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スキル《家転移》で元傭兵の俺は静かに笑う。  作者: 山田 ソラ


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第97話 辺境の街

 リオンが守衛に街の名前を聞き、辺境の街『ニスア』と判った。

 通行料を払い、小さくも活気のある通りを歩きながら、街の様子を観察する。


 宿屋に入り、荷物を下ろし赤ん坊を抱えた後、リオンは街の情報を探るため、街を散策する。


 市場や広場、兵士の詰め所に目を配ると、噂話や兵士の会話が耳に入った。


「北の山岳で狼族の山賊が出たらしいぞ」


「ニスアの兵も警戒態勢が厳しい……」


 リオンは眉をひそめる。

 北の山に狼族……まさに、赤ん坊ミラの家族とも関わりがあるかもしれない。

 

 兵士たちの緊張感からも、事態が深刻であることが伝わってきた。

 街の人々も、普段より警戒した表情で通りを歩いている。

 

 リオンは赤ん坊を背に、深く息をつきながら心の中で決める。


「……無用な戦いは避けたい。でも、情報は集めておかないと」


 安宿で少しの休息を取りつつ、街での情報収集と今後の行動を慎重に計画するリオン。

 北側の山岳地帯には危険が潜んでいる。

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