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『蒼炎』に彩られた十の世界たち(前編)

まずは世界線を分けることから……

あ、現実的科学的に間違ってたら指摘願います。


第一世界は科学が発展した超能力物の世界

第二世界は科学が歪曲した脆弱な人類とサイバーパンクの世界

第三世界は科学が衰退した剣と魔術と悪魔の織りなす世界

第四世界は科学が逸脱した絶望サバイバルの世界

第五世界は魔術が編入した絶望抗争の世界

第六世界は魔術が特化した孤独なヒーローの世界

第七世界は魔術が混迷して軍隊戦記の世界

第八世界は魔術が定着して多角視点の短編集の集合世界

第九世界は魔術が基本して他世界の裏話的世界

第十世界は……スパロボ? いや、ナイトウィザード? ディシディア?

 ほぼ現代、2014年 8月 1日 0時(日本時間)の地球を基準とし、そこからパラレルワールドの設定を作ることとする。まず、地球に隕石が落ちることから世界線の変更を行う。



 隕石はおよそ600光年先、太陽系の外から飛来した惑星の残骸とする。ある惑星の衛星であったその星が、衛星軌道から遠心力で脱して地球まで来たものとする。地球の大気圏突破時の大きさは直径1m。インパクトの瞬間大気は荒れ、衝撃波が地上を薙いだと思われる。落ちる場所をスペリオル湖(アメリカ側)とする。

 隕石は鉄、ニッケル、クロムの合金を基礎とし、二酸化炭素を纏った中心部分にオリジナルの地球外鉱石『蒼炎』を内包していることとする。

 蒼炎の特徴は酸素と結合し、希少素粒子を排出することにある。その際蒼い色をした蒸気を出すことから命名。出てくる希少素粒子はオリジナルのもので、物質のあらゆる原子になりうる存在『プラーナ』と名付ける。

 『蒼炎』は日本人の博士『椿矢 哲郎』により発見、採取され、独自の研究チームで研究されることとなる。哲郎博士の専門はロボット、特に人工知能の研究者であった。また『プラーナ』を発見したのは同チームの博士『ウィリアム・ヴィン・ジョナサン』という鉱物博士であった。

 哲郎博士は何を思ったか『蒼炎』を核にコンピュータを作成。『黎明』と名付けられたこのコンピュータはネット上に繋がれるや否やあらゆる情報を吸収。自身の『脳細胞』を自ら設計成長していった。この時、アメリカ国防省のデータへハッキング。事の全容がアメリカ政府に知れ渡る。

 『黎明』の有用性と危険性を知ったアメリカ政府はこれを押収。同時に研究グループも招き入れ、多国籍の研究グループを作成。研究を続行させる。そこで目的は変更され兵器転用を目的とされる。

 ここまででおよそ2018年とする。



 『黎明』は名前を『エクスマキナ01』と変名。『エクスマキナ01』はこれに拒否の念をしますが、バグとして処理。『エクスマキナ01』はしばし沈黙する。その間も『エクスマキナ01』の模造品の作成は進む。結果『エクスマキナ01』より削り取った『蒼炎』の一部を核にいくらかの『材料』を使用し『エクスマキナ02』を作成。『エクスマキナ02』は当初の目的通りミサイル弾頭に搭載される。しかし『材料』に使った検体の自我が強く暴走。曰く「私は誰だ!」言い張り、活動を拒否。凍結に思われた。その間、『エクスマキナ02』の教訓を元に『材料』の自我を排した人型蒼炎搭載戦闘兵器『アルママキナ・シリーズ』を作成。兵器としていくつかの戦争で実働実験がなされる。この時、哲郎博士が絶食により自害。理由は不明。次いでウィリアム博士が自殺をしている。更にそんな最中、何者かにより『エクスマキナ02』搭載ミサイルの発射プログラムが起動。『エクスマキナ02』の絶叫が木霊する中、そこに居る誰もが息をのんだ。

 更にここで大きく世界線を分ける。この時を2020年とする。



 『エクスマキナ02』を乗せたミサイルは中国沿岸部へ着弾。この時『エクスマキナ01』の介入があったと思われる。しかし、地理的な問題からアメリカ政府へ中国政府から宣戦布告。これに呼応した各国が援助、支援、戦乱の拡大、結果第三次世界大戦、後の世で呼ばれる『超人戦争』がはじまる事となる。

