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コード・ゼロ  作者: 黒雪
8/22

ナイト・メア

 ・・・(沈黙)


 雪那はファミレスを出た後、バイオリンと、武装の入ったケースを持ち、自身の家に一旦帰る事にした。

 「雪那、おはよう」

 丁度紫苑と別れ、荷物を持ち直したところで、ミカヅキが姿を見せた。

 「あれ・・・ミカヅキ、奇遇ですね、こんなところで会うなんて」

 雪那は何気ない笑顔を向ける。

 「え、ええ・・・そうね」

 対してミカヅキは、歯切れの悪い返しをして、その後そそくさと雪那の横へ寄り、顔を近づけた。

 「で・・・さっきの人、だ、誰・・・?」

 小声でミカヅキが雪那に耳打ちする。

 「さっきの人・・・?」

 雪那は一瞬キョトンとした顔をしたが、すぐに理解したようにポンと手を叩く軽いジェスチャー付きで、頷いた。

 「霧ヶ峰 紫苑先輩ですね。私達と同じく攻魔科の、二年生の方だそうで・・・」

 「はあ、先輩ね・・・。

 ・・・って、いやいやいや、問題なのはそっちじゃなくて!」

 自然とミカヅキの語尾が強まる。

 「何で雪那がその人と一緒にいるの!?確かに雪那が声かけられるのなんて珍しく無いけど・・・いっつも流してたじゃない!」

 「え、ええと・・・そう言うと、先輩に少し、失礼な気が・・・」

 ミカヅキが雪那に詰め寄る。雪那は気圧され気味に小さく後ずさりして苦笑を浮かべる。

 「その、色々と事情がありまして・・・まあ、少し強引に押し通された感じでは、ありますけど・・・」

 「大丈夫なの、それ・・・」

 「えっと、はい。先輩も他意があったわけでは無さそうでしたし、そうですね順を追って話しますと」

 歩きながらミカヅキに故を説明する。熱が冷めたミカヅキは目を細めながら雪那の話しを聞いている。

 雪那が住んでいる家に着くころには大方説明し終えていた。

 「ふぅん・・・まあつまり、戦ってるところを見られてしょげてる雪那を励まそうとしてって事?何かその人、器用なのか不器用なのか分からないわね」

 「ミカヅキ。先輩ですよ」

 「あ、そうね。

 ・・・しかしそう・・・雪那の方にも悪魔が出たのね」

 「も、と言いますと・・・?」

 それまで穏やかだった雪那の眼が一変、強いものに変わる。

 「今朝、私と桜花の二人で近郊周りに悪魔狩りに出てみたんだけど、想像以上に悪魔が活性化していて、粗方片付けたけど戻ってみたら街にも数体悪魔が入ってたみたいだったわ」

