表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
スキル《家転移》で元傭兵の俺は静かに笑う。  作者: 山田 ソラ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

92/105

第91話 背負った命

 小屋での一件を終え、リオンは赤ん坊ミラを背中の簡易バッグへそっと入れ、慎重に街道を戻っていた。

 赤ん坊の小さな体はまるで子犬のように温かく、うとうとと眠り続けている。


 道すがら、リオンは街角で数人の男たちと出くわした。

 体格のいい彼らは荒々しい表情で周囲を探しており、どうやら逃げた奴隷を追っているらしい。

 

 リオンの足は自然と止まる。


 見つかれば、ミラも含めて危険だ。


 だが男たちはリオンに一瞥をくれただけで、背負っているものには興味を示さず、そのまま通り過ぎていった。

 ただの街道沿いの旅人だと思ったのだろう。


「……助かった」


 リオンは安堵の息を漏らし、再び歩き出した。

 背中のミラは無防備に眠り、柔らかい頭を背へ押し付けてくる。


 しばらくして、安宿の明かりが視界に入った。

 人通りの多い通りに紛れながら、慎重に足を進める。


 リオンは心の中で静かに呟いた。


「まずはここで落ち着かせる。街を歩く前に、ミラが安全であることが最優先だ」


 そう決意し、赤ん坊をそっと抱き上げながら、宿の扉を静かに開いた。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