第Ⅱ章 登場人物紹介
片桐姫奈
美しい黒髪を留めるオレンジ色のリボンと白い肌、左手に巻かれた包帯が特徴的な冬峰学園の生徒。柑橘類を思わせる香しい香りを放つ美少女。
厨二病的な発言の多い夢みる痛い少女だが、昔巻き込まれた『南総クーデター事件』により左手首を失い、心に大きなトラウマを抱えている。そのため人と関わることがあまり得意ではなく、特に男性と相対すると委縮してしまい言葉を発せなくなってしまう。
なぜか榛葉とは普通に喋ることが出来、彼と過ごす中で少しずつ昔のトラウマが解消されつつあるようだ。
極度の廃人ゲーマーで、ネット界隈では『宵の支配者』等と呼ばれて畏敬の念を集めている。プレーヤーネームは『夕闇梟』。
秋宮雅
燃えるような赤い髪をポニーテールに結わえ顔には若干のそばかすが見られるが、整った顔立ちから美人であることが窺える。
気が強くさっぱりとした姉御肌で、面倒見がいい性格。
曲がったことを嫌う性格で、冬峰学園における風紀委員達の圧政に対しても人一倍強い反発を見せる。
花火職人の父親を持ち、自らも花火の製作を行っている。そのため常に火薬の煙の臭いが服に染みついていたり、服のいたるところに花火を隠し持っていたりする。
片桐とは小学校以来の幼馴染で大親友。
滝沢玲香
榛葉達の所属する二年四組の担任教師。
美しい黒髪を持つクールビューティーな女性。
若いわりに教師としての腕はあるため、先輩教師陣からも一目置かれている。
生徒との距離が近く、また若干のS気質であることも有名。
渥美恭子
四角い黒縁眼鏡をかけた厳格そうな女子生徒。
風紀委員会に所属している。
その容赦のない性格から学園内では恐れている者も多く、また時折ヒステリーを起こし狂気を振りまく。熱狂的な委員長のファンで、彼に心酔している。
超能力者であり、能力は『読心能力』。相手の思考を読むことが出来る。この能力を利用し、多くの生徒達の心を操ってきた。
秋宮とは何度も衝突しており、犬猿の仲。
館林欧堰
剣山のようにツンツンとした茶髪と両耳のシンプルなピアスが特徴的な不良のような男子生徒。
以外にも野球部に所属しており、その実力はプロのスカウトも注目するほど。
風紀委員会に所属している。
喧嘩っ早く相手を軽視する言動が多く見られる。だが風紀委員会内の制圧能力に関して言えば3番手の実力の持ち主。風紀委員の中では最も熱心に処罰活動を繰り返しており、かなり恐れられている。
委員長に憧れて風紀委員会に入るほど彼に心酔している。
超能力者で、能力は『予見能力』。相手の動きを先読みし、金属バットを用いて最善手で制圧する。相手の回避を許さず、自らは相手の攻撃を喰らわない。ヒット&アウェイな戦闘スタイルを好む。
ラティーシャ・アルマンド
絹のように美しい金髪と深い森を思わせるエバーグリーンの瞳を持つ、まるでお姫様のように上品で高貴な女子生徒。
少したどたどしい日本語と可愛らしい挙動から、転校して間もなく学園内で爆発的な人気を誇る。
ちょっとしたきっかけから、榛葉達と交流を持つようになった。
執筆の都合上、次話の投稿は少し先になります。
申し訳ありません!