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MATTO-A5  作者: 咲之美影
第一章 ~シカゴ編~
2/105

★NO.uno マット・アドーネ

 


 可愛い魅惑的な銀色の猫がいま目の前に現れたら……。



 ――So, what do we do next?



 美味しい餌をあげるか?


 小さな頭を撫でてやるか?


 優しく包み込んで手懐けるか?


 それとも素通りしちまうか?


 ああ、持ち帰るのもアリだよなあ……?

 


 まあ俺なら――真っ先に鋭い牙を抜くぜ。



 イカれた猫は飢えた牙で噛みつき、

 その血を貪り尽くすまで放さない……。




 銀色の猫にはそんな奇妙な噂があるからな。




 だから銀色の猫に出逢ってしまったら「Watch out」、すぐに逃げるこった。

 


 


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