苦い思い出
音が鳴った。私の好きな音楽。ぱっと時計を見たら、12時だった。
「うーーーん」
頭がガンガンする。彼女のしぐさや踊りがフラッシュバックする。
私は朝なのか昼なのか分からないがコンビニでご飯を買いに行くことにした。
コンビニの方へ歩けば歩くほど胸の高鳴りが止まない。
「今日も会える。」
コンビニ着いたと思うとドアの前で立ち止まった。
「彼女。蘭がいる。」
蘭はコンビニのレジをしていた。
夢の中に来るのどうして?と疑問を彼女に尋ねようと私は勢いで行動してしまった。少し軽く手を彼女に振った。
「隣のレジへどうぞ」
と忙しそうにお客さんのレジをする。それも素敵な笑顔で、
「なんで、どうして」
と言葉に出てしまった。名札がキラリと光り、蘭という字が書いてある。
泣きそうになった私を見て蘭は本当に困った様子だった。
私はしばらく嗚咽を垂らすかどうかのところで
「どうしましたか?」
蘭は私に尋ねた。
私は何も言えなかった。涙が出そうになったので、駆け出すように店内から出ていた。
「彼女は何も知らない。私だけの夢。」それを言い聞かせると同時に
「なんで」
と思う気持ちがあふれて止まらなった。しかし何としても友達になりたかった。蘭と話してみたい。夢の中で会った不思議な人。多分彼女の夢と私の夢で繋がってると思う。あの夢は本当だと思う。友達になったらあの時のように話してくれると思う。そんな自分がきもいと思って少し笑った。