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121.

「夏紀さん……だっけ? こんなところで隠れてどうしたの?」

 六限の体育のあと廊下を歩いていると、こそこそ壁に隠れている女の子の姿が見えた。

 ようやくプールの授業が終わってちゃんと体育に参加できるようになったので、いままでサボった分働けよーって片付けを思い切り押しつけられたのだった。

 その関係でホームルームに参加できないのだけれど、連絡事項はあとで友達から伝えてもらえば済むのでサボりだ。まだ教室に行っていないからジャージ姿のまま。

 そんな姿で後輩の女の子に声をかけて、隠れるようにその後ろにつく。

 さくらの後輩。夏紀めぐみ。

 ルイの後輩でもあるけれど、ルイとして会っているのは実際そう何回でもない。そして木戸としてはもうそれこそ数えるほどしかない。

「あ。と、邪魔しないでくださいっ。今大事なところなんですから」

 こそこそと壁から教室を覗いているらしい。

 その先を見てみると、空き教室に二人の人影だ。ホームルームは大丈夫なのか? と思って時計を見てみると、片付けに相当時間をとられていたらしい、結構良い時間だ。とっくの昔に放課後になっていたらしい。

 片方は女の子で、もう一人は男の子だ。

 見たことはあるような気はするけれど、同学年ではないと思う。

「出歯亀はあまり関心しないんだけど」

 はぁとため息をもらしながらもその空き教室の光景に視線を向ける。

 告白でもするんだろうか。あの状態だとさすがにそういう想定しか思い浮かばない。

「俺、前からおまえのことが……」

 しどろもどろになりながら告白する男子。それをじっと見つめていると妙な気分になる。

 さっさとこの場を離れなければと思う木戸の考えと、やーんもーと目をきらきらさせているルイの考えがぶつかる。

 自分が恋愛するとなると無理なルイではあっても、他人の恋路はやはりそれなりに気になる。

「あの……ですね。その……」

 ひっ、と女の子の方は息を詰めて後ずさる。その顔は蒼白で恐ろしいものでも見たかのようで声も震えてしまっている。

 ルイが告白されたときですらあそこまでひどくはならなかっただろう。

「ご、ごめん。やっぱり無かったことにっ」

 男子は手を伸ばそうとしてその手を止める。そして寂しそうに教室から出て行った。返事を聞くまでもなくその反応だけでうろたえてしまったのだろう。

「あちゃーやっぱりだめだったかー」

 あーあ。とこっそり中の様子を見ていた後輩さんが頭を抱える。やっぱりということはこうなると言うことをあらかじめわかっていたということだろうか。

「えっと。そんな安心してないで、あの子のそばにいてあげなよ」

 めっちゃ顔色悪いよ? と言うとんーと可愛い声を漏らす。余裕ありすぎである。

「男さえいなければ、少しで落ち着くはずです。いっつもこーなんですよ。あの子。もてるんだけど男性恐怖症」

 今回の相手はやわらかい感じの人だったからいけるかなーって思ったのにと夏紀ちゃんは悔しそうに歯がみする。

 ふむ。男性恐怖症だからあんな風になってしまうのか。たしかに彼女がいうように今日のお相手は中性的な感じの子で男くささもそんなになかったのだけど、アレでだめとなるとそうとうなもんじゃないかと思う。

