表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ラブコメ作家は恋をしない  作者: 佐和多 奏


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

17/17

魔法使いになりたいの

「いってきます」

夜8時、そう告げて、左手に大きなスーツケースを持ち、家を出た。

「にゃーん」

前から私の黒猫が歩いてくる。

この子は私が旅立つことも知らないんだろうな。

しゃがんで、「行ってきます」って告げたら「にゃーん」って返ってきた。

まだ、しゃべらないままだな……。

駅に向かう途中、夜空を見上げて、箒で飛んでいる魔法使いたちのことを想う。

パパもママも、空の飛び方を教えてくれなかったから。

「レイチャミ」

箒で飛んでいたアランが、私に手を差し伸べた。

私は道に捨ててある箒を手に取り、もう片方の手をアランに向かって、伸ばした。

「私も、連れてって」

アランはフフッと笑い、空を飛んだ。

星屑のシャワーが流れる空、私は初めて、箒で空を飛べた。



やっぱなんか、物語の究極形ってこういうやつだと思うんよ。

別世界というか、そういうのに入り込めるのが、漫画とかドラマとかの魅力な気がする。


結局、前の初恋は夕焼け色に染めてやった、はあんまりインプ稼げなかったな。


今日は休日、だから今から街コンに行くよ。


ラブコメ作家っつっても、リアルでは、結局、こんなことしかしてないし。

これは多分、恋ではない。


社会人になってから出会ってきた奴ら。アプリだったりクラブだったり相席だったり。


でもそれは全部、恋じゃない。


恋してないよ。ずっとここ数年。


そうだよ。恋に恋してる、だけ……。



ああぁかなじいいい

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