告げる。
ルイのあの消費行動という言葉すら忘れたような節制っぷりをしっている彼女にしてみればそれだけで十分だろう。
「だいじょうぶ! だいじょうぶよう! もしも木戸くんがお肉コーナーの脇で、ご自由にお持ちかえれる牛脂を毎日舐めていたとしても! きちんと対応します」
「それ、どんだけのフォローにもなってないよな……」
さすがの木戸でも牛脂はないのだが。というか外食をしないというだけなんだが、遠峰さんは全力で、木戸という人格を「見失って」いる。見損なうとかそういうのではなく。
「一つ言っておく! 俺は確かに節約をむねとし、遊ばない生活をしている。だがな! 友達との付き合いでそれを渋るほど、節制はしていないのだよ!」
「その言葉を待っていたぞ、友よ!!」
しかし、それを受けたのは野太い、別の声だった。
ああ、知っているよ。知っているさこの声の主なんてやつはな。
「くっそ。別クラスの女子だけじゃ飽き足らず、こんな美少年までひっかけていやがるとは。けしからん。けしからんぞぅ」
頭がいたい。よりによってここでこれに出くわすのは残念以外のなんでもなかった。
目の前で絶叫しているのは、いうまでもなく青木の阿呆である。他の生徒がそそくさと離れていく中、あえてこちらに近寄って、ちょっかいを出してきたわけだ。
青木のバカはいつもならただのバカなのに、女子が絡むと、その執着が変な方向にバーストしてしまうのである。
「まて。美少年をひっかけるの意味がわからない。まったくいーみーが、わからなーいー」
こぶしを握り締めて言ってやると、青木はなにおーう、とわしりと両肩をつかんできた。
まったく、割と力が入っていてちょっと痛い。ああ、ルイ相手だったら絶対こんなことやらないやつなのに。
「くうぅぅ。俺の散々のカラオケの誘いは断るくせして、こんにゃろー。バイトがないんだったら俺とも付き合え」
「へ……」
さぁ、くるんだ、と強引に首根っこをつかまれるとそのままずりずりと体が動いた。
「ちょ、ちょっと木戸くん?」
二人の戸惑った声が聞こえたのだけれど、二人に青木を止められるわけもなく。
結局ずるずると、青木とその御一行様は、最寄りのカラオケ店へと連れ去られてしまったのである。
「えとぅ……あの人って、あいな先輩の弟さんだよね?」
「うちのクラスのバカだ……青木っていう。写真はまず無理、な弟くんだな」
「すごい強引な人……ちょっとびっくりした」
エレンがカラオケボックスの端っこのほうで身をすくめていた。
こちらの格好の時は萎縮がひどいと思っていたけれど、もっと緊張しているようにも見える。
ちなみに、今、青木はトイレに行ったところだ。
「まあ俺も悪いっちゃ悪いんだけどな。四月からさんざん誘いを断ってるし」
「愛されてるねぇ」
このこのぉうと言われるものの、別にそういう意味合いでもないだろう。青木は普通ならここまで押しが強いわけではない。
「あいつは女が好きなだけ。ねらいは遠峰さんじゃないのか?」
「それなら、この状況って実際ハーレム寸前ってことかぁ」
まぁ、二人は男の子だけれども、とこそりと耳元でつぶやきが漏れる。
確かにここにルイとエレナが居れば、青木にとってはどうしようもなくハーレムだっただろう。
「でも、見た目はあんたが紅一点なんだからな。青木は姉がいるのに筋金入りに女子好きというか、枯渇からくる切望というか、どうしようもないやつだから……って、実際に女子として会うとわりとチキンというかなんというか」
うーんと複雑なものが浮かぶ。確かにあいつは女子が大好きなわけだけれど、もちろん男子がいる間でも、女子に面と向かって卑猥なことをしたことはない。言ってみれば男同士での間だけで、己の願望を語っていただけのことだ。