「先生とかも駄目な感じなのか?」

「我慢はしてるみたいですけど、正直いつもびくってしてます。本人も克服したいと言ってるんですが」

「ふぅん。少し手伝ってみるか」

「って、木戸先輩!?」

 ひょこっと顔を出して、一人の女の子が惚けた顔をしているところに顔を出す。

 男が嫌だっていうのは、自分でも嫌でも感じたことだし、そのまま放置するようなことはできない。

「えと……物音聞こえたけど大丈夫?」

 女声まではあげない。ハスキーな感じの声でやわらかく問いかける。

 眼鏡はもちろんつけたまま。素顔をさらすのはさすがに避ける。

「済みません、あのちょっと。あ、いえ、別になにもないですよ? ほんとですよ?」

 目の前に立ってみるとさらに印象は弱々しいものだと思う。小動物みたいな感じだ。

 彼女は顔色を青くしながら、いまだにぷるぷる震えている。

「でも、ごめん。さっき男子が逃げ出るところ、見ちゃった」

 てへり。とやわらかく笑ってあげると、うわっとバツの悪そうに相貌を崩す。

 女子っぽい口調になりすぎてるか、とも思うけれど男っぽさがあると怖がられるならこれくらいでちょうど良いだろう。放っては置けない。

「まったく、見てるなんて人が悪い」

「偶然、通りかかっただけです。それにちらっと見たらすごい顔してたからちょっと心配にね」

「不思議な先輩です。あ……二年ではないですよね? 会ったことないし」

 えっと、とジャージ姿なのですぐさま学年がわからずに困惑しているらしい。上履きのラインの色を見ればわかるわけだけど、そこまで考えは回らないようだ。

「んー。三年です。体育の片付けがおしちゃってこんな時間になっちゃってるんだけどね」

 まだ着替えもできてないんだよー、とため息を漏らす。

 女声にはしてないものの、それでもやわらかなトーンは彼女にどう聞こえているのだろうか。

 ハスキーな感じの声。眼鏡も装備している状態でこの子は自分をどう見るんだろうか。

「まゆ……あなた」

 夏紀ちゃんの声が背後から聞こえた。驚愕に震えるようなそんな声。

 どうやらすぐに後を追って教室に入ってきたらしい。

「あれ、めぐ。こんな教室でなにを……」

「それはこっちの台詞。この人ときちんと話ができてるなんて」

 どうしてその距離感で話せているの? と言いたげな彼女の言葉を素直に聞いておく。

「え? めぐの知り合いなの? もしかして写真関係の人なのかな?」

「関係ないでもないけど、これ、男よ?」

「はい?」

 えっ。と息をつまらせて足があきらかに一歩引いた。

 想定外という感じだ。少し良くなってきてた顔色が再びさっと青くなる。

「やだなぁ、夏紀ちゃん。そんなの言われなくてもわかってる、よね?」

 改めて解説してくれなくても、といいつつその反応にびくりと目を見開く。

 まて。まった。眼鏡かけてても女子扱いなのか?

「いえ。先輩が男の人? そんなっ。こんなに……全然怖くないのに」

「ねぇ、めぐ……この子もしかしてずっと、俺のこと女子の先輩だと思ってた?」

「先輩にめぐって呼ばれる筋合いはないです」

 ぷぃとそっぽむかれてしまったものの、ちゃんと答えてくれないと困る。確かにルイとしてはめぐと呼びかけることが多いし、彼女も笑顔で答えてくれるのだが、木戸に対してだとこんなもんだ。確かによく知らない異性から下の名前で呼ばれるのはよろしくないと思う。ルイさんの場合はもともと下の名前しかなかったから、銀香では名前で呼ばれ続けているのだけど、そんなの例外である。

「だってさっきの先輩のしゃべり方。トーンも何も柔らかくて、それじゃ顔もろくに知らない相手だったら男だって思わないですよ」

 普段、もっと男っぽいしゃべり方なのに、こんなになよなよした木戸先輩って妙に気持ち悪いですと彼女は顔を背けた。

「ちょ、気持ち悪いって……絶妙に中途半端にして慣れてもらおうかという作戦だったんだけどなぁ」

 まったく。どうして写真部の女子ときたら、ルイにはきらきらした目を向けるのに木戸にはこうつんつんするのかわけがわからない。

「うぅ。男の人……でも、そんなに怖くない……かも」

 改めてこちらの姿をじぃと見ながらまゆと呼ばれたその子は一歩踏み出してさらに念入りな視線を向けてくる。

「えええっ。あんなに駄目っていってたのに」

「だって、この先輩、男っけないし、それに……」

 ジャージ姿だと胸がないだけにしか見えない、と彼女は続けた。

「うぐっ。骨格が華奢なのはちょっと気にしてはいるんだけれども」

 それならば、リハビリを開始しよう。苦笑を交えながら一歩前に出て様子を見る。今度は彼女は身じろぎひとつしないで立っていた。この距離で近づいてどうやら怖がられないらしい。

「いや、ま。そのね、あたしも半年前に男性恐怖症だったんで、お手伝いできたらなって」

 今度は完全に女声に切り替えて、にやりとする。そしてそのまま頭をぽふりとなでる。逃げられると思ったけれどまったく問題はない。

「その声、やっぱり女の先輩じゃないですか」

「そんなことはないよ。だって学ランきてるし、黒いし」

 きっと腹黒いし、とめぐが変な注釈を入れる。失礼な。別段下心もないし腹芸などできないというのに。

「おっと中途半端な声の出しかたは難しいね。ついついかわいい声になってしまう」

「ぐぬっ。妙な特技もあったものですね」

 先輩、キモいです。とばっさりめぐは完璧といわれたほどの女声を切り捨てる。ビジュアルと合わさっていればいいけれど、見た目の方がだめだからキモいということなのだろうか。うぅ、いつもなら先輩の声って大人っぽくて素敵ですーとかなんとか言ってるくせに。まあ別人だと思われた方がいいのはいいので、ありがたいのだが。

