基礎能力値がスゴすぎる
この作品では
「」←1人
「「「」」」←不特定多数
『』←神の声的なやつ
という表現を使っています
「では今から全員の基礎能力値を確認させてもらう」
この言葉の意味は大体理解出来ているつもりだ、伊達に図書室常連ではないから異世界転移のライトノベルなんかもかなり読んだことがある。
「全員基礎能力値表示と声に出してくれ」
「「「基礎能力値表示」」」
全員が言われるがまま声に出す。するとなんと周りのクラスメイト達は目の前にゲームのステータス画面の様なものが現れているではないか
そう周りのクラスメイトには現れた
俺の目の前には現れなかった
「今君達の目の前に現れている物が君達の基礎能力値を表示している、今から一人一人の基礎能力値を確認する」
そういうとロブ・ブラウンはクラスメイトの一人一人の基礎能力値を見て回った
「君!名前はなんと言う!」
「柴田修斗です」
ロブ・ブラウンは柴田の手を握りしめると満面の笑みで
「君の基礎能力値は人間を超越している!魔力値300、生命力1000、筋力300、なんて!頼もしい限りだ!」
どうやらかなり高水準の基礎能力値だったようだ、そのままロブ・ブラウンは他のクラスメイトも見て回ったが、大体平均して、魔力値200、生命力600、筋力100といった内容だった
そして俺の所にまでやってきた。俺は意識的に隅に移動していたから最後の順番になったのだ。
「ん?君、早く基礎能力値を表示しないか」
「すみません、基礎能力値と声に出しましたが、何も起きませんでした」
ロブ・ブラウンがなにやら考え込んで、その後何か思いついたように部下(?)に焦りながら指示を出した
「直ぐに基礎能力値鑑定士を連れて来い!」
すると大急ぎでロブ・ブラウンの元に若い女性がやってきた。金髪ショートヘアで、身長は160ないくらいかな?
「失礼します!基礎能力値鑑定士のアンナです!」
「あぁ、彼に基礎能力値鑑定魔法をかけてくれ」
「え?彼はどう見ても10歳は超えていますよ?」
「そんなことは分かっている、早くしてくれ」
「分かりました…」
彼女は俺の手を握ると鑑定魔法(?)を唱えた
「基礎能力値強制開示」
すると俺の目の前には、先程クラスメイトの前に現れていたのと同じものが現れた
するとロブ・ブラウンが俺を押しのけて俺の基礎能力値を確認する
「こ、これは…」
一体どうしたって言うんだ?
俺も自分の基礎能力値を確認した
そして、言葉を失った
読んで頂きありがとうございました。
今回の話は割と想像通りの文字数で書くことが出来ました!
何か改善点があったらアドバイスして頂けると助かります。