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2章 第19話 勝報と使い

王子が去って半月。

町は静けさを取り戻していた。


川は澄み、畑は整い、市場には穏やかな声が戻っている。

だが、以前と同じではない。

水面の下に、確かな流れがある。

午後、王都からの急使が到着した。


「ヴァルディア王国軍、勝利」


奪われた三領のうち二領を奪還。

第一王子は健在。


それだけを告げると、使者はすぐに次の領へ向かった。

報せは短い。

領主はしばらく動かなかった。


「勝ち方が分からぬ」


静かな声だった。

勝利そのものではなく、

“どう勝ったか”が問題だ。


「カイ」

呼ばれる。


「ドルトマール商都へ行け」


アムレストから二日。

交易と噂の集まる大商都。


「王都の報は整えられている。

 現実を拾ってこい」


「承知」


その日のうちにカイは馬を出す。

門前で領主は見送った。

胸に浮かぶ。


【勢いが戻った】

勝利は安堵ではない。

加速の合図だ。



ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。




この物語は、派手な奇跡ではなく、小さな選択と積み重ねを


大切にして書いています。


リンドの一歩一歩が、少しでも皆さまに届いていれば嬉しいです。




もし続きが気になる、応援してもいいと思っていただけましたら、


ブックマークや評価をいただけると励みになります。




いただいた反応は、今後の執筆の力になります。




これからも静かに、誠実に物語を積み上げていきます。


引き続きお付き合いいただけましたら幸いです。

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