もちろんいうまでもなく、ルイに対してだって紳士的にふるまっていた。普段のバカっぷりとはぜんぜん違う感じに。
「ほほう。私はそこらへんを週末にぐいと聞いてもいいわけですが?」
「だ、ダメですよ。ぼ、ぼくもすごく聞きたいですけど、我慢しなきゃ」
エレンが震えながらそう庇ってくれているけれど、これは庇われているんだろうかという気にもなる。
そもそも青木とルイのロマンスなんていう構図ははっきりいってありえないのだ。
「しかしながらっ、あいつのカラオケ好きは筋金入りだ。ハーレムよりもカラオケを聴かせる、聴くことの方にいくに違いない。君のカメラと同じようにだっ」
「いいことをいうじゃないか、兄弟。あぁ最初にあったときに感じたこの直感間違いではなかった」
入り口に気配を感じたので話題を修正するためにぐっと拳を握ってわざとらしく宣言する。
かちゃりと防音の扉が開いて青木が入ってくる。カラオケの扉は近寄ればそれなりに音は漏れるものなので、いきなりの宣言に青木は感涙しそうな勢いで木戸の拳を両手で握りしめてくぅと熱いうめきをあげた。
冬でも男子に手を握られるのは、結構残念な気分だ。
なんだろうか。ルイになっているときに女子に手をつながれるとき、変な気分にはならないのはいいとして、ぬるっとした嫌な感じはあまりない。
けれども、こう。男子と手をつなぎあうのが難しいというのは、あれなのか。戦争が無くならないこととの関連性があるのかもしれない。
「おーい。かえってこーい」
「はっ。あまりな展開で、戦争の発生原因にまで思考がいってしまった」
「なにを言ってるんだよ兄弟。それよりもおまえにはまずこの麗しい二人の方についてを語って欲しいわけだ」
結局そっちにいくのかよ、というつっこみを押さえながら、二人の紹介をする。
遠峰さんの説明は簡単。あいなさんの後輩で学校でも講習会に参加していると伝えると、青木は明らかにひるんだ。そしてエレナの紹介を済ませる。
「だが、男だ、と付け加えよう」
「えええぇっ。実は女の子だったっていうくらいの線の細さっ。まさかこれで男子とは思えないっ。実は……」
指をわななかせながら、エレンに近づく青木は、ぺしりと遠峰さんに額をはたかれた。
「青木君。さすがにそれ以上はおねーさんが泣くよ」
うぐっと姉の話を持ち出されて彼は動きを止めた。写真部に所属している、という点で彼は相沢さんと知り合いであるということは十分に理解している。
「それにルイだってそんな姿みたら、泣いちゃうよ!」
あ。そこでルイを引き合いに出すんだ。
いやー、確かに青木のアホにも会ってはいるのだけれど、そこまで回数も多くないのだし、引き合いに出すほどでもないと思うのだろうけれど。
「す、すまん。ちょっと強引だった」
「はて」
どうしてそこで青木はしゅんとなって座り込んでしまうのか。
(まールイちゃんかわいいからなぁ)
耳元でこそっとつぶやかれて、背中に嫌な汗がながれる。
確かに青木はルイの前と木戸の前だと態度が全く違う。でもそれは女子全般への切り替えであって、男子へはアホまるだしなだけだと思う。
「それはそうと、カラオケボックスに来たならやっぱり、歌わなきゃだろう。ほい、マイク」
ぽんと渡されたものの、はてどうすればいいか。
歌と言われても、写真ばかりの生活で流行のなど知らないし、クラスメイトにさんざん聴かされたアニソンくらいじゃないだろうか。
ああ。木戸は少しがっくりときてしまう。なんだかんだでまともな人間が一人もいないのである。個性的と言い換えればまだあれだが、それぞれ好きなことがあって好きな方向にぶれているという姿は、どうしてこうなったと激しく言いたくなりそうだ。
「じゃ、一番手俺で。みんな慣れないことだろうから、先に歌わせていただこう」