 「ほぼ同タイミングで、バラバラに悪魔が数体侵入・・・」

 「流石に奇妙よね」

 暫く二人は沈黙する。

 「そういえば、桜花は?」

 「神社に戻ったわ。朝の日課がどうのこうので」

 「そうですか。巫女、ですもんね・・・」

 話が弾まず、二人は同時に溜め息をつく。

 「とりあえず、隊長さんに連絡しておいた方が良いかもね」

 「ええ・・・また、本格的に動かなければならないかもしれませんし」


 所変わって、否のカフェテリア。

 「つまりはそーいう事があってだな」

 「へぇ。紫苑にしては上手く行ったじゃないか」

 「だからちげぇよ・・・」

 紫苑と剱はテーブルで向かい合って座り、紅茶片手に話していた。

 「しかしまあ・・・コードセブンの副隊長、伊達に「白雪姫」とは呼ばれていないって事かな」

 「え、副隊長なのかあの娘」

 剱は抑揚のない声で感想を言う。

 「まあ、名目上だとは思うけど。これまでのコードセブンの活動データを少し漁ってみたんだよ」

 「はあ。良くやるよお前・・・」

 呆れ気味ながらも、紫苑は一応賞賛する。

 「けど、実名なんて情報として残っていないし、否さんはよく実名を知っていたものだと、感心させられたね」

 「ふふ、偶々、ですよ」

 いつの間にか横に来ていた否が、崩れない笑顔で紅茶の入ったポットを持ってくる。

 「私も昔、コードに関わった事があるので」

 そう言いながら、否は紫苑と剱のカップに紅茶を注ぎ、紫苑の横に座る。

 「しかしまあ、剱の話もそこそこ重要じゃね?俺が雪那と会った時にも悪魔が出てたわけだし」

 「ええ・・・ここ最近、悪魔の発生報告は増えるばかりですし、不幸中の幸いと言いますか、今は目立った被害はありませんけど・・・」

 そう言う否の顔は、流石に笑っていない。

 だが紫苑と剱に関しては、二人顔を見合わせて悪意すら感じさせる笑みを浮かべている。

 当然、否はそれに気づき、不思議そうに二人を見る。

 「あの、二人共・・・?」

 「そろそろ、きな臭くなってきたってことか」

 「ああ。久しぶりに、大事が起こりそうだね」

 「メア呼んどくか」

 「や、メアは基本夜行性だから、休日は昼間あまり出歩かなかったんじゃないか」

 どうやら二人に「警戒」だの、「畏怖」だのと言った言葉は無いらしい。むしろこの状況を楽しんでいる様に見える。

 そんな二人を見て、否は苦笑をこぼす。

 「お二人共、前は働くのが面倒くさい、とか言っていませんでしたか?」

 「確かに雑魚の掃討なんて作業はめんどいさ。だがしかし」

 「もしこれが侵蝕区域、もしくは・・・人為的なものなら」

 「「面白いことになりそうじゃないか!」」

 二人の声が揃う。こういう時の方が二人は活き活きとしている。

 そんな二人の姿を見て、否は小さく溜め息を吐いて、肩をすくめた。

 「ふふ、相変わらずですね・・・微力ながら、私も最大限支援しましょう」

 「とりあえず、夜も辺りを散策してみようか」

 「おーけーおーけー」

 剱がそう言うのと同時に二人は立ち上がって拳を合わせる。

 「まあ、偶然の可能性もあるけど」

 「最後に台無しだな!?」


 魔人街は昼夜問わず人気に溢れている。

 街を照らす明かりが街灯とネオンの装飾に変わっただけだ。

 そんな魔人街の夜を、メアは自分の部屋からぼうっと眺めていた。

 いつもの無邪気さはなく、ただ静かに、何の物音もなく。

 「・・・」

 しばらくそうしていた後、メアはシャワールームへ移動する。

 シャワーを浴びている時も、メアは表情一つ変えない。

 洗い終えた後、能力を使って身体に付いた水滴を払う。メアからすれば造作もない、日常的に行う事だ。

 髪だけタオルで拭きながら、そのままベッドに仰向けにダイブする。

