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王様との会話、これからの方針

この作品では「」←1人が喋ってる

「「「」」」←不特定多数が喋ってる

『』←天の声的なもの

という表現で書いてます

「私は第11代アゼー王国国王クル・フォン・アゼーだ、君たちには魔王を討伐して頂きたい。」



 クラスメイト達はざわざわと騒ぎ出す、当然だ、こんな訳の分からない所に突然呼び出された挙句、魔王を討伐して欲しいと言われたのだ。混乱するに決まってる。俺も例に漏れず混乱している、何言っているんだこの国王は


 そんな俺の気持ちを代弁するかの如く王に質問をなげかけた奴がいた


「召喚ってアンタが俺たちをここに連れてきたのか?」


 そう言ったのは柴田修斗、彼はクラスのリーダー的立ち位置に居る人気者である。


「そうだ、私が勇者召喚の儀を行い、諸君らを呼び出た」


「なぜ俺たちを召喚したんだ?魔王がどういう存在なのか分からないが、それは俺たちみたいな普通の高校生にしか対応出来ないものなのか?」


「訂正をしておこう、諸君らは普通ではない、勇者召喚の儀を経ることによって諸君らは常人を超越した基礎能力値(ステータス)を得ている、これによりこの世界最大の帝国でさえ成し遂げられなかった魔王討伐を達成することが出来る。」


 つまり、この国王は魔王を討伐するために、勇者召喚により基礎能力値(ステータス)が高くなっている俺やクラスメイトを使おうという訳か


 だがそもそもこれは召喚された者達にとってメリットが全くない、魔王を討伐する理由もない。その考えは柴田も同じだったらしく…


「話は大体掴めたが、そもそも俺たちにメリットがない。無理やり連れてこられて頼み事されても親切に応じてやる義務はない、俺たちを元いた場所に戻してもらおうか」


「諸君らを元いた世界に送り返すことは無理だ」


「なんだと?」


「正確には方法はあるが魔力が足りないのだ、諸君らは勇者召喚の儀を経て存在自体が大きくなっている、その存在を元いた世界に戻そうとしても送り出すのに必要な魔力が途方もないくらい必要なのだ」


「ふざけるな!そんな無責任な事!」


「魔王を倒せばいいのだ、奴の存在の大きさは文字通り格が違う。その心臓さえあれば魔力を充分過ぎるほど得ることが出来るだろう」


「結局そうなるのか…少し仲間と話をさせてくれないか?」


「構わんが、手短にな」


 全員が座り込んでいるが柴田が1人立ち、まるで授業でもしているかのように全員に質問を投げかける


「今の話を聞いて、どう思ったか考えを教えてくれ。挙手制で頼む」


 早速手を挙げたのは高橋浩介、彼は一言で表すなら純粋そのものだ、だからこの回答も予想出来た


「魔王を倒して帰れるならそうするしか方法はないじゃないか!僕は国王様に従って魔王討伐に協力するのがいいと思うよ」


 すると間髪入れずに次の手が挙がった、鈴木麻衣、彼女は高橋とは対照的で人を常に疑っている印象を持つ、常に物事に裏がないかと探っている感じだ。だから高橋とはこの手の話し合いの時は大抵言い合いになる。


「高橋くん、魔王を倒して帰れるなんてそんなの本当か分からないわよ?もし仮に魔王を討伐して帰れるとしても私たちに本当に魔王は倒せるの?他に方法は無いの?こんなに疑問が残ってるのに結論を出すなんて正気とは思えないわ」


 言い過ぎだ、高橋があからさまに不機嫌になり元々悪かった周囲の空気が更に悪化する


「鈴木、それくらいにしとけ、他にも意見のあるやつは居ないか?」


 その後は31人中10人ほどが意見を述べた、思ったより時間がかかったので、残りは多数決で意見をまとめた結果…


 魔王討伐に協力するという意見が過半数を占めていた、やはり右も左も分からない異世界で明確な目標があるというのは学生にとってとてもやりやすい事だからだろう。


「話し合いは終わったか?」


「待たせて悪かっ…コホン、お待たせして申し訳ございませんでした。お時間頂きありがとうございました。」


 柴田は舐められないように不敬に振る舞っていたが、これから付き合っていく国王にその態度を続ける訳にもいかず、口調を変えて丁寧にこれからの方針を王に報告していた。


 報告している内容としては、これから魔王討伐には全面的に協力する、自分たちには武の心得が無いから教えて欲しい、といった内容だった


「うむ、報告ご苦労、これからは勇者として私やこの国の為に、そして魔王討伐のために尽くしてくれ、期待しているぞ」


「有り難きお言葉」


 王は広間を出ていった、すると王が居た席の横にたっていた男が前に出てきた。45歳くらいに見える、かなりガタイが良く身長も190センチくらいあるだろうか、存在感が凄い。


「私は王国騎士団団長ロブ・ブラウンだ、以降君たちの剣術を指導するからよろしく頼む」


「「「よろしくお願いします」」」


 ほぼ全員が元気よく返事をした、体育の授業の賜物だな、こんなところで活きるなんて


「では今から全員の基礎能力値(ステータス)を確認させてもらう」








読んで頂きありがとうございました

私は1話1話を短くして投稿しようと思ってたんですけど、思ったよりストーリーが進められなくて割と長めになってしまいました

今回の話に何か改善点があったら教えて頂けると嬉しいです。


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