 戦争の渦中において『アルママキナ・シリーズ』の活躍の他に、超能力に目覚めた超人の存在が世界各国で報告され始める。曰く「想像しただけで現実になる」とのこと。おそらく『エクスマキナ02』が爆発四散したことで世界中に『蒼炎』がまき散らされたと思われる。それを呼吸や食事で摂取した一部の人間が突然変異を起こした模様。者によっては体が機械へと変貌し戦車を片手で捻り潰し、者によっては空気中にプラズマを発生させ膨大なエネルギーによる破壊を行ない、者によっては他者の肉体の構造に介入し治癒を行うなど、様々であった。これらの『能力』はすぐさま戦争で活用された。すなわち、超人による戦争である。

 だが咄嗟に目覚めた多くの者がこれに順応できなかった。そんな最中、ある団体が名乗りを上げる。『ブルーフレイム』と名乗るその団体はアメリカ西海上に都市を一晩で建設。『能力』に関し各国政府を超えた知識量を持ち『能力』を御しきれず苦悩する者などを迎え入れ、各地の戦争に介入。超人の発生により瓦解しかけた各国の政府を吸収。世界政府を樹立。この際、ある超人が地球その物と同化、惑星事態が危機に陥るが、他の世界線から現れたとされる複数の存在により事態は鎮火。この時の経験から、この世界線の住人は世界が無数に存在することを知っている。

 この時を2023年第一世界とする。



 時は2020年に戻る。『エクスマキナ02』を乗せたミサイルは中国山岳部を直撃。この際、爆発はすさまじく、着弾地点から約5000万平方を『砂の海』へと変貌させた。物質はその結合を崩し、あらゆる物質が砂へと変わった。海面は大きく抉れ、大気は大きく薄まり、世界中の多くの生き物が死に絶えた。しかし、いくつかの生物は生きながらえ、独自の進化を遂げていた。特に植物の進化はすさまじく、動物のような植物がいくつも誕生している。この世界線では植物は動物を捕食する。動物もまた独自の進化を遂げ『蒼炎』を摂取したと思われる動物がいくつか確認されている。

 人類は大きく分けて二つに分かれ生存していた。一つは『箱庭』と呼ばれる都市。アメリカ西海上に瓦解したビルを基盤とし、巨大な鉄箱が、ある日唐突に設けられていた。その内部では人類は三つに区分され、独特の文化を形成。下層、上層、管理層と呼ばれる三層に分かれ、文化や技術力も異なっていた。また、医学、特に義手義足と言った技術が高度に発展し、上層に住むものは『電脳世界』で情報をやり取りしている。

 対して外の人間たちは地下に潜ることとなった。地下に潜りながらも共存を拒否する一部の者たちにより『アルママキナ・シリーズ』が運用され、少ない人口は減少の一途をたどった。ただでさえ『箱庭』にくらべ生存率は低かった為、地下人類は独自の進化を遂げていた。いや、進化を促した。人類以外の生物、特にその壊れた世界でも強く生きる生物たちの遺伝子情報を人体に組み入れ進化した。後の世に獣人と呼ばれる種を作るに至る。

 2218年、『箱庭』内部で『蒼炎』の進化体の暴走が起き『箱庭』は開かれる。暴走理由は『蒼炎』の進化体が人類のとある少年に恋をしたからと言われている。少年は2018年の世界より来たと証言していたらしい。後にこの少年は世界政府『ブルーフレイム』の創設メンバーとなる。

 『箱庭』が開かれたことにより、内部の人間と外部の人間の間で紛争がおきるが、すぐに鎮火されて共同の政府『ブルーフレイム』が樹立。お互いの技術を持ち合い『砂の海』の上にいくつかの都市を建設。

 更に3018年、超人戦争時の厄災『アルママキナ・シリーズ』のプロトタイプの一体が砂の海よりサルベージされる。その強力な『蒼炎』の物質創造能力により、各都市の諸問題を解決。最終的には『アルママキナにしてエクスマキナ03』であるウィリアム博士の野望を阻止。世界に『蒼炎』を秘めた新人類を解き放つこととなった。

 この時を3019年第二世界とする。




 第三世界線(準備中)

 これを第三世界とする。

インスピレーションが湧けば幸いです。

一応、感想などでどの世界の話が見たいか言っていただければ、その話を書いていこうと思います。

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