 平日はまだいい。高校は思っていたほど悪くはなかったし、紫苑とも会える。

 だが休日は、メアにとってはひどく退屈だった。

 あまり陽の光を長く浴びたくないというのもあって、昼間はほとんど出歩かない。

 夜には外へ出て意味無くぶらついたりはする。だがそれも、メアの孤独感を埋めるものにはならない。

 暫くベッドに寝転がった後、外着を手に取る。

 淡々と身形を整え、玄関のドアを開けた。

 「あ・・・」

 目の前に、金色の眼を持つ鴉が留まっていた。

 メアは少し驚いたように目を見開いて、そして微笑した。

 「・・・ありがと、ナイト。いこっか」

 メアがナイトと呼ぶ鴉は陽と鳴きした後、街灯に飛び移った。

 メアはそれを追う。

 「ん・・・、夜風が気持ちいいね、ナイト」

 夜の闇に紛れている所為か、メアの周りをナイトが飛んでいても周りに違和感を覚えているような人はいない。

 ただし、メアとすれ違う人の中には、すれ違い際に横目でメアを見ている人もちらほらといる。

 独り言を言っていることが気になっている訳ではなく、ただ純粋に、メア本人に興味を惹かれているのだろう。

 実年齢からすれば若干幼くも見えるが可憐な容姿の少女が、一人魔人街の夜を歩いているのだ、珍しがる又は気になるのも当然かもしれない。

 「ん・・・これからどうしようか。否・・・は流石に閉めてるだろうし紫苑なら起きてるだろうけど、迷惑かな。・・・剱は・・・止めとこ」

 約一名に対して扱いが違っているが、街灯の下に設置されているベンチに腰掛けて、溜め息を吐く。

 その時。街灯に留まっていたナイトが、ピクリと頭を動かした。

 「ナイト?どうしたの」

 メアもナイトの様子の変化に気付く。

 ナイトはちらっとメアの方を向いた後、急に飛び立った。

 「ナイト!?待ってよ!」

 いきなりの出来事に慌ててメアはナイトを追う。

 自分に向けられたねっとりと絡みつくような、視線にも気付かずに。

 ナイトは灯りの少ない細道へ入っていく。

 「何かあるの・・・?」

 メアもそこに入る。

 「うう、体力はあまり自信がないんだけど・・・」

 息を弾ませながら、暗い夜道を走る。

 ようやくナイトに近付けそう、というところで、何かに道を阻まれた。

 「ねぇねぇお嬢ちゃん。ちょっと俺らに付き合ってくれない?」

 見た目的に紫苑達より一、二歳年上らしき男が数人。どこからどう見ても一目で分かる、ナンパだ。

 ベタ過ぎるのは放っておいて、夜の街では日常茶飯事だ。

 能力者が集まり、人が集まればその分こういう輩も増える訳で。

 「ごめんなさい、今用事が・・・」

 (て、聞くわけないか)

 男達の眼を見れば、大体解った。全員「餓えた」目をしている。明らかに、正常じゃない。

 じりじりと男達は距離を詰めてくる。

 前と後ろ、退路を断つ様にメアの周りを囲っている。

 「面倒だなぁ・・・」

 ぼそっと呟く。

 「邪魔だから、退いてくれない?」

 鋭い目つきで男を睨む。

 「くく、強気なのは悪くない。おい、久しぶりの上玉だ、逃がすなよ」

 男が本性をむき出しで笑う。そしてそれを合図の様に、他の男達がメアに手を伸ばす。

 「うざい」

 苛立ちを感じながら、メアがそう吐き捨てる。

 一番近くにいた男を避け、鳩尾に拳を叩きこむ。同時進行で姿勢を低くし、足払いで周りの男を転倒させる。追撃の様に男達の脳天を蹴り飛ばす。

 「紫苑程じゃなくても、このくらいならやれそうかな」

 「やるねぇ?じゃ、少々手荒にしてもいいな」

 残っている男達が構える。

 (能力、か)

 ためらいがない辺り、常習犯か。やれやれ、とメアは溜め息をつく。

 「余裕だなぁ?」

 その瞬間、前にいた方の男がメアの前まで肉薄する。

 (加速!?)

