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第33話「美少女達の本気」

ここは、俺の家……

 

やっとふたりきり、じゃなかった、3人きりとなったので、

俺、リゼット、レベッカは改めて気持ちを共有した。


いつの間にか、姿を消していたクッカには、ごめん!と心の中で謝りながら……

俺は、大好きだと言いつつ、リゼット、レベッカと、

確認と誓いのキスを、10回以上してしまう。

 

え? とんでもなく羨ましい?

爆発しろ? 粉々になってしまえ!


全て……ご(もっと)もです。

おっしゃる通り、全然、反論など出来ません。


更に、俺の重大な秘密も共有する事にして、

その上で、リゼット、レベッカとは腹を割って話し合った。


まあ基本的には、俺の能力の一部だけを明かすのである。


全ての能力をオープンには出来ないし、転生やクッカの事は、まだ内緒である。


まあ、頃合いを見て、話すつもりだけど。

  

そして、3人で散々話した結果……秘密の共有だけではなく、

嫁ズの立ち位置も決めた。


そう! 結婚したら、リゼットが正妻となり、レベッカが第二夫人となる事を。


これは結婚の約束をした順番、及びリゼットが村長の娘という事で、

レベッカも納得し、了解した形。


但し年齢はレベッカが3つ上なので、

リゼットはレベッカを敬い、『姉』と呼ぶらしい。

 

そして……

リゼットとレベッカのふたりは、お互いに自分が、俺に助けられた時の事を、

詳しくカミングアウトする。

 

まず、リゼットの時は、西の草原において、

100体匹以上の大群で襲って来たゴブのうち、

半分以上を火の魔法であっという間に焼き殺し、残りをあっさり撃退……


そして本日、レベッカの時は、

北東草原奥の森で遭遇した凶悪なオーガを3体、素手&剣を使って数分で瞬殺……

 

衝撃の事実を知った美少女ふたりは、

俺の戦闘能力の凄まじさに目を白黒させている。


「えええ!? ゴブ100体をあっと言う間に魔法で撃退!? それも半分以上を、魔法でコゲコゲに!? 何それ!?」とレベッカ。


「わあお! オーガ3体をあっさり瞬殺!? それも1匹は素手で、ですかぁ!? 凄すぎますよお!!」とリゼット。


もしこれらの秘密がばれれば……誰かに通報され、公にされれば……


俺が確実に『勇者認定』され、

王都に行ってしまうという衝撃の事実も、ふたりは改めて再認識したのである。


「良い? リゼット。ケン様の力の事は絶対に秘密ね! もしもクラリスやミシェルがケン様のお嫁さんになりたいと言ったら彼女達にも徹底しないと」


「ええ! レベッカ姉の言う通りで、了解です! ケン様が王都へ行ってしまったら私達、絶対に耐えられませんもの」


こうして、俺の嫁『候補』はふたりに。


『候補』というのは、この国では満16歳にならないと結婚が出来ないから。


何故ならば、管理神様が適当に年齢と誕生日を決めたせいで、

俺はまだ15歳なんだもの。

 

ん? 誰だ、本番はこれからで、まずはハーレム第一段階と言うのは?


ちなみに、来年俺の16歳の誕生日に、

ボヌール村において、

3人一緒に結婚式を挙げる事も決めたから本当に楽しみだ。


そして――1時間後


リゼットとレベッカは、それぞれの自宅へと帰っている。


大いに盛り上がったのに、残念なのだが……


男女交際に関して比較的、寛容なこの村でも、

嫁入り前の若い娘達が、男の家に堂々と泊まるという事は無し! ……だそうだ。


『ケン様……』


う! この聞き覚えのある声……クッカ!!??


あああ、すっかり忘れてた!

確か、彼女は大事な話があるって……


恐る恐る声がした方を見やれば……幻影のクッカが、腕組みをして立っている。

 

やばい! 目付きがきつい。

結構、怒っている。


いや激怒してる?


『や、やあ、クッカじゃない、久し振り……』


『やあ、クッカじゃない、久し振り……じゃあ、ありません! 完全に! わ・す・れ・て・た……でしょ?』


やはり、クッカは怒っていた。


でも、怒ったクッカも可愛い。

紅潮した頬を、ふわんと丸く膨らませ、桜色の口をきゅっ!と尖らせている。


一瞬見とれた俺だが、さすがにヤバイと思ってぶんぶん!と首を横に振る。


レベッカ追跡、オーガとのバトル&勝利、クッカの帰還と謝罪、

そしてレベッカの愛犬ヴェガの治療と復活、レベッカとの仲直り、

川での洗いっこを経てのプロポーズ、婚約?決定とめまぐるしかった。


それゆえ、クッカが俺との恋愛&結婚を身分差から否定され、

どこかへ、何かしに、行ってしまった。


そして、オーガとのバトル終了後に戻って来て、

俺と、すったもんだした挙句、何とか仲直りして……


クッカから、大事な話がある、と告げられた。


……それをすっかり忘れていたのだ。


そう! 忘れていたという事実を闇に葬らないと……まずい。


とてもまずい!!


