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★NO.uno マット・アドーネ
可愛い魅惑的な銀色の猫がいま目の前に現れたら……。
――So, what do we do next?
美味しい餌をあげるか?
小さな頭を撫でてやるか?
優しく包み込んで手懐けるか?
それとも素通りしちまうか?
ああ、持ち帰るのもアリだよなあ……?
まあ俺なら――真っ先に鋭い牙を抜くぜ。
イカれた猫は飢えた牙で噛みつき、
その血を貪り尽くすまで放さない……。
銀色の猫にはそんな奇妙な噂があるからな。
だから銀色の猫に出逢ってしまったら「Watch out」、すぐに逃げるこった。