 反射的に、手を振るう。追撃に蹴りを入れようとした時、後ろから強い衝撃に襲われる。

 レンガ塊が背中に直撃する。

 「がっ・・・!?」

 それによろめいたメアの首を、男が掴む。

 「う・・・」

 「よく粘ったなぁ。これは楽しめそうだっ!」

 そのままメアは地面に叩きつけられる。

 欲望にまみれた眼でメアを見る。

 「はは・・・私も、人のこと言えないか・・・」

 「あ?これでもまだ余裕ぶるのか?なら、その余裕消してやろうか!」

 男の片手がメアに伸び、メアの身体に触れた。

 が。

 「なっ!?」

 その瞬間、メアの身体が、黒い粒子となって消える。

 「ほんと剱の事言えないなー私も。あ、どう?私の「幻影」と戯れてた感想は」

 「本体」のメアは男の横の街灯に座って嫌味気に笑っている。

 「なー・・・」

 「レンガ塊が飛んできた時はとばっちり喰らうかなって思ったけど、やっぱり街灯の上は鑑賞しやすくていいねー」

 「この餓鬼・・・!」

 男が激昂した眼でメアを睨む。

 一方のメアは白けた眼で男達を一瞥する。

 「まだやるの?懲りないね。だけど」

 メアの眼光が紅く光り始める。

 「これ以上、もたついてられないんだよねぇ」

 「なんっ・・・」

 その時。

 男達のいた街道に衝撃波が巻き起こり、男達はもれなく吹き飛んだ。

 「っ!?」

 メアは衝撃波の方を向く。

 そこに立っていたのは、一人の青年だ。

 剱よりも黒い髪、そして黒い服装。しかしその眼だけは「金色」の光を灯している。

 「ナイト・・・」

 『少しは自重しろメア』

 暗い声が、闇の中で響く。

 『お前のそれは危険過ぎる。あの程度の人間なら壊れるぞ』

 「ナイトも吹き飛ばしたじゃん・・・」

 『精神的に壊れるより肉体的に壊れた方がましだ。その方が治りやすい。それに手加減もしている』

 「あそ・・・」

 そう言いながら、メアはナイトの前に下りる。

 「でもナイトが人化するなんて珍しいね。魔力は大丈夫?」

 『さっきの連中から喰った。まあ消費が激しいのは変わらないが』

 「それじゃ、何で急に動き出したのか教えてよ。びっくりしたじゃん」

 自然と、メアの口調が明るくなってきた。

 『行けば分かる。恐らく、設置し終えているだろうが』

 「・・・?」

 ナイトは言い終えると、人の形が崩れていく。そして鴉の形になった。

 「えー、戻っちゃうの?」

 『・・・こっちの方が燃費がいい。話位は付き合ってやる』

 怠そうにナイトが言う。そして再び移動し始めた。

 今度はゆっくりと、メアも歩き出した。

 

