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第16話

それぞれがそれぞれの努力をし、すでに半年がたった。

黒征学園では1年の半から実際に現場で体験する授業が入って来る。

今日は現場に出れるか出れないかを試すシュミレート試験の日だ。

この日までに情報収集クラスでは通信機の自作を演習に取り入れ、成績上位者は最新型の通信機を作れる様にまでなっていた。

一方暗殺者クラスは特に変わった授業もなくただ戦闘訓練などを積んだだけだった。

「ではこれよりシュミレート試験を始める。」

て言う斎藤のいつもの適当な説明の後、試験が始まった。

「では第1組目、中島晴樹、東雄平。」

この半年間トップに居座り続けた2人は余裕の表情でシュミレート試験に挑んだ。



それから30分後に2人は戻ってきた。

「中島晴樹、東雄平合格。各自部屋に戻り連絡を待ちなさい。」

晴樹と雄平は木村の声に従いシュミレーション室を出ていった。

それから3組後に正史と遥が呼ばれ、45分後に戻ってきた。

「忠岡正史、山中遥合格。各自部屋に。」

そう言われた2人は部屋を出ていく前に風牙と香澄によって来た。

「お前らも受かって皆で合格祝いのパーティーしようぜ。」

「私でいけたんだから香澄も大丈夫よ。」

それだけ言って2人は出ていった。

「緊張するか??」

風牙が緊張気味の香澄に話し掛ける。

「ちょっと……ね。最新型の通信機も作ったし準備は万端だけど。」

「じゃぁ大丈夫さ。この中で一番付き合いが長いペアだぜ??個人の実力もトップクラス。落ちる理由が見当たらねぇよ。」

「うん。……ありがと。」

香澄は安心した表情を見せ、風牙に笑いかけた。

「次、東武風牙、柊香澄。」

木村の声が響く。

「じゃぁ行きますか??」

「うん。絶対合格して帰ろぉね。」

そう言い合い2人はシュミレート開始の号令を聞いた。


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