「えっと、まゆ、さん? 良かったらさ、君の男性恐怖症、治させてくれないかな?」

 そのままにしておくのは忍びないので、というとうーんと彼女は少し考えてから、首を横に振った。

「三年生にそんなことをしてもらうわけには行かないですっ。受験生なのに」

 あらら。素直に乗ってくるかと思ったのにそうはならなかったようだ。もともとこのまゆという子は周りに気を配るタイプらしい。人一倍他人に敏感だからこそ男子が怖いのかもしれないな。

「いや、受験自体はそう難関校に行くわけでもないし、その……文化祭もクラスメイトから大変アテにされてるくらいなんで、人助けしているくらいの余裕はあるよ」

「木戸先輩の場合、高校の思い出が欲しいんだ、とかそんなところでしょうよ。でも……まゆが初めて怖がらない男か……」

 ううむと、めぐまでもがなにか考え事をしているようだった。

 悩みは深いようで、あーいや、でもなぁ。うむぅと葛藤がかなりあるようだ。

「まゆ。もしかしたら今後こんなチャンスないかも。木戸先輩なら遠慮せずに好きに使っていいから、試すだけ試してみたら?」

 いちおう、この人は安全だよ? たぶん悪化はないと思うとフォローなんだかよくわからない助言が入る。

「な、なら……その、ほんのちょっとだけ良くなればいいので。お願いしてもいいですか?」

「おっけ。っていっても、俺が試した方法と同じってのは多分あんまり通用しないと思うので……」

 男が男性恐怖症になるというのはそうそうあるものでもなく、その対処法だって特殊なものに違いない。というかカメラを餌に上手いこと慣らされたという方法はこの子には使えないだろう。そうなれば他の方法を試してみるしかない。幸い、こちらには怖がらないのだから、徐々に慣らしていけばいいだろう。

「とりあえず、今度の……日曜は、だめか。次の週の日曜に、町に出てみよう」

「なんだかそれって、デートみたいじゃないですか」

 めぐが、何を言い出すんですかあんたという目で睨んでくる。

 そうはいっても、学校であれこれするよりは休みに外に出た方が絶対いいに決まっている。

 まゆもそれには同意をしてくれたので、むきーと一人で興奮しているめぐは放って置いて次の行動に移る。なにげに結構な時間になってしまったのだ。

「さて、それじゃ、着替えてきますよー。徐々にならしていこうではないですか」

 今日はここまでというと、デート……デートーと、めぐは納得いかないような不満げな声を漏らしていたのだった。




「また、女の子引っ掻けたんだって?」

 昼休みにトイレにいったあとに手を洗っているとさくらにいやそーな顔をされた。

 滅多に学校じゃ話しかけてこないというのに、さすがに今回のことは看過できないとでも思ったのだろう。

「めぐか……情報早いよもう」

 周りに誰もいないのを確認してから、呆れたような女声で返しておく。

「そりゃそうよー。わたしら同じ部員だし、昨日の放課後だって活動したもん」

 あんたはこないけれどな、とトゲの入った言葉が漏れる。

 しかたがなかろう。アルバイトに行かなきゃけないのだから。

「それにしても引っ掻けたはないよ。さくらと同じことしてるだけなのに」

 去年してもらったことをそのまま後輩にしてあげるだけだよーと言ってもさくらは、本当に? と疑わしげだ。別段いまさらデートだなんだって展開にならないのはわかっているはずなのにわざわざ確認しにこなくてもいいと思う。

「あたしと同じって、優しい言葉で女の子を籠絡しようとするのが同じじゃないわよ」

「ぬぅ。別に深い意味はぜんぜんなくてですね、さくらさんや」

 めぐから少し歪んだ情報でも伝わっているのだろうか。

「なら軽い意味で次々に女の子に声をかける……と。まったく木戸くんであるうちは大丈夫と思っていたけれど、認識を改めなければならないようね」

 このナンパ魔人めといわれて、いいがかりーと女声を上げる。

 もちろん声を出すたびに周りの確認は怠らない。もちろん文化祭当日になったら女声は使うわけだが、男子制服での女声はやはり違和感は強いから人に聞かれたくないのである。

 けれどそれからは元に戻す。

「男性不信の子がいてね。けっこー可愛いのに、いや、だからなのか。男の人の前に出るとびくって萎縮しちゃうんだそうだよ」

 まー、あれはもてるだろうなぁと遠い目をしてしまう。

 女の子同士でわいわいやってるときは明るくまじめな性格というのが的確にはまるほどだし、男子の前にでるとぷるぷるしてしまう様は、それはそれで愛らしいと言いきってしまうと少しマニア向けだろうか。