 ナイトが留まったのは、空き家が他より比較的多い街の隅の場所、その空き家の一つだ。

 『ここなら人も寄らない。・・・ふん、小細工を』

 「ナイト?どういう事?」

 ナイトは体を再び人型に変える。

 『入るぞ。一応警戒しておけ』

 「・・・分かった」

 音を消して、扉を開く。

 「・・・?」

 扉を開けてすぐ、微かに奥から声が聞える。

 「・・・だ・・・ない・・・な」

 「これ・・・ふ・・・いね」

 声を聞く限り二人。どこか聞き覚えのある声だった。

 だが一応構えをとって、奥に続く扉を開ける。

 と同時に。無数の槍が真っ直ぐ飛んできた。

 すかさずナイトが手をかざす。その手から黒い羽が巻き上がり、高速の刃となって槍を相殺していく。

 「ん?あ、トラップが作動したのか」

 「え、お前何時の前に・・・ていうかえげつない罠だなおい」

 扉の向こうにいたのは、よく見知った二人の少年。

 紫苑と剱だった。

 「紫苑・・・!?と、剱も・・・」

 「おー、メアだったか」

 「気配がしたから誰かと思えば」

 二人は空き家の一室で、何かの方を向いて話し合っていた。

 「どうして二人が」

 「それはこっちのセリフなんだけど・・・そうか、ナイトが感知したわけか」

 『ああ』

 ナイトは短く返した。

 メアは紫苑と剱の視線にあったものを見る。

 そこそこの大きさを持つ、トーチカの様な装置。

 「何、それ」

 「ん・・・感応装置、と言えばいいのかな」

 「すっごく簡単に言えば悪魔を引き寄せる装置だ。普通は悪魔狩りに使うんだけどな」

 「悪魔をおびき寄せる装置って事?ああ、それで・・・」

 メアはナイトの方を見て、何かに納得したように頷いた。

 「無力化したのはこれで四個目。反応はこれで最後だったっけ?」

 剱は手首に着けた小型の端末機器を使いながら、紫苑の方を向く。

 「おう。とりあえずこれが原因なら暫く街に悪魔は来ねぇかな?」

 「どうだろうね」

 剱が画面をクリックするのとほぼ同時にトーチカから光が消える。

 光源が無くなり、廃墟の中は暗闇に覆われた。壊れた窓から月明りが入り込んで、微かに四人を照らす。

 「しかしまあ、これのおかげで、何者かがこの街に悪魔を仕掛けようとしているという事は分かったね」

 「何の目的か・・・は今は分かった事じゃないが」

 「能力者・・・この街の害悪分子は排除しないと、だね?」

 「・・・そうだな、とりあえず・・・」

 剱は停止したトーチカをちらっと見て、少し思案顔になって

 「明後日、否さんの所に集合しよう。もう少し情報を集めてみるよ」

 「「ん、了解」」

 特に違和感を持たずに二人は頷いた。

 『・・・』

 「よっし、それじゃあ俺は帰るとするか。そろそろ眠くなってきたしなー」

 そう言って欠伸をしながら廃墟を出ようとする紫苑の腕を掴んだ。

 「何言ってんのさ。夜はこれからだよ?」

 怖いほどに無垢な笑みだ。

 「チョ、ドウシタンデスカメアサン」

 「帰ったって暇なんだもん、ちょっとくらい付き合ってよ」

 「ゑぇ・・・」

 ぐいぐいとメアに引っ張られていく親友(?)の姿を傍観している剱に、ナイトが声をかけた。

 『なぁ、剱』

 「なんだい?ナイトが俺に話しかけてくるのは珍しいな」

 『お前、何故明日と言わなかった?お前程のスキルがあれば明後日である必要は無いはずだ』

 剱は表情を変えずにナイトの方を向いた。

 ナイトは傾いた柱にもたれている。

 「ま、理由は色々と。正直、引っかかる点が幾つかあってねぇ。それを解消しておきたいんだ」

 『・・・』

 「ああ、それと俺達がトーチカを無力化したからと言って仕掛けた連中が明日いきなりアクションを起こすとは考え難い。それと「明後日」の理由としては・・・平日だから、かな」

 『・・・ふん』

 「ま・・・あくまで俺達は裏方だ。あまり出しゃばった真似はしたくないんでね」

 『確かにな。・・・ま、俺の杞憂か』

 ナイトは体勢を戻すと、メアの後を追う。

 剱もそれを追った。

 (おそらく、今回の事件が大きくなればコードセブンが出てくる)

 現在極東にある魔人街は合計七つ。第一から第七区まで存在し、その区画ごとに一部隊、コードが監視者として住んでいる。

 (ここ第七区にいるのがコードセブンだとしたら、この事件はコードセブンも察し始めているだろう)

 剱は一人、溜め息をついた。

 (さて、年も近そうだし協力できるような友好的ならいいんだが・・・)

 そして、何時になく自分が固い表情をしていることに気づいて、自分の頬を軽く叩いた。

 (いけないいけない・・・俺らしくないな)

 そして、剱は笑う。

 (まあ七の連中が邪魔になれば、俺が始末すればいい。紫苑は白雪姫と会って、メアは同級生、か。

 ・・・ま、あの二人なら大丈夫かな)

 そうして四人は暗い廃墟群を去った。

 ようやく・・・地獄の一か月半が終わりました・・・お久しぶりです、黒雪です。

 なんだか、デジャヴ・・・ですがようやくまともに小説活動が出来そうになってきたのでちょっと、この一週間はこの開けていた期間を埋めるべく頑張ります・・・

 最後まで見て頂き、ありがとうございました。

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