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幻想物語(ファンタジーカード)ゲーム

作者: 空海嘘

突発に思い浮かび、突発に思うまま書きました。

幻想物語(ファンタジーカード)


幻想や実際にいた歴史上の人物達をカード化した、 炎・水・木・光・闇・無の6種類からなるカード。

様々な6属性にいくつかに別れる種族。

大まかに魔種族、神種族、人種族に別れる。


魔種族からは堕天使のルシフェルにサタン、メフィスト。そこらは魔種族の闇属性。

ゴブリンや低週悪魔など、あまり名がしれない幻想キャラは魔種族の無属性。


神種族からはほとんどは知っているであろうゼウスやアフロディーテ、東国代表のイザナミイザナキ夫婦。こちらは勿論光属性にあたる。


人種族は歴史上の人物伊達政宗や真田幸村。ジャンヌ・ダルクなどなど。因みに伊達政宗は水属性で真田幸村は火属性。ジャンヌ・ダルクは光属性となる。

ただ、ルシフェルのように堕天した彼のような者には、光と闇の二つの属性がつく。

こういったカードはレア度が高い。


レア度はノーマル、レア、Sレア、レイジェンドの4種類からなり、右側にいくほどレア度が高くなる。


幻想物語(ファンタジーカード)

このシリーズのカードを中心に世界が廻っていると、偉い人でも語るほどこれは世界中に広まっている。


集めて楽しむのも可。同じ種類のカードを集めて勝負(バトル)するのも可。

───賭けをして勝負「幻想物語ゲーム」をするのも可。


18歳以上になれば、自分の手元にあるものであれば賭けをする勝負ができ、勝利すれば相手のものを入手し高い地位を手にすることだって出来る。

ただ、敗北者は何も手に入れることができずに逆に奪われる。

賭けるものは、何でもいい。


金、地位、恋人、家族、幻想物語、自分が持っている道具、自分。

そして、「死」さえも。


賭けをする命懸けの勝負、「最終幻想物語(ファイナルライフファンタジーカード)ゲーム」。


「…本当に、悲しい遊びだよね」

「ん?(あき)どうした………あぁ、月刊幻想物語4月号を読んでそう思ったわけね。なるほど」

「どうして、あんなカードで世界は動いているんだろ…」

「それ、幻想物語信仰者が聞いてたら、ボコられるから言わないほうが身の為よ」

「分かってるけど…」

「けどじゃない。秋は分かってない。

秋のような奴がそう言って、信仰者達にどんな風にされたか知ってるよね?

幻想物語を秋にとっては「たかが」カード。

でも、あいつらにとっては「されど」カードなの。


小さなことでも幻想物語を小馬鹿にすれば信仰者は黙っていない」

「…私、小馬鹿にしてない……」

「それでも。新たな規則で「幻想物語を反対する者は罰則が下る」って。

だから、」

「なんで!?私には理解できないよ!」


月刊誌を投げ、彼女───伊丹未来(いたみみき)に当たるが櫻井秋(さくらいあき)は気にしなかった。


未来は衝動で手に持っていたカード、幻想物語を落とす。カードは散らばり拾うとするが、寸前で手前に秋の足が勢いよく地団太を踏み、カードはくしゃりと音を出す。


一歩早ければ未来は秋の足に踏まれ怪我をしてただろう。


「なんで、なんでカードで決めるの!?そんなの納得できないよ!

なによ!幻想物語って!ばっっかっじゃないの!?絵が綺麗だから買ったのに、出たのは雑魚なカードばかり!!なんでゴブリンしかでないのよ!

アキが欲しいのは恰好いいカードなの!!雑魚じゃないもん!

サタンとかルシフェルとかガブリアルとか伊達政宗とか!!

なんでイケメンじゃないの!?なんでゴブリンがでるの!!!


そのせいで、あんなブスに負けて賭けはできないけど笑われたわ!

なによ、ブスのくせに!あんな奴がなんでルシフェル持ってるのよ!あれはアキのなの!」

「…秋、勝負(バトル)してたの?」

「そうだよ!それぐらいわからないわけ!?

………………ねーミキ~」


突然ピタリと地団太をやめたかと思いきや、1枚のカードに目を向け拾う。

どうしたかと、秋に目線をやればあの気持ち悪い猫撫で声が聞こえた。


秋のこいういう猫撫で声は、大抵欲しいから頂戴アピールが多い。

…ばらまかれている中で、1枚のカードを拾ったということは、


「このカード、かあっこいいねー?

ねぇ、秋にちょーだいーミキ~?」



* * *


アキはご機嫌に帰った。


私の1枚のカードを犠牲にして。


…あの幻想物語は、何処にも販売されてないオリジナルカード。非売品、とも言うかな。


よりによって、あの我が儘電波姫アキに見つかるとは。

…もしも、もしもあの幻想物語が、あの子に見つかってしまえば…私の居場所がバレここの居場所もすぐに分かってしまう。


ここまでして逃げ出したのに、またあそこに戻される?

それだけは嫌だ。


絶対に戻りたくない。


あの子が私を求めたとしても、あの子には他のみんながいるじゃない。


私には幻想物語しかないのに。


ppppppp…


「…はい、伊丹です。…あ、シュウちゃん?うん、うん…。あーやっぱりアキ自慢してた?早いなぁ、あの子も。ん?うん………分かってるって。でも、アキに逆らうことはできないよ。一応あの子だって……、え?もしかしたら【トランプ】が動いた…?は?しかもキングとクイーンが?うわ、最悪…」

「何が、最悪なのかなー」

「は、」


「やっほー、ヒーちゃーん。あれれ~反応ないなぁー。あっ、そっかそっかー。こっちではミキちゃんだっけー?じゃあミーちゃんかぁ。あ、それだとミーちゃんと被っちゃうねー。

あはっ。どうしてって顔してるー。なに?それともユキナを探してるの?

ユキナはねー、ヒーちゃんにとーっても会いたがってたけど、僕妬いちゃったからいーっぱい愛し合って今は寝てるよー。


だからユキナは来ないからそんなに怯えないでよ。


なんでヒーちゃんが怯えるわけ?ユキナはもっと怯えてたんだよ?可哀想なユキナ。

ヒーちゃんがいるからあんなに泣いて泣いて泣いて可哀想。僕が愛をあげてもいやだいやだって喚いてヒーちゃんの名前を呼ぶんだよ?

ほんとっ、ヒーちゃん嫌いだいっきらい。

僕のユキナから愛されているのに、僕たちから逃げて楽しくしてるなんて、許さない。


ねー、ヒーちゃん ?


僕と最終幻想物語ゲームやろうよ」


この、有名な幻想物語を建てた会社【トランプ】の狂愛王(ハートのキング)、道明寺リクヤと。



恋愛ファンタジーかつ、学園物語にしたかったのが本望です。続きは後に書くと思います。

感想等などをくださると嬉しいです。

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