 守りたくなる女の子という表現がこれほどはまる子はそうそういない。

 そりゃ美人度で言えばエレナや崎ちゃんには劣るけれど、クラスでかわいい子というくらいで、高嶺の花という感じもなくて、告白しやすいタイプだ。

「あー。二年の子だっけ? めぐから聞いたことあるけどそこまでなの?」

 直接見たことはない様子の遠峰さんはよくわからないという顔をする。確かに話だけ聞いているだけだとイメージはしにくいかもしれない。

「クラスの中でのかわいい子くらいな感じかな。近寄りがたい雰囲気もないし割と告白ラッシュみたい」

 あの子がもてる最大の理由はそこだろうと思う。

 遠峰さんも美人の部類に入る。ひそかにファンもいるほどだけれど本人がこう壊滅的に写真馬鹿な上に近寄りがたいオーラがあるので声をかける男子はそうそういない。というか木戸自身よくあんなのと一緒につきあってられるなと言われるくらいだ。とりあえず写真つながりという差し障りのない答えを返してはいるのだが、仲がいいと思われてはいるらしい。

「そして、律儀に告白の現場まで出向いて、あわあわしちゃう、と」

「本人はリハビリのつもりみたいだけど、逆効果だと思う」

 ショック療法にもほどがあると言い切ると、ほほぅと遠峰さんが興味深そうに顔を近づけてくる。

「それで、馨せんせーはどうするんです?」

「ようは男が無害だっていうのがわかればいいんだろ? さすがに俺のときみたいに男の娘喫茶につれてっていえーいってのはどうかと思うけど、男の俺が一緒に一日過ごすみたいな感じで慣れていただくのはいかがだろうか」

「いかがって、デートするってこと? やめときなよ。どうせ少女趣味全開のところに連れて行くんでしょ?」

 そんできっと、目をきらきらさせながらかわゆいーとか言い出すんでしょ、と普段ルイと歩き回ってる彼女から疑わしげな視線が向けられる。

「うぐっ。確かに……否定はしない。しないけれど慣らすって意味なら行ってみてもいいのでは?」

「そもそもカメラ持ってたら、彼女そっちのけになるわよね。そこんところわかってる? 耐えられる?」

「うぅっ……あんまり耐えられないかもー」

 さくらー、と泣きつくと、じゃれつくなこらーと、ぺしりと軽く頭をはたかれた。

 いかん。学校でさくらと話しているとついついルイっぽさが出てしまう。

 けれど、確かにカメラを持っていけば町中をにまにま撮影するに決まっているし、かといってコンデジだけにするのか……とも思う。

 いや、でも、決めたのである。後輩のために一日つぶそうと。

「ほんっとあんたったら写真馬鹿なんだから」

 まぁ、やるだけやってみれば、と投げやりに言われてしまうと、ホント当日は大丈夫だろうかと思ってしまう。

 けれども一応はデートという体裁ではなく、友達と町を歩き回るというだけなのだから、多少は撮影してもいいんじゃないだろうか。というか彼女だったら一眼を持って行ってしまってもいいんじゃないだろうか。

「コンデジだけにしておきなさいな。ていうか二人だけだとなんか心配だなぁ……」

 間違いは絶対に起きないだろうけど、別の意味で間違ったことはしそうと、こちらとあんまり変わらない写真馬鹿に言い切られてしまった。

「よしっ。じゃーその日はあたしも参加しちゃおう」

 それでよろしく! と一方的に言い切ってさくらは女子トイレに入っていった。

「まあ別に一対一である必要はないし、女子が多い方があの子も安心かもですが……」

 間違ったことってなんなのさとつぶやきながら、木戸も教室に戻ることにする。

 次の時間は体育だから、早めに移動しなければならないのである。

男性恐怖症の子のお話。学ランつきだと怯えられるけれどジャージだと大丈夫という木戸さんすげぇーな回です。

いちおう経験者としては手を貸してあげたいところなのですが、ルイさんの男性恐怖症の回復って特殊すぎたことは自覚しているようです。


明日はそんな彼女を町中につれていくお話です。さくらも割と綺麗系だしめぐもこんな感じとなると……ご想像な感じのことが起きたり起きなかったり。

久しぶりにさくらと外にでる、しかも木戸くんとしては初だったりなので、いろいろと愉快なことになっております。二人の掛け合いは大好きです。

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