その間に歌う曲とかきめておきたまえと、彼はふぅはははといいはなった。
そして。
「えと、これって……」
「日曜の朝にやってるあれ?」
「マジカルエンジェル、ラブドリーム」
ちゃっちゃっちゃらっちゃらっちゃー。子供向け番組特有のポップな明るいリズムがイントロで流れると、青木はマイクを片手に眼をつむる。
どんだけ本気だこいつは。
そして、すぅと軽い息をすうとやつは動き出したのである。
「きゃるーんマジカル。女の子は3、2、1」
そう。完璧な女声で、である。
「るいは、ともを呼ぶ……ってある話なのね」
うぐ。遠峰さんに思い切り言われた。
ちらりとエレンの方にも視線をとばしている。
いや、でも理論上どうなんだ? あの体でだぞ。あの巨体でこんなになめらかな女声がでるものなのか? いいやでるのか。肺活量にものを言わせれば。
そんな風に思っていたところで、隣でぷるぷるとエレンが震えていた。なんだ。この、目の前に展開している恐るべき光景に衝撃でも受けているのだろうか。
「だ、だいじょうぶか?」
「うた、うたって……歌っていいんだっ」
ふわぁとしたかわいい声で、エレンは、いいや、エレナモードに入っているような声で彼はつぶやいた。
そしてぷるぷる震える手で、カラオケの機械になにかを打ち込んでいく。
「ほほぅ。そうきますか」
にやりと青木が曲の間にマイク越しの声をよこす。
画面上に表示された次の曲というところに反応したらしい。
曲名だけだとよくわからないけれど、青木はそれだけでピンときたらしい。
「うわ、さびまで完璧とか、あの声がでるとかどういう構造しているのか」
「どうもどうもー。ご静聴ありがとうござりました」
「盛り上がるっていうのとはベクトルがちょっと違う気がするよ」
でも。うまかった。うんうん。と遠峰さんはぱちぱち手をたたいていた。
そして。
「こっちも楽しみ」
遠峰さんがワクワクした視線をエレンに送る。
そして彼は、体の震えを止めた。いつものような凛とした顔つきでマイクを握る。
流れだしたイントロは聞いたことがある。この前エレナがやっていたキャラが主役のアニメの主題歌だ。
そして、軽い吐息の音が聞こえると歌が始まった。
それも流れるような女声。いつもの話し声に伸びと張りを与えたような歌声。
「くぅ。歌声までこんなに可愛らしいとは。やっぱり男装してるとしか思えん」
青木のうめきは確かに正解なのだと思う。青木の歌声を聴いた後なので男でもその声はでるということを証明してしまっているわけだけれども。
そして歌は佳境へと入る。
「……戦姫絶唱……」
「これはちょいと、俺も無理だわ……」
ああ。なんだこの既存概念の崩れる感じは。
自分自身、割と稀有な存在だ、と思っていたというのに、まだまだだと思わされる。
けれど、これはこれでいいのだろう。
歌っているあの子の姿はもう、エレナのそれになっていて、男子の制服を着ているくせにどこに出しても恥ずかしくない男装の女の子と化していた。
けれど、いけないと首を振る。
あれに引きずられるようにルイを出していったら、まずい。青木がいる以上はまずいのだ。
だから、徹底して聞き役に回る。この場はこれでいい。
あえて歌いたい歌もないし、そこまで知っているわけでもないのだし。
そもそもルイとして歌える歌なんて今のところない。歌と声は厳密には違う技術をようするものなのだ。
時間があったら教えてもらおうと思いつつ。
今はただ二人のオンステージを聞いて盛り上げるだけだった。
木戸はともかくエレナたんほどになると普段の男子制服姿のほうが浮きますよね。
カラオケに関してはご都合主義ではないですよ? 女声で歌う人はたんまりなのです。
2016.10.10更新。エレナのハーフの条件、北欧の人は「お母様」でした。修正しました。