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第21話

「へぇ〜。じゃぁ正史くんて遥ちゃんの彼氏なんだぁ。」

香澄と遥は優華を連れて理事長室を探しているところだった。

優華は高波雄輔に用事があるらしく理事長室に行きたいらしいのだが、香澄も遥も理事長室の場所を知らないので今は学園案内をしながら理事長室を探しているところだった。

「そぉなんですよ。始めは風牙くんを狙ってたんだけど香澄がねぇ。」

そう言って香澄の方を意味ありげな目で見る。

「え!?香澄ちゃんて風牙くんと付き合ってんの??」

優華は目を輝かせながら香澄に迫る。

「えっ……と、幼馴染みって言うか……恋人って言うか……。」

「って事は恋人だねっ!!」

優華が照れる香澄をほったらかしにして結論付ける。

「そ、そぉ言う優華さんはどうなんですかっ!?」

香澄は焦りながら優華に話題を振る。

「あ、それ私も気になるなぁ。優華さんキレイだからなぁ。」

「私は今までで1人しか付き合った事ないんだよ。」

優華は誇らしげに言う。

「「うっそぉ!?」」

2人が声を揃える。

「ちなみに今も続いてるのかな??10年目。」

「ホントですかぁ??でもすっごく一途そうです。」

「ってかどんな人なんですか??」

香澄も遥も目が輝いている。

「漣亮って知ってる??」

「漣亮……それって……!!」

「『黒き征裁』の名前じゃぁ……。」

2人が顔を見合わせる。

「そ、私の彼氏♪♪」

優華が見るだけで死んでもいいと思える様な笑顔を見せる。

「え…でも……。」

香澄が声を濁す。

「死んでるって??大丈夫よ。約束したもん。」

そう言って優華は10年前の事について話し始めた。

「すごい……いいなぁ。」

「憧れる……。」

優華が話し終えた時、香澄と遥はより一層目を輝かせていた。

「すっごいロマンチックですね!!」

「めちゃくちゃ理想のカップルです!!!」

一気にテンションが上がって喋りまくる香澄と遥。

「さすがだよねぇ。優華さんみたいにキレイだったらそんな恋愛できるのかなぁ。私もキレイになりたいなぁ。」

「香澄……あんたがそれ言うと皮肉になっちゃうよ。香澄だってカッコいい彼氏と幼馴染み恋愛してるじゃん。」

幼馴染み恋愛と言う言葉を遥が勝手に作った所で優華が声をかける。

「理事長室あったよ。」

見事な肩透かしだった。

優華が2人を促して理事長室に足を踏み入れた。

「こんちわ〜。高波さ〜ん。いますかぁ??」

優華の言葉に奥にいた雄輔が顔を出す。

「おぅ。雁原か、久しぶりだな。」

「だって高波さん本部に顔出してくれないじゃん。」

「俺も忙しいんだよ。」

優華は勝手に椅子を三つ引っ張り出して来て香澄と遥を座らせて、自分も座る。

「で、何の用だ??」

「亮・・・見付かった??」

優華は真剣な顔で聞いた。

優華が真剣になったので、香澄と遥は無駄に緊張してしまった。

「いや・・・見付かってないな。」

「そっかぁ。やっぱり自分で探すしかないかぁ。」

優華はため息をついた。

「自分で・・・か。じゃぁあの噂は本当なんだな??」

「うん。平和維持軍辞めて自分で探す事にする。」

優華の言葉に香澄と遥が顔を見合わせる。

「そうか。だから最後に講師か??」

「うん。一応講師も経験しときたかったからね。」

優華はそう言って微笑んだ。

「さすがにそろそろ会いたいなって。」

そう言った優華の目はどこか悲しそうだった。


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