出会い
気がつくとそこは川があった。
「ここは.......どこだ?」
目の前には川、そして薄暗い。
「そうか.......俺は死んだのか.....。なんで死んだっんだっけ?」
.............。
まぁ、いいか。とりあえず前にすすもう。
俺が一歩踏み出そうとしたその時、後ろから声が聞こえた。
「も…。…さき。」
何だ?まぁ、確かめにいくか。
そして、俺はゆっくりと声のするほうへ歩いていった。
「森…き。」
何だ?森と木がどうしたんだ?
「起き…。もりさ…。」
だんだんとその声はよく聞こえてくる。
「起きませんね…。先生、一発殴れば起きるんじゃないですか?しかも、本気で。」
「よしっ!そうだな遠藤、そうしよう!行くぞっ!ぬぉらぁぁぁぁ!死ねぇぇぇぇ、森崎ぃぃぃぃ!」
「何でだぁぁぁぁぁぁぁ!」
俺は殴られる間一髪の所で目を覚ました。
拳が寸前で止まった。
「「チッ!」」
なぜ今舌打ちされたのだろうか?
「よっ!森崎。」
「具合はどうだ、森崎。」
そこには、遠藤と俺を殺しかけた鉄拳先生がいた。
というよりか、今さっき二人とも俺を殺そうとしたよな。死ねっていってたもんな。
「何の事かな?森崎。」
分からないのかな?全くつくづくダメな先生だ。
「森崎、死にたいならそういえばいいんだぞ。先生はいつだって森崎の味方だからな。」
パキ、ポキ、パキ。
なんか、すごいやばい音がしている。
仕方ないこういう時はプライドを捨てて、
ジャンピング土下座ぁぁぁぁぁ!
はっはっはっは、これこそ神の技。
「じゃ、俺は学校にいくからな。」
なぜかあの鉄拳先生はいなく、遠藤は病室をでていた。
「ふざけんなぁぁぁぁぁ!」
ちなみに、ここは病院で。
いろんな人に説教をくらったのは言うまでもない。
キーンコーンカーンコーン。
近くで鐘がなっていた。
ここの病院は俺の通っている学校に近い。
ちなみに、俺はさすがに一日安静という事で、入院しているらしい。
この時間となるともう授業は終了したのかな?
まぁ、いいか。
.............。
ていうか、病室ひまっ!超暇!
仕方ない寝るか。昼寝はあんまりした事ないから寝れないと思うけどまぁ、暇だし、いいか。
俺が寝ようとした瞬間、ドアが開いた。
そっ、そこには…
「さ...........え、ちゃん?」
なぜかそこには桜 紗江がいた。
彼女は無言で頷いた。
「どっど、ど、どうしてここに?」
「その..............お、お見舞い。」
どっかぁぁぁぁぁん!
頭の中で何かが大爆発を起こした。
さ、さ、ささささえちゃ、ちゃんが、お、お見舞いにっ!
待て!待つんだ俺!
こんな夢みたいな事があるわけがない、そう、これは夢なんだ、そう、夢なんだ。
早く夢からさめないと。
どうすればさめるのだろうか。
そうか!
ゴンッ!ゴンッ!ゴンッ!ゴンッ!ゴンッ!
壁に頭をぶつければきっとさめる。
「ちょっとどうしたの?だ、大丈夫?」
夢でも紗江ちゃんはやさしいなぁ。
むしろ起きないで今の俺。
ちなみに、今は頭から血が落ちている状況だが、なんの問題もない。
さあ話を続けよう。
「今日はなんできたの?」
「その.........お見舞いとお礼を。」
「ありがとう。.....お礼って俺なんかしたっけ?」
「その......屋上で助けてくれたから…そのお礼を。」
「屋上で助けた?俺がいつ?」
「その.......昨日。」
昨日?昨日といえば女の子を助けようとしてでてったらボッコボコにされて、最後に鉄拳くらって死にそうになった昨日なのかな…。
まさか、あの女の子が紗江ちゃん?
いやいやいや、とりあえず確認をしよう。
「その…昨日屋上にいた女の子って君?」
「...................うん。」
「本当?」
「うん。」
......................。
はぁぁぁぁぁうぉぉぉぉあぁぁぁぁ!
という事はあのかっこいいこと言って、不良にボッコボコやられたシーンをみられてるーーーーー!しかも好きな人にぃぃぃぃ!
ヤバイ!超恥ずかしい。今すぐ死んでしまいたい。
「その……あの時は助けてくれてありがとう。」
気づいたら彼女がこちらまできていた。
「だから........これ、お礼。」
彼女は俺の腕を掴んで俺の手のひらに小さなかわいい袋を渡した。
「あの、本当にありがとうっ!」
彼女はそういって走って病室をでて行った。
俺は何も考えず布団に潜った。
というよりか何も考えたくなかった。
俺はこの日寝れない夜をすごした。
なんか、ほとんどラブコメになってきている。作者はけっこうバトルものが好きなんですが…。すいません。作者はまだ初心者なので、だけど今回連休なので頑張ってたくさんかいています。出来れば作者を許してください。気分屋なので。連休終わっても頑張って書くつもりですので、よろしくお願いします。