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私はこの世界で生きく  作者: まき
5/8

05 まどろみよりも深い眠り

相変わらず短い


****************************










狭間とセテラは白い何も無い空間を歩いていた。

平衡感覚がおかしくなりそうだが、2つの存在は問題ないようだ。

しばらくすると、空中に靄のようなものが10ほど渦巻いていた。



セテラ「私の子はあそこににいるのか?」


狭間「そうだ。いくつかは目を覚ましているようだな。手前から行こうか。」






****************************











ゆら



ゆらり


ゆら、ゆらり





(きもちいい。もっとねたい。)





ゆら



ゆらり


ゆら、ゆらり






「・・・、・・・、・・・・・・。」


(あぁ・・・)


「・・・、・・・、・・・・・・?」


(なぁに?)


「・・・・・・!・・・・・。」


(わたし・・・ねむいの・・・・)







ゆら



ゆらり


ゆら、ゆらり








****************************




白い世界で白い雲のようなふわふわした場所で眠る16才ぐらいの女の子。


二つの星に呼びかけられるものの、深く眠っているのか目を覚まさない。





セテラ「起きないな?」


狭間「まぁ良いか。じゃあ後回しで」


セテラ「環境が眠るのに心地よすぎるんじゃないか?」


狭間「そうかもしれないな。

もしくは、事故にあったんだし、目を覚ましたくないのかもしれない。」


セテラ「そうなるとどうなるんだ」


狭間「ずっと、このままだ。」


セテラ「ずっと、とはどれぐらいだ?」



















狭間「ずっと、だ」
















****************************











ゆら



ゆらり


ゆら、ゆらり







(しずかになった。)







ゆら



ゆらり


ゆら、ゆらり






(ごめんね、だってきもちいいの)







ゆら



ゆらり


ゆら、ゆらり






(もっと、このままで)






ゆら



ゆらり


ゆら、ゆらり







『――――――、      』







ゆら



ゆらり


ゆら、ゆらり




(・・・・・・え?)







いつになったら新しい世界に行けるのか。


いや、まずは主人公が起きないと。

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