『え!? わ、忘れた? そ、そんな事無いぞ! だ、大事な話があるんだよな?』


『そう! 大事な話ですよ。この前ケン様は、私がケン様の事を、いじって面白がっているだけだって言いましたよね?』


クッカが、いつにもなく凄い迫力だ。

あの、ほんわかとした『緩さ』が全く無い。


『ええっと、言ったっけ? そ、そんな事』


『言・い・ま・し・た! 私はどうせ女神だから本気じゃないって!』


ああ、そうだった。


でも人間と女神。

そんな身分が違い過ぎる恋なんて許されないだろう、普通は。

越えられない壁があると言ったな。


『で、でもさ。やっぱり人間と女神の恋愛は無理だろう?』


『ええ、最初は私も、確かにそう思いました! だからあの時、天界で談判して来たのです』


『え!? て、天界で!? だ、談判!? だ、誰に?』


『そんなの決まっているでしょう? 管理神様にです。私とケン様の仲を認めて欲しいって、申し入れしました』


はぁ!? な、何、それ?


管理神様へ、恋愛直訴って事?

うお! 凄い度胸だ!


でも簡単にOKが出るものなのか?


無理だろう、普通は。

人間と女神様の恋愛なんてさ。


『いや、それって、相当厳しいよね? 当然、即、却下されただろう?』


『いえ……それが』


クッカは何故か口ごもる。


そして一転! 晴れやかな笑顔。


『何と何と!! その場ですぐに認められました!! それも「やっぱりね」って笑われたのです』


はあ!? み、認められたあ!?


それもその場で、すぐ!?


うお! す、すげえな! 管理神様……


でも……やっぱりね、って?

一体、どういう意味だろう。


『但し、条件付きでした。私がケン様を心の底から愛するのは勿論ですが、

ケン様からも本気で愛され、私が、ケン様にとって無くてはならない、必要で大きな存在になりなさいって』


俺と、女神様たるクッカの恋愛を認める条件。


それは……

俺を心の底から愛するクッカが、俺に本気で愛され……

クッカが俺にとって、必要不可欠で大きな存在になる事……


『という事で! 私、頑張ります! 今後とも宜しくお願い致します!』


丁寧に決意を述べ、深く頭を下げるクッカを見て、俺はふと不思議になった。


『……クッカ、俺はさ、お前みたいな可愛くて優しい女の子に好かれて、すっごく嬉しいけど……何故、俺の事をそんなに好きになってくれたの?』


こんな、今更と言って良い俺の質問は、クッカにとって意外だったようである。


『え!? ええっと……そういえば……分かりません』


『ええ!? 分からないって何?』


『はい、何故、こんなにケン様の事が大好きになったのか……だけど初めて、異界でお会いした時から、ケン様の事が、気になって気になって仕方がなかったのです』


おいおい、それって不思議だ。


本当に、何故だろう?


『でも、そんな事。今更どうでも良いのです』


『そ、そうか』


『はい! 私はケン様を心の底から深く深く愛しております! これから共に! 生きて行きたいと強く強く! 思っております!』


きっぱりと決意を言い切ったクッカ。


俺は素直に気持ちを言葉で返す。


『あ、ありがとう! クッカと恋愛が出来て、結婚も出来たら、俺も凄く嬉しいよ!』


『はい! その目標達成の為に、管理神様から出された課題は、極めて高難度ですし、手ごわいライバルは多いです。けれど……ケン様!! 私、一生懸命、頑張ります!!』


真剣な眼差しで、語るクッカ。

俺みたいな奴の事を、そんなに?


何故か、気持ちが熱くなる!


一体、何なのだろう、懐かしい震えるような、この気持ちは!?


まるで何かを約束した、初恋を思い出すような……


先ほど、ふたりの美少女と結婚の約束をしておいて、

お前は不謹慎だ!と言われそう。


だが、いじらしいクッカの気持ちに、

何とか応えてやりたいと、俺は心の底から、思った。


そして、条件付きとはいえ、

俺とクッカの恋愛を認めてくれた管理神様へ、深く深く感謝。


心の中で、何度も何度もお礼を言っていたのである。

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