少女と能力
この世界には特別な能力を持つ者がいる。
この世界には能力を持たない者もいる。
そしてこれらは災厄もたらす。
これはその災厄に立ち向かう少年少女の物語···
俺の名前は聖邪、聖なる聖に邪神の邪と書いて「せいや」と読む
そして俺の能力は|剣術無重力«ブレイドグラビティゼロ»と
|能力無効«ギルティアウト»。
剣術無重力の力は剣の力を解き放ち重力に抗う能力だ。
そしてここは人口の7割以上が学生の学園都市スターデン
このスターデンには能力学校がある。
そして俺は明日からこの能力学校に転校することになった。
転校の手続きを前日に済まして能力テストを受けた。
この能力学校は完全実力主義の学校だ。
俺の能力は厄災獣相手にしか意味ない完全戦闘型能力だ。
つまり戦闘テスト以外はほぼ皆無なのだ。
しかし戦闘能力が人よりも桁違いに高かったからクラスはAクラスだった。
クラスはABCDに分けられていてAが一番いいクラスだ
テストも無事に終えて帰宅する前に学校の中を見ておこうと思い中庭に
出た時だった。
「そこのあなた部外者は立ち入り禁止です!」
声のした方向を向いて見ると、俺の方に剣の先を向けている少女がいた。
「俺部外者じゃねーよ!明日からここの生徒になるためにテストを受けに来ただけだよ。」
「嘘です。絶対に嘘です!こんな時期に転校生が来るわけないです!」
そして少女は剣を構えて
「問答無用覚悟してください!!」
そう言って剣を降り下ろして来た。
「くっ、危ねーな!おいおい勘弁してくれ。女の子相手に能力使いたく無いんだけど?」
「知りません!死にたく無いならさっさと出て行ってください。」
いっこうに剣を振り回すのをやめようとしない
「ちっ、もいいや痛くても泣くなよ!」
「私はそんなことで泣きません!」
「上等だ!いくぞ、能力解放!」
能力解放した俺の腰の辺りに日本刀が現れた