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第75話 南へ
リオンはベルトの街で休息を取りつつ、次の行き先を考えていた。
ライストア王国の王都は内乱の気配があり、危険すぎる。
ならば南、平和そうな リトルリア王国へ向かうのが賢明だと判断した。
冒険者ギルドに向かい、受付で銅色の冒険者証を提示する。
「護衛任務、ありませんか?」
受付嬢は書類をめくり、数件の依頼を示した。
「こちらの南方面への商隊護衛が最適かと思います。安全な街道とはいえ、魔物や盗賊の報告もありますので」
リオンは淡々と頷き、猟銃とボウガンを肩にかける。
「わかりました。護衛任務を受けます。」
買い取り専門職員も興味深そうにリオンを見つめた。
「南の街道か……君なら問題なく務められるだろう」
リオンは軽く微笑み、街道図を確認した。
「リトルリア王国……安全そうだが、油断は禁物だな」
こうして、銅級冒険者リオンは、南のリトルリア王国を目指す護衛任務を正式に受けることになった。
鼻歌を口ずさみながら、次の旅路への準